6月中旬、2回目の開催となる「タグ・ホイヤーコネクテッド オーナーズクラブ ゴルフセッションII」が開催された。

これは「タグ・ホイヤー コネクテッド キャリバーE4 ゴルフエディション」（以後「キャリバーE4 ゴルフエディション」）などタグ・ホイヤーのスマートウォッチ「コネクテッド E4」シリーズを首都圏直営店舗で購入したユーザー限定のゴルフイベントで、前回に引き続き矢野東がホストプロを務めた。

コースも前回と同じく、「東京クラシッククラブ」。そう、2016年の開場から数年で会員権価格が数倍に跳ね上がり、手放す人がいないため購入も難しいと言われる日本屈指の人気コースである。

このモデルだけに用意された白いラバーストラップが印象的な「キャリバーE4 ゴルフエディション」は今年の春に発売。ゴルフのソフトウェアを一新、ドライブショット検知機能やアプリの新デザインでより詳細になった3Dマップ機能等が追加された。ストラップに付けられる専用のボールマーカーと替えのストラップ、ロゴ入りボールがセットになっているスペシャルパッケージということもあって、トレンドに敏感なゴルファーから大人気で問い合わせも集中。タグ・ホイヤーのスタッフによると「問い合わせの半分はゴルフエディション」という。6月22日の時点では在庫切れとなっているが、時期未定ながらも再入荷する予定というので、まだ入手できていない人は最寄りのショップに問い合わせてみよう。

参加者のほとんどが「東京クラシッククラブ」は初ラウンドということもあり、メンバーでもある矢野がコースの注意点をスタート前にレクチャーした。

「この時期はラフのフェスキューが伸びてますから、とにかく曲がらないように注意。入ったらまずボールは見つかりませんから。もしあっても無理に狙わずに。ローカルルールで、ワンペナで横に出せます」

とのこと。ちなみにコースのキャディさんに聞いてみたところ「キャディ泣かせのラフなんです。ちょっとでも入ると本当にボールが見えなくて……。でもいくらラフが茂ってても、私達はボールを探さないわけにはいきませんから」と苦労している様子だった。

全英オープンを彷彿させる長いラフは、詰め詰めのスタート間隔とは無縁な「東京クラシッククラブ」ならでは。ちなみにイベント当日はかなりラフが深く密集した場所も多かったが、フェスキューの種は変わらず蒔かれ続けているという。

ラウンドは、スリーサムの組に３ホールずつ矢野が同伴ラウンドし、アドバイスとレッスンを行う形で実施された。ドラコンとニアピンは設定されたが、スコアによる順位争いは無し。これには「キャリバーE4 ゴルフエディション」の機能を隅々まで使ってラウンドしてほしいことと、せっかくの「東京クラシッククラブ」を楽しんでほしいという主催者側の思いが込められている。

ラウンド後のパーティでは軽食を摂りながら、プレー中には聞ききれなかったアドバイスやゴルフの上達法について、矢野がトークレッスンを行った。

様々な質問に答えていく中で矢野が強調したのは、アドレスの大切さと、自分のスイングの個性を大切にすることだ。

「いいアドレス、いいスイングじゃなくてもいい球が打てている人はいる。スイングは全員違って当たり前だし、ゴルフは正しいことが必要なんじゃないんです。でもその中でじゃあ何を重視すればいいかというと、アドレスです。どうすればいいアドレスになるかを考えたほうがいい。逆に一番怖いのは”動き”の部分。アドレスが悪いのに途中の動きを直そうとすると、自分のスイングが壊れます。悩み始めると終わりがないですよ。だから、あなたのスイングの個性を知っている人に教わったほうがいい。安易にワンポイントだけスイングを直すのは危険です」

矢野の熱のこもったレッスントークも終わり、パーティ閉会後。そこには別れを惜しむかのようにコンペルームに残り、記念撮影や談笑にいそしむ多くの参加者がいた。それはこの日の催しがそれぞれの記憶に残る、いいイベントだった証ではないだろうか。

第３回の開催時期は未定だが、今後もしチャンスがあるのであれば、あなたも参加してみては？

タグ・ホイヤー公式サイト