ゴルフウエアを探しているとき、こんなことを感じたことはないだろうか。スタイリッシュでカッコいいゴルフウエアを見ると、どこかで、見た目優先で、プレーしやすさまでは配慮されていないのでは…、と疑ってしまう。一方で、機能性重視のゴルフウエアを目にしたとき、確かに動きやすそうだが、ルックスがもう少しこなれたものにならないか…、と落胆してしまう。

プレーに適した機能性と今っぽいカッコよさ。この理想的な “才色兼備” はゴルフウエアが抱える大きなタスク。文句なしにそれをクリアするのは容易ではない。だがこの秋、この難問にひとつの回答が出る。それが9月にデビュー予定の「テーラーメイド ゴルフ」と「ユナイテッドアローズ」が共同開発したゴルフウエアだ。

ゴルフウエアの世界でもコラボアイテムというのはめずらしくない。だが互いの強みを生かしながら、そのバリューを1＋1以上に高める共同開発というのはあまりない。ギアにおいて、不動のトップブランドであり、ゴルフを知り尽くした「テーラーメイド ゴルフ」と、30年以上に渡り、日本を代表するセレクトショップとして幅広い支持を集める「ユナイテッドアローズ」の共同開発は、まさに最強の組み合わせといえる。互いのブランドでも、ゴルフウエアを展開しながら、密かに進められたビッグプロジェクトだ。

今回のウエアのコンセプトは「テーラーメイド ゴルフ」が掲げる、ゴルフはプレーヤー同士の関係性を繋ぐ力となることを意味する “Relatable” という言葉に集約される。ラウンドする時間は4時間あまりでも、ゴルフを介してプレーヤー同士は繋がり、その繋がりはコースを超えて“シーンレス”な関係となって続くことを指す。そのためにウエアに求められるのは、プレーにふさわしい機能性であり、上品で洗練された服としての魅力となるわけだ。ちなみにこのコンセプトは商品タグや、一部ウエアのデザインのワンポイントとして、英字で記されている。

この秋から登場するのは、メンズ、レディスのウエア、小物など20アイテム。ポロシャツやパンツといったプレーウエアはもちろん、コースへの行き帰りに着用したいジャケット、さらにキャディバッグやヘッドカバーなど、ゴルフスタイルにおけるほぼフルラインナップが揃う。

秋のラウンドでポロシャツやハイネックの上にはおりたいベストやカーディガンも用意されている。風を通しにくい密なニット素材ながら、体の動きを妨げず、ややゆとりをもたせたシルエットにトレンド感がうかがわれる。特にゴルフスタイルではあまり見かけないカーディガンには新鮮な存在感がある。

多くのゴルファーから要望があったというゴルファーズジャケットも注目したいアイテム。確かにクラブハウスではジャケットを着たいとは思うものの、いざジャケットを着ると、ビジネスシーンとあまり変わらない、面白みに欠けるルックスになってしまうことも多い。そこで提案されたジャケットは、左は伸縮性のある撥水素材を用いている。シームレス加工で半袖のポロシャツの上にはおっても着心地は快適。フォーマル感と軽快なスポーティさを合わせもつ。右はニットジャケットらしい風合いが、上品ながら堅苦しさを感じさせず、しかもフォーマル感を損なわない。

ボトムスには優れた伸縮性と撥水性を備えた素材が用いられる。モモまわりにややゆとりをもたせて、コースでもタウンでも対応可能な左のストレッチパンツ。右のジョガーパンツは、その特徴である裾のリブが後ろのみというデザインで、いわゆるジョガーパンツっぽさを控えめにしたところがミソ。動きやすい立体裁断を取り入れて、もちろんベルトループもつく。上品で大人っぽいジョガーパンツとなっている。

小物には「テーラーメイド ゴルフ」のロゴが印象的なシンプルなキャップ、控えめなダブルネームのあしらいがスマートなキャディバッグ、トートバッグ、カートバッグ、ヘッドカバーなどがスタンバイしている。

ギア、ファッションとベースとなる立ち位置は異なるものの、ゴルフウエアを手がけてきた２つのブランドの共同開発ウエア。ゴルフへのリスペクトを共有しながら、互いのもち味を十二分に見せてくれる。「テーラーメイド ゴルフ」、「ユナイテッドアローズ」のダブルネームは、ゴルファーにとって信頼のシンボルとなりそうだ。

9月より、「テーラーメイド ゴルフ」、「ユナイテッドアローズ」各店、両ブランドのオンラインショップにて発売開始予定。

●問い合わせ／ユナイテッドアローズ　六本木ヒルズ店 TEL.03-5772-5501
https://www.united-arrows.co.jp/