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    おやじゴルフニュース「数えたらキリがない沖縄ゴルフの魅力をカヌチャGCで実感」

    ゴルフはそこそこそのキャリアを積んでいくと、マンネリや金欠、はたまた体の痛みなどさまざまな問題を抱えながら続けてゆくこととなります。そのとき感じているのは、ゴルフ道を極めようとガムシャラに目指していた目標を失う虚無感。ここらでひと息入れてみませんか。コラムニスト木村和久が、エンジョイゴルフの本質と核心、そしてこれからどうやってゴルフ生活を楽しんでいけばいいのかを提案し、マンガ家・かざま鋭二のイラストと共に旬なゴルフ情報をお届けします。

    配信日時:2022年2月15日 03時00分

    • ゴルフライフ
    イラスト・かざま鋭二 カヌチャリゾートではコースに宿泊棟が隣接。部屋に滞在している彼女?がギャラリーに、なんてことも
    イラスト・かざま鋭二 カヌチャリゾートではコースに宿泊棟が隣接。部屋に滞在している彼女?がギャラリーに、なんてことも
    • 取材はオミクロン株が勢いを増す以前の12月初旬に行った。沖縄では12月でも半袖で心地よくプレーができる(写真はカヌチャGC)
    • カヌチャGCでリゾートゴルフを満喫。ティショットを豪快に放つかざま先生
    • リゾート感たっぷりのカヌチャGCクラブハウスのエントランス
    • カヌチャGC8番ホール。谷越えのパー5は何度回っても攻略意欲をくすぐる
    • スループレーが基本の沖縄。途中でおなかがすいたらスパムおにぎりでエネルギー補給。カヌチャGCの茶店では、美味しいおでんも用意している
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    沖縄シリーズ第2弾をお送りします。前回、沖縄のリゾートはハワイを凌駕するくらい素敵だと大いに語らせて頂きました。今回は、沖縄のゴルフに的を絞って、魅力を探りたいと思います。

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    どんな魅力かというと、例えば抜けるような青空、常に半袖でプレーできる爽快感、避寒地としての利用価値、スループレー、独特の植生、癖のあるグリーン、インスタ映えする景色、ゴルフ以外の観光やリゾート施設の充実、美味しい食事など、数えたらキリがないです。今からそれを語りますが、まずは沖縄ゴルフの歴史です。そこからか〜、ホント勉強が好きなんだなあ。
    取材はオミクロン株が勢いを増す以前の12月初旬に行った。沖縄では12月でも半袖で心地よくプレーができる(写真はカヌチャGC)
    カヌチャGCでリゾートゴルフを満喫。ティショットを豪快に放つかざま先生
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    取材はオミクロン株が勢いを増す以前の12月初旬に行った。沖縄では12月でも半袖で心地よくプレーができる(写真はカヌチャGC)
    沖縄初のゴルフ場は、1948年に開場した「アワセメドウズゴルフコース」(泡瀬)という、米軍施設のコースです。設計はなんと巨匠、井上誠一。詳しい資料は残っていませんが、恐らく米軍関係者が、井上誠一の評判を聞きつけ、依頼したのではないでしょうか。初めは8コースで、サンドグリーンに空き缶を埋めてカップにしたそうです。のちに拡張工事をし、18ホールになったと聞いています。若い頃のリー・トレビノは沖縄の海兵隊に所属してて、アワセに足繁く通って腕を磨いたそうです。その後、1968年全米オープンに出場し優勝したという逸話が残っています。恐らく海兵隊時代は、相当ニギリで巻き上げてたんじゃないでしょうか。

    アワセは当初米軍関係者専用でしたが、次第に沖縄の人も、関係者の紹介でプレーできるようになりました。沖縄のゴルフブーム到来です。過去に1度だけクラブハウスに行って、ホットドッグなどを食べたことがあります。スタートホールだけ見れましたが、どこが井上誠一設計なのか、さっぱり分かりませんでした。なんでも相当改修したそうで、開場当時の面影は残っていなかったとのこと。せっかくなのでお土産のキャップやウェアなどを買いまくり、今では貴重な宝物になっています。そんなアワセは2010年に日本に返還され閉鎖。今はショッピングセンターになっています。

    米軍施設のコースとしては、アワセの代わりに「TAIYO GOLF CLUB」(太陽ゴルフクラブ、2010年開場)があり、そこは知り合いの紹介で一度ラウンドしています。中はまさに「フェンスの向こうのアメリカ」(by柳ジョージ&レイニーウッド)の世界で、すべて横文字表記。風呂なしのシャワーのアメリカンスタイルですが料金が安く、コネが出来たら頻繁に行きたいコースです。

    現存する沖縄最古のコースは、沖縄カントリークラブで、1965年開場。設計は大久保昌で、井上誠一の直系一番弟子です。多分アワセからの流れで、大久保氏に依頼があったのでしょう。

    沖縄本島のゴルフコースは、太陽カントリーを足すと13コース、ハワイのオアフ島が16コースなので、やや劣りますが、そこそこいい勝負になっています。そして18ホールの本コース以外に、沖縄の特徴としては、ミドルコースやショートコースが結構あることです。南山カントリークラブは、ミドルコースの代表格です。18ホールで、パー31の3633ヤード。ときどきウッドも打てて、練習にはもってこい。料金も安いので、老若男女が沢山ラウンドしています。何度かプレーしましたが、来場者はほとんどが沖縄の人です。半袖ポロシャツの中に長袖のインナーを着てますから、すぐ地元の人って分かります。ゴルフ場で半袖&短パンではしゃいでいるのは内地の人だけですよ。地元の人は日焼けし過ぎるから、肌の露出を極力抑えるんですね。これが地元の人の見分け方です。 

    沖縄には、ほかショートコースも沢山あり、ここからジュニアゴルファーが沢山育って行った歴史があります。

    沖縄のゴルフ場は、南部に集中していましたが、沖縄サミットのときあたりから、北部の開発に力を注ぎます。カヌチャゴルフクラブがひと足早く、1993年開場。ほか大型コースが開場したり、旧来の古いコースを改修して、近代的なコースに作り替える動きがありました。

    沖縄のコースの特徴はなんといっても海からの強い風。これに勝たないとスコアはまとまりません。沖縄出身の友利勝良選手は、風に向って低い球を打つことで有名でした。あれが実にカッコいい。我々は間違ってトップボールが出たとき「出た! 友利ショット」といったものです。ただ18ホール全部風が強いとなると、ちょっとしんどいので、樹木で覆って風の影響の少ないホールを、適度に散りばめることが大事です。今回ラウンドしたカヌチャゴルフコースがそういう配慮が出来ているのは、洗練されたコースデザインの大型リゾートだからでしょう。

    いよいよ本題、カヌチャゴルフコースの紹介です。コースの開場後4年、1997年にカヌチャリゾートがグランドオープンし、アメリカンスタイルの大型高級リゾートして人々の度肝を抜きました。ラウンドしながら、自分の宿泊しているホテルの建物やコテージを眺めれるなんて、ちょっと信じられない光景です。
    リゾート感たっぷりのカヌチャGCクラブハウスのエントランス

    リゾート感たっぷりのカヌチャGCクラブハウスのエントランス

    コース設計は 縣靜秋(あがたきよあき)氏。農学、土壌に詳しい先生なそうで、サシバリンクス伊良部(宮古島市)も彼が設計しています。コースを見て驚くのは、地形を巧みに利用した大胆なレイアウト。シグニチャーホールは、なんといっても8番の谷越えドッグレッグロングです。最初にラウンドしたときは、レイアウトがどうなっているか把握できませんでした。高台のティグランドから220ヤードを正確に打てば、谷越えポイントにボールを置けます。谷はそのセカンドショット地点から、おおよそ150ヤード打てば越えます。しかし、ティショットが薄いと、すぐに谷越え180ヤードぐらいになり、そこでマン振りして奈落の底へ。最初はなかなか谷を越えることは出来ませんでした。
    カヌチャGC8番ホール。谷越えのパー5は何度回っても攻略意欲をくすぐる

    カヌチャGC8番ホール。谷越えのパー5は何度回っても攻略意欲をくすぐる

    今回は2回ラウンドして、2回とも谷越えを達成し、パーオン成功。景色を堪能する
    余裕さえ出て来ました。谷があるおかげで、ジャングルの中にコースがある錯覚に捕らわれる。非常に野趣溢れるレイアウトは、世界自然遺産になった、やんばるの森を彷彿させます。一方、13番のショートホールは、沖縄本島をデザインした島がグリーンとなっていて、ちょっとロマンチックかな。現在、改修工事をしていますが、その見事なデザインの片鱗を見て頂ければ幸いです。

    アウト・インコースともすべてOBはなし。リゾートだから赤杭で処理してプレーを続けさせる意向です。じゃノーペナで打てるじゃんと思うでしょうが、赤杭の先は沖縄特有の粘りの強い草や灌木があり、そう簡単に打たせてくれません。足を滑らせることもあるので、OB よりはましと思って、赤杭の内側からワンペナで打つことが肝要かなと。

    そうそう、沖縄のゴルフは基本スループレーです。この習慣は日照時間との関係もありますが、最初に書いた、米軍施設のゴルフ場から沖縄のゴルフが始まった影響が大きいのです。午前と午後にスタートが別れていますが、11時過ぎぐらいから、午後スタート扱いになるところも。リゾートに来たのなら、早起きして午前スタートを選んで下さい。さすれば午後はプールサイドでのんびりしたり、家族サービスが出来るというものです。

    スループレーの醍醐味はなんといっても、途中で食べるオヤツの数々。スパムおにぎりは、塩加減が絶品。元々米軍から流れて来たスパム缶詰を利用して、おにぎりの具にしたのが始まりです。今じゃ東京のコンビニでも売ってますが、沖縄のゴルフ場で食べるスパムの美味しいこと。体が塩分を欲しているからなのか、ばくばくいけちゃいます。
    スループレーが基本の沖縄。途中でおなかがすいたらスパムおにぎりでエネルギー補給。カヌチャGCの茶店では、美味しいおでんも用意している
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    スループレーが基本の沖縄。途中でおなかがすいたらスパムおにぎりでエネルギー補給。カヌチャGCの茶店では、美味しいおでんも用意している
    ついでに鍋の中を覗くとおでんが入ってて、出汁がしみこんだダイコンは、もうたまりません。このままお酒を飲みたくなります。えっ沖縄でおでん? という方もいますが、これが冬場、意外にマッチするんですよね。

    お腹が一杯になってプレーに戻りましょうか。カヌチャはレイアウトが面白いですが、リゾートなので距離はさほど長くしていません。だからグリーンには、なんとか乗ります。問題はグリーンです。やや重めの高麗グリーンですが、カップ周辺がやっかいです。しかも、設計者の意図なのか、グリーンの傾斜が半端ないところが少なくないので、カップの横や上につけたら、3パットを覚悟しなければならないかも。
    カヌチャGC10番は、宿泊施設のタワー棟に向かってセカンドショットを打つ木村

    カヌチャGC10番は、宿泊施設のタワー棟に向かってセカンドショットを打つ木村

    いろいろ書きましたが、どうです沖縄でゴルフをしたくなりませんか。沖縄のゴルフのピークは断然冬、今後コロナ禍が収束してGO TOキャンペーンなどが始まったら、ぜひ参加しましょう。我々は観光客らしく、半袖でラウンドをしてはいかがでしょうかね。
    木村和久
    きむら・かずひさ/1959年生まれ、宮城県出身。世の中のトレンドを追求し、ゴルフや恋愛に関するコラムを多数執筆するほか、マンガ原作も手がける。隔週刊ゴルフ誌「ALBA」ほか、連載多数。

    かざま鋭二
    かざま・えいじ/1947年生まれ、東京都出身。多くのゴルフマンガを執筆。代表作「風の大地」(原作・坂田信弘)では小学館漫画賞を受賞。現在、エイジシュートに挑戦中。

    取材協力/カヌチャリゾート(沖縄県) 撮影/ALBA
    連載

    木村和久のおやじが気になる旬なゴルフ情報

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