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第38回 風もないのにナイスショットが大オーバー! それ、“フライヤー”かも【小田美奈のキャディ目線】

第38回 風もないのにナイスショットが大オーバー! それ、“フライヤー”かも【小田美奈のキャディ目線】

かつては専属キャディとして宮里藍を支え、現在は二児の母として家庭を支え、ハウスキャディとして一般ゴルファーも支える小田美奈さんが、ツアーの裏側やゴルフに役立つ情報をお届け!

配信日時:2022年9月6日 17時00分

このライ、飛ぶの?飛ばないの?
このライ、飛ぶの?飛ばないの? (撮影:ALBA)
芝が青々と成長してくると、プレーヤーを悩ませるラフ。ドロップ、テンプラ、フライヤーなど、ラフからのショットは飛ぶのか飛ばないのか判断し辛いときが多々ある。しかしこの時期、それはラフに限った話ではないという。宮里藍の専属キャディを経て、現在某ゴルフ場でハウスキャディとして働いている小田美奈さんに聞いた、芝が元気な時期に注意すること。
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フライヤーする?しない? プロはしっかり芝を観察【大会写真】

さて、芝が元気になってくると、距離を合わせることが難しいラフからのショットは、ますます難しくなりますね。力のないプレーヤーにとっては、ラフからのショットは距離が出にくいし、かといって長いクラブだとしっかり振れないし…。球が浮いている状態でラッキーかと思えば、想像以上に球が浮いていたせいでテンプラになるなど、思わぬショットになってしまうことも珍しいことではありません。

しかし、元気な芝に悩まされるのは力のない人ばかりではありません。芝がボールとクラブの間に挟まることで起こるフライヤーという現象があります。それは、ラフばかりでなく、セミラフやフェアウェイでも起こりうる厄介なもの。うまく打ったはずなのに、キャリーでグリーンの奥に消えていく…思わぬフォローの風が吹いたわけでも番手を間違えたわけでもなければ、その理由のほとんどはフライヤーによるものです。

フライヤーが厄介なのは、その距離感が読めないこと。プロでも読み切ることが難しいそれは、セミラフのように芝が軽く噛むような場所であればどこでも起こりえます。それは少し長めだった場合のフェアウェイにも言えるので、フェースが当たる側の面に芝がかかっているかどうかは、常に気を付けておく必要があります。水滴でも起こりうる現象なので、雨の日や散水後の芝もフライヤーには注意が必要です。

どれほどの距離が出るかを計算することは、プロにとっても難しいもの。フライヤーしそうだなと思えば、グリーンの奥と手前のどちらがアプローチしやすいかを考えて、番手を変えたりターゲットを変更したりする必要があります。フライヤーしそうか、しなそうかを確認して、しそうな場合は番手を下げて手前から攻める。その際、フライヤーしなかったら手前のこの辺りでよしといったように、どちらに転んでもいいようにマネジメントをしましょう。

もちろん、グリーンを狙うときだけに起こるものでもないので、レイアップする時などもしっかり意識して、避けるべき池やバンカーなどに絶対に届かないクラブを選ぶことが肝心です。

■小田美奈/おだみな 元プロキャディ。大学のサークルでゴルフを覚え、トーナメント運営のアルバイトからプロキャディに転身。男子、女子両ツアーで活動し、宮里藍のデビューからアメリカ本格参戦まで専属キャディを務めた。これまでに宮里藍で9勝、今井克宗で2勝の計11勝をサポート。同じプロキャディの小田亨さんと結婚し、現在は二児の母をしながら、近所のゴルフ場でハウスキャディとしてアルバイト中。

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