連載
アジアゴルフ紀行
【タイ編】坂田塾の合宿先としても有名なゴルフ場
いつか海外でプレーしてみたい! そんな思いを持ったゴルファーの皆さん、アジア諸国から届いた旬なゴルフ事情を紹介しましょう。
配信日時:2022年7月8日 00時00分
目次 / index
Bangpra Golf Club and Resort
今回、ご紹介するのは『Bangpra Golf Club and Resort』です。坂田塾の合宿先としても有名で、上田桃子プロもここで合宿を行い猛練習に励んだそうです。また、坂田塾長が原作の漫画「風の大地」にも登場しますね。皆様の中にも、タイのゴルフ場といえば、ここバンプラを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
当ゴルフ場はバンコクの東南100kmぐらいのところに位置します。高速道路の出入り口に近く、スワンナプーム国際空港からは約1時間、バンコク中心部からでも1時間半ほどで来られます。また、近くにはタイで一番大きな港であるレムチャバン港があり、このエリアには大規模な工業団地が複数存在します。そこではたくさんの日本人も働いていて、最寄りの街であるシラチャーには、バンコクの次に多くの日本人が暮らしています。レムチャバン港は自由に入れるので、 興味のある方は見学されてみてはいかがでしょう。
そんなシラチャー在住の日本人ゴルファーが多数プレーしているので、キャディやスタッフは日本人慣れした人が多く、旅行者でも安心なのが嬉しいところ。タイではプレーヤー1人にキャディが1人つくので、キャディとの相性は重要です。
そんなシラチャー在住の日本人ゴルファーが多数プレーしているので、キャディやスタッフは日本人慣れした人が多く、旅行者でも安心なのが嬉しいところ。タイではプレーヤー1人にキャディが1人つくので、キャディとの相性は重要です。
クラブハウスと併設ホテルは歴史を感じるコロニアル調で、アメリカ南部を彷彿とさせます。タイでは珍しいデザインで、テラスで心地よい風に当たっていると、なんとも嬉しくなります。
コースは丘の中腹にデザインされた、打ち下ろし打ち上げが多い丘陵コース。海から3kmほどしか離れていないので、強風に悩まされることもしばしばあります。また、1958年開業とタイでは3番目に古いコースだけに、惚れ惚れするような立派な木が多いですね。
INもOUTも、どちらも打ち下ろしのミドルからのスタートで、ともにスタートしやすいホールです。しかし、上がり3ホールとしては7・8・9番の方が面白いのでINスタートのほうがおすすめです。
また、6番ミドルも面白い、打ち上げなのに391y(バックティ)もあるタフなホール。2打目の打ち上げは見た目よりも高さがあるのでショートしないように打っていきましょう。そして、7番ロングはコース最長の579y(バックティ)。6番で登った分を下っていく感じで、左足下がりの二打目を力んでトップしないように。
8番ショートは池超えで187y(バックティ)。ティグランドとグリーンで違う風を読みきれるかが勝負の分かれ道。9番ミドルは打ち上げで364y(バックティ)。グリーンがバンカーにガッチリ守られていて、二打目地点から非常にプレッシャーを感じます。
さて、このコースには1番ホールから見える右奥の山(コースの北東)に野生の猿がいます。特に5番が終わった後の茶屋の周りには食べ物を狙った猿がたくさんいて、6〜8番ホールはコースにも出没します。ゴルフボールを取られる心配はありませんが、ビニール袋は要注意。猿は中に食べ物が入っていると思って、袋ごと盗んでいきます。キャディも分かっているので注意していますが、そこはすばしっこい猿のこと。スマホや財布などを袋状のものに入れて置かないように気をつけてください。
ゴルフ場から、前述した日本人が多く住むシラチャーまでは10km弱。この街は、漁港なので美味しいシーフードレストランがたくさんあります。海に沈む夕日を眺めながら乾杯。
◆Bangpra Golf Club and Resort
◆Bangpra Golf Club and Resort
連載
アジアゴルフ紀行