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    木村和久のおやじゴルフニュース「ゴルフがもたらしたイノベーションの数々」

    ゴルフはそこそこそのキャリアを積んでいくと、マンネリや金欠、はたまた体の痛みなどさまざまな問題を抱えながら続けてゆくこととなります。そのとき感じているのは、ゴルフ道を極めようとガムシャラに目指していた目標を失う虚無感。ここらでひと息入れてみませんか。コラムニスト木村和久が、エンジョイゴルフの本質と核心、そしてこれからどうやってゴルフ生活を楽しんでいけばいいのかを提案し、マンガ家・かざま鋭二のイラストと共に旬なゴルフ情報をお届けします。

    配信日時:2022年1月4日 03時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    • イラスト・かざま鋭二
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    ゴルフ場にもエコバッグ持参?

    ■風呂場のビニール袋廃止ってどうなの?■

    本題にいく前に、先日某ゴルフ場にいったときのお話を少々。ラウンド終わりに風呂に入ったら、汚れた下着などを入れるビニール袋がないことに気づきました。どうしたものかと周囲を見回すと、どうやらそのコースはエコに取り組んでいるらしく、「エコバッグ持参をオススメします」と張り紙がしてありました。はは〜ん、これは小泉ポエマー環境大臣時代の遺産じゃないかとね。

    ふるさと納税でラウンドを楽しむ

    スーパーのレジ袋廃止&有料化の波は、とうとうゴルフ場の風呂場にまで波及してきました。スーパーに習うなら、せめてゴルフ場でもビニール袋を有料化にしてもらわないと。汚い下着をそのままバッグに入れるのは忍びないです。そもそも、家庭で使うビニール袋問題はさまざまな意見があり、何が正解なのか未だよく分かりません。ビニール袋が無くなればよいのか、あるいは有料配布なのか、はたまた無料配布に戻せばいいのか、それとも別な素材で配布すればいいのか? いろいろ考える時期にきています。

    現在、スーパーやコンビニのレジ袋は有料配布です。いつも手ぶらでスーパーに入るので、ビニール袋を買うしかないです。だいたい勤め先から帰ってくるおやじが、スーパーに寄るからと、エコバッグを鞄に忍ばせて歩くのもしんどいでしょ。

    そもそも、なんでビニール袋が廃止なんでしたっけ? それはCO²や有害物質排出を減らし、ウミガメなどがビニール類を食べないようにという、環境保護の観点からの政策でした。現在はプラスティックゴミ削減運動に、重きがお置かれています。それを「SDGs」が後押しをして、地球環境を守ろうが錦の御旗になっています。

    けど最近は、ビニール袋に有害物質を出さないバイオマス素材などを混ぜ、できるだけ環境に配慮しているのもあるんですけどね。そもそもゴルフ場の風呂場のビニール袋を廃止する前に、ガソリンを燃料にし、CO²を撒き散らす高級大型乗用車をなんとかしないと。そういうクルマをゴルフ場に来させないことが、地球環境に優しいと思うのですけど。

    あとウミガメが食べる話も、数量的にはごくわずかだと思います。私は歩いてすぐ海という宮城県石巻市の湊地区で生まれ、18年間暮らしました。確かに海に浮かぶビニールの類を魚やウミガメ、イルカ、クジラの類が食べる危険性があります。でも実際は、漁網の切れ端や、釣り糸なんかのほうが多いですよ。つまり沿岸部でゴミ出しに注意し、ポイ捨てをしなきゃいいのです。

    話をゴルフ場のビニール袋に戻します。実際にビニール袋の廃止は、令和3年に15コースぐらい行って3コースありました。けど最近は、半分ぐらいに増えている。これはどこかの協会あたりから、お達しがあったのかも知れません。代わりに紙素材の袋を提供するか、有料のビニール袋があったほうが個人的には嬉しいです。これぞゴルフ場が生み出した気配り、おもてなしじゃないですか。

    ■ゴルフ場はさまざまなものの先駆けだった■

    そんなわけでゴルフ場は、さまざまな問題提起の場所であり、かつ技術革新の発達を促す場でもあるのです。今回は具体的例を出しつつ、ゴルフ場がもたらした素晴らしきイノベーションの数々を紹介したいと思います。

    1)温水洗浄便座の普及
     俗にいうシャワートイレの類の便座ですが、これの普及が一番早かったのがゴルフ場です。それはお金持ちのおじいさんが多く、家にシャワートイレが装着されていたから。「家にあるものがなんでゴルフ場にないんじゃ。痔になってしまうではないか。早急にシャワートイレを装備しなさい」となったんですね。

    1990年代は、ゴルフ場のトイレに10の便座があったら、3つぐらいがシャワートイレ付きで、争奪戦になっていました。だからゴルフ場で初めてシャワートイレのよさを体感した若者が沢山います。そもそも1990年代は、自分の家にもまだシャワートイレを導入してなくて、高級ホテルやゴルフ場でシャワートイレに遭遇するのが楽しみな時代でした。そしてついでに使った庶民ゴルファーが、これは清潔で便利で気持ちいい。ぜひ家で使おうとなったんですね。ゴルフ場が世の中のスタンダードにさせたものが、沢山ありますが、これなんか典型でしょう。

    2)昼飯の配膳時間とコスパ
    ゴルフ場の昼休みはだいたい短いときでも40分ほど。その間にオーダーを取って、配膳し食後のコーヒーを飲んで、会計を済ませねばなりません。このスピーディーな一連のサービスをはるか昔からやってたんですね。ファミレスが出来る前からですよ。冷静に考えれば、とんでもない作業効率じゃないですか。しかも、そこそこの味の料理を提供し、だいたい1200〜1500円程度のお金を頂いてるようです。その料金で美味しいと思える料理を提供できる素晴らしさ。ゴルフ場がもたらしたクオリティだと思います。

    だからファミレスで食事をするときの、価値基準はすべてゴルフ場のレストランからです。オーダーして15分以内に料理が運ばれてこないと、それは遅いとなり。20分過ぎたら、「料理まだですか?」と言っちゃうかも。昔は若かったので、血気盛んで即クレームでしたが、今は大分大人になったのでもう少し待ちますけど。それにしても、ゴルフ場で食事をオーダーしたのに、午後スタートに間に合わなかったことは一度もない。凄いサービスだなとつくづく思います。

    3)ゴルフ場の緑地保全
    昔はゴルフ場がつくられると、環境破壊だとクレームが起きましたが、今はそもそも、新設ゴルフ場がほとんどないので、反対運動が起きようがありません。それよりも閉鎖されて太陽光発電所となり、ソーラーパネルだらけになったコースの悲しいこと。だったらゴルフ場にしておいた方が、緑地保全の意味では良かったのではないか、そう思えて仕方ないです。
    イラスト・かざま鋭二

    イラスト・かざま鋭二

    大都会のちょっと郊外にあるゴルフ場は、昔は周囲が田んぼや畑、雑木林だったのに、今や高層マンションが出来て、周りのマンションから覗かれる立場に。気づくと住宅地の中に巨大な緑地が取り残される結果になっています。近い将来、都市化がどんどん進めば、ゴルフ場を移転させて、そこを公園として解放させる。そうゆうことが起こりそうです。森林破壊だったゴルフ場、実は沢山の緑を残した素晴らしい保全施設だったんですね。

    4)1日潰せるコスパレジャー
    バブルの頃のゴルフ場は料金が高いイメージがしましたが、今は一部の名門コースを除いて総じてお値頃価格です。都心から離れれば平日ラウンドなどは、3980円で昼飯付きがザラに出てますから。そう考えると、大の大人が丸1日かけて遊ぶレジャーとして、リーズナブルじゃないかと思います。

    テーマパークに行ったって5000円ぐらい取られるし、しかも飲食は別。スキー&スノボだって1日リフト券が似たような価格ですか。でも食事は別だし、そもそも山奥にゲレンデがあるから、移動が大変だもの。通年楽しめる意味では、ゴルフが優位かも知れません。

    しかもゴルフは社交性、ゲーム性もあり、老化解消効果も相当期待できます。年金生活者となり、ゴルフもお小遣い的に厳しくなってきたら、スナッグゴルフという簡単転がしゴルフもどきの遊びもあります。そう考えたら、生涯レジャーとして十分楽しめるのではないか。健康維持にスポーツしろといいますが、次第に体はいうことを聞いてくれない。最後に残るのが案外ゴルフかも知れません。あとは散歩ぐらいかなあ。ゴルフが出来るという素養は、さび付かせてはいけませんぞ。

    ■ゴルフ場のおもてなしをもう一度考えてみましょうよ■

    というわけでゴルフは、いろんなものをイノベーションしてきました。ほかにゴルフが普及させたものは、電動マッサージチェア、共同浴場システム、GPSによる位置情報システムの精度向上、自動チェックインシステム、売店の福袋(特に中身を見せるシステムが画期的だった)、新素材による防寒対策ウェアの普及など、いろんな分野で発展に寄与してきました。

    風呂場のビニール袋撤廃は、今後どうなるでしょうか。画期的なのか、勇み足的なのか、しばらく様子を見るしかありません。けど家からビニール袋持っていったら、同じ事だと思うのですが。政府はどうしても、エコバッグを使わせたいみたいです。今後はエコバッグ屋が儲かる。そういう方向でよろしいでしょうかね。
    木村和久
    きむら・かずひさ/1959年生まれ、宮城県出身。世の中のトレンドを追求し、ゴルフや恋愛に関するコラムを多数執筆するほか、マンガ原作も手がける。隔週刊ゴルフ誌「ALBA」ほか、連載多数。

    かざま鋭二
    かざま・えいじ/1947年生まれ、東京都出身。多くのゴルフマンガを執筆。代表作「風の大地」(原作・坂田信弘)では小学館漫画賞を受賞。現在、エイジシュートに挑戦中。
    連載

    木村和久のおやじが気になる旬なゴルフ情報

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