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飛びも、方向性も“フィット率”次第!? ゼビオの「足型測定」がすごすぎる!

飛びも、方向性も“フィット率”次第!? ゼビオの「足型測定」がすごすぎる!

クラブに比べて、なんとなく選んでしまいがちな“シューズ”。でも、それってとても危険。なぜなら、ゴルフのパフォーマンスはシューズに大きく影響されるからだ。今回は、全国の「スーパースポーツゼビオ」、「ヴィクトリアゴルフ」、「ゴルフパートナー」で展開されている足型測定サービス『FEETAXIS(フィートアクシス)』を体験。自分に合った“最高のシューズ”が簡単に見つかるというそのシステムの全貌に迫った。 <br><br> 取材協力/ヴィクトリアゴルフ ビバモールさいたま新都心店 写真/近澤幸司

配信日時:2022年6月23日 01時00分

3Dスキャンで瞬時に足型を測定し、ゼビオグループが独自に収集した膨大なデータと併せて最適なシューズを推奨してくれる画期的なサービス『FEETAXIS(フィートアクシス)』
3Dスキャンで瞬時に足型を測定し、ゼビオグループが独自に収集した膨大なデータと併せて最適なシューズを推奨してくれる画期的なサービス『FEETAXIS(フィートアクシス)』

合わないシューズは疲れるし、怪我もする

もっと飛ばしたいと最新ドライバーを購入したり、ラウンドでパットを外し続けた日に新しいパターを探しに行くなど、クラブを頻繁に買い替えるゴルファーは多い。一方で、ゴルフ用のシューズにこだわりを持つゴルファーは決して多くないのではないだろうか?

カリスマシューフィッターとして、上達のためのシューズ選びをサポートしてきた神谷幸宏は、ゴルフにおける足元の重要性について以下のように語る。
神谷幸宏(かみや・ゆきひろ)。1987年生まれ。ゴルフスイングと足の関係を多角的に研究し、最新シューズの性能にも造詣が深い。シューフィッターとして悩めるゴルファーの上達をサポートしてきた

神谷幸宏(かみや・ゆきひろ)。1987年生まれ。ゴルフスイングと足の関係を多角的に研究し、最新シューズの性能にも造詣が深い。シューフィッターとして悩めるゴルファーの上達をサポートしてきた

「ゴルフは歩くスポーツですから、疲れにくいシューズを履くのが大前提。その上で、スイング中、地面を強く蹴ることができるシューズを選べば、飛距離や再現性も大きく変わってきます。裏を返すと、サイズの合っていないシューズを履いていると、さまざまな場面で余計なエネルギーを使うことになって、疲れやすくなります。足にマメができたり、靴ズレを起こす可能性もあるでしょう。足元はゴルフをする上で土台となる部分ですから、できる限りフィットしたシューズを使用することが大事なのです」(神谷)

とはいえ、市場ではさまざまなシューズが販売され、統一された基準はカカトからツマ先までの“長さ” のみ。メーカーやモデルによって、幅や高さがまちまちな中で自分にぴったりフィットするシューズを見つけるのは非常に困難だ。

そこで気になるのが、ゼビオグループが展開する『FEETAXIS(フィートアクシス)』という足型測定サービスだ。わずか数秒で足型を測定し、その足型に最適なシューズを推奨してくれるというが、どんなシステムになっているのだろう。

今回はシューズにはあまり頓着がないというゴルフライターの田辺直喜が『FEETAXIS』を体験。神谷と共に、最新鋭のシューズフィッティングシステムを体験してみた。

たった数秒の計測で自分の足型が3D化

専用マシンの『SafeSize』に乗り、わずか数秒で計測は完了。画面には自分の足型が3D化されて表示される

専用マシンの『SafeSize』に乗り、わずか数秒で計測は完了。画面には自分の足型が3D化されて表示される

店舗で行う『FEETAXIS』の計測は、非常に簡単だ。

まず靴を脱ぎ、靴下をしっかり伸ばした状態でマシンの上に乗る。そして、画面上のガイダンスに従って、ゼビオのモバイルポイントカードの登録、もしくは身長などのパーソナルデータを入力してから、測定ボタンをタップすると計測がスタート。数秒で画面上には、3D化された自分の足型や長さ、幅、高さ、土踏まずのタイプといったデータが表示されるのだ。
計測は、靴を脱いで靴下のままマシンに乗るだけ。驚くほど簡単かつスピーディに足型測定ができる

計測は、靴を脱いで靴下のままマシンに乗るだけ。驚くほど簡単かつスピーディに足型測定ができる

田辺 これは計測が早くて便利ですね。靴下を履いたままではOKなのはすごく楽です。

神谷 基本的に、シューズを履くときは靴下を履いていますよね? 『FEETAXIS』の測定はそういったことも踏まえて、靴下での測定をしているのでしょう。可能なら、ゴルフの時に使う靴下を履いて計測すると、より相性の良いシューズが見つかるはずです。

田辺 それにしても、今までシューズは27.5センチって決めていましたけど、リアルなサイズは右足26.2センチ、左足25.9センチなんですね…。今までブカブカなシューズばかり履いていたのかと思うとショックです。
田辺の足型測定の結果。自己申告は「27.5センチ」だったが、実測値は大きい右足でも「26.2センチ」しかなかった…

田辺の足型測定の結果。自己申告は「27.5センチ」だったが、実測値は大きい右足でも「26.2センチ」しかなかった…

神谷 田辺さんに限らず、大きすぎるシューズを選ぶ人って本当に多いですよ。大きいシューズは、靴の中で足が滑ってしまう恐れがあり、指が変形するといった健康面での影響が出てしまうので、非常に危険なんです。

田辺 そう言われると怖いですね…。幅や高さなんて考えたこともなかったです。

神谷 足のサイズに左右差があることも、あまり知られていませんね。シューズのフィッティングは、こういった細かな足型を踏まえて、最適なモデルを探していきますから、本来、すごく時間がかかるものなのです。その点でいくと、『FEETAXIS』はスピーディに足の型そのものを計測してくれるのは画期的ですね。

質問に答えるだけで最適なフィット率のシューズが推奨される

より要望に合ったシューズを選ぶため、足型測定後は、いくつかの質問に答えていく

より要望に合ったシューズを選ぶため、足型測定後は、いくつかの質問に答えていく

足型の測定が終わると、推奨シューズを見たい「スポーツ」を選択していく。今回はゴルフシューズを探す場合の『FEETAXIS』を体験しているが、ランニングシューズなどを探す場合は、「プレッシャープレート」という機具を用いて、歩き方の測定も行い、足型と合わせてより相性の良いシューズを推奨してくれるようだ。
スポーツの種類によっては、“歩き方”の測定も行う。足裏への圧のかけ方に応じて、より相性の良いシューズを推奨してくれる

スポーツの種類によっては、“歩き方”の測定も行う。足裏への圧のかけ方に応じて、より相性の良いシューズを推奨してくれる

スポーツ一覧からゴルフを選択すると、画面のガイダンスに従って、いくつかの質問に答えていく。足の中で気になる部分などをここで選択しておくと、その悩みに適したシューズを推奨してくれる。
足型測定を基に、田辺に推奨されたのがニューバランスの『MGS1001』。「FEETAXIS」独自の指標で、“フィット率98%“と表示されていた

足型測定を基に、田辺に推奨されたのがニューバランスの『MGS1001』。「FEETAXIS」独自の指標で、“フィット率98%“と表示されていた

田辺 ただ測定するだけでなく、自分の足型に合ったシューズを紹介してくれるのが『FEETAXIS』最大のメリットですね。正直なところ、計測されたデータだけを見ても、分からないですし…。

神谷 ゼビオグループでは、専用の施設を作って、市販されているシューズの内側のサイズを全て計測しているようです。靴の中にゴムチップを詰めて、専用のX線検査機で測ると聞きました。店舗で正確な足型を計測し、それと独自に計測したシューズのデータを合わせて、最適な“フィット率”のシューズを導き出すって、これ、かなりすごいことですよ。本来、すごく時間と手間がかかるシューフィッティングがここまでの精度で簡略化されたのは正直驚きです。

田辺 この “フィット率”という指標があるのも分かりやすくていいですよね。私の場合、ニューバランスの『MGS1001』というシューズがフィット率98%になっていました。『FEETAXIS』で推奨されるシューズは全て、店舗に在庫のあるモデルが表示されるようですから、気になるものは全て試履できるのは嬉しいです。

フィット率98%のシューズは振り心地が気持ち良すぎる!

「FEETAXIS」で推奨された『MGS1001』を履いてスイングする田辺。隙間なく足にフィットするシューズの効果で、下半身を使う感覚が今まで大きく変わったという

「FEETAXIS」で推奨された『MGS1001』を履いてスイングする田辺。隙間なく足にフィットするシューズの効果で、下半身を使う感覚が今まで大きく変わったという

『FEETAXIS』の推奨シューズで出てきたニューバランス『MGS1001』を試履する田辺。今回はヴィクトリアゴルフ ビバモールおおみや新都心店のご好意で、シューズを試履しながら、クラブを振らせてもらった。
「FEETAXIS」で推奨されるシューズは店内で全て試履が可能。フィット率を見ながら、すぐに試せるのは嬉しい

「FEETAXIS」で推奨されるシューズは店内で全て試履が可能。フィット率を見ながら、すぐに試せるのは嬉しい

田辺 ものすごい一体感ですね。シューズがしっかり足にフィットしているのに、キツさも感じません。

神谷 カカトがしっかりホールドされて、指が動く感じがあるのが理想です。

田辺 まさにそんな感じです。『FEETAXIS』が推奨したサイズがUSの9.5(日本サイズで26.5センチ)だった時は正直、小さいのでは? って疑っていましたけど、想像以上にしっくり来てます。

神谷 もちろん、ヨコ幅が狭いシューズだったら26.5センチだときつく感じでしょうね。長さだけでなく、幅や高さも踏まえてシューズを選んでくれているからこそ、それだけフィットしているのだと思います。

田辺 素振りでも分かりますけど、シューズがズレないから、地面をグッと踏みながらスイングできますね。限界まで速く振れそうな気分です。

神谷 ゴルフのシューズは、ソール(底面)が適切に折れることで性能が出るように設計されています。サイズが合わないと足の関節と折れる位置がズレてしまい、性能が発揮できません。でも、フィット率の高いシューズで、今はそれがバッチリ合っていますから、地面を蹴る感覚が今まで以上に体感できているはずです。
サイズがきっちり合うことで、足の関節とソールの折れ方が揃うと神谷。足と一体化したような心地良い履き心地で、地面を強く蹴っていけるようになる

サイズがきっちり合うことで、足の関節とソールの折れ方が揃うと神谷。足と一体化したような心地良い履き心地で、地面を強く蹴っていけるようになる

田辺 今までシューズの中で足がズレていたから、蹴る感覚が理解できていなかったんですね。お恥ずかしい…。このシューズを履くと、体の左右へのブレもすごく少ないですし、よりショットが安定しそうです。

神谷 ゴルフ場で18ホールプレーしたら、より違いが体感できると思いますよ。足の疲れが少なければ、それだけショットに集中することもできますし、プレーの質そのものが変わるでしょうね。

田辺 そう言えば、『FEETAXIS』で推奨シューズを見ていた時に、インソールの紹介もありました。今まで、インソールを交換したことがないので気になっているのですが。
シューズだけでなく、競技と相性の良いインソールも推奨してくれるのが「FEETAXIS」の良さ。田辺の場合、『ゴルフ3d』という商品がおすすめとのこと

シューズだけでなく、競技と相性の良いインソールも推奨してくれるのが「FEETAXIS」の良さ。田辺の場合、『ゴルフ3d』という商品がおすすめとのこと

神谷 インソールはとても大事ですよ。ほとんどの人は足型に左右差があります。インソールを使うことで、その差を埋めつつ、フィット感をもう一段引き上げることができます。ものは試しです。インソールを交換してみましょう。

田辺 うわ…。さらに心地良くなりました! 今まで履いていたシューズはなんだったんでしょう…。

神谷 ゴルフにおけるシューズの大切さがご理解いただけたようでよかったです。合わないシューズは歩いているだけでも、余分なエネルギーを使ってしまいます。『FEETAXIS』を使えば、これだけ簡単に最適なシューズが見つけられますから、使わない手はないですよ。

田辺 これだけ違いがあると分かると、もう自分で適当にシューズは選べないです…。フィットするシューズって本当に大切ですね。今日はありがとうございました。


今回体験した『FEETAXIS(フィートアクシス)』の詳細は下記からチェック

https://www.supersports.com/ja-jp/xebio/campaigns/aEMmb7uqwRT5Urhp4ZVXUN
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