連載

【ゴルフ会員権】メンバーに聞いたホントの話

【ゴルフ会員権】第96回　猿島カントリー倶楽部（茨城県）

「会員権の購入を考えているけど、一体どのコースを買うのが一番いいのか？」こんな悩みを抱えているゴルファーは多いはず。そこで、編集部が厳選したオススメコースの“本当に知りたかった情報”をお届けします。 <br><br> 文・滝田真理

配信日時：2022年11月1日 01時00分

ゴルフライフ

目次 / index

ホール間を豊かな樹林がセパレート。なだらかな起伏に水、立木、マウンド、バンカーを配したコース。美しい景観と戦略性を併せ持ち、過去にはJGTOチャレンジトーナメントも開催された

この記事の写真 6 枚を見る

母体は東急不動産グループ。系列コースも会員優待料金に

圏央道・境古河IC開通でアクセス向上。レート73.4の本格派林間コース

1998年開場。東急不動産ホールディングスのグループコース。茨城県西部に展開する全長7,033ヤードのチャンピオンコースは高低差2メートルのフラットな地形に緩やかなアンジュレーションと水をめぐらせたアメリカンスタイルのレイアウトで、ほぼすべてのホールが池・クリーク絡み。
コースレート（チャンピオンティ）は73.4と高いが、ティの3選択とルート取りによってアベレージゴルファーが楽しめる工夫も凝らされ、幅広いレベルに対応している。

2022年10月現在の会員数は正会員約800名と18ホールのゴルフ場としては少なめで、居住地別の内訳は埼玉県在住が41％、以下、東京都20％、千葉県16％、茨城県17％、その他6％となっている。男女比は男性約88％、女性約12％。いずれも競技志向の会員が多いという。平日会員がない代わりに年次会員制の平日友の会（土日祝不可）があり、約700名が入会中だ。

メンテナンスが行き届き、コースコンディションは常に良好。スタッフの応対のよさも評価が高い。グリーンはペンクロスベントの1グリーン

メンバータイムは基本的にどの曜日も枠数を確保しており、時間帯も7時台・8時台・9時台と幅広いのでスタートの取りにくさに悩むことはなさそうだ。倶楽部競技は理事長杯、グランドシニア選手権、倶楽部選手権、シニア選手権、レディース選手権、月例杯を開催。

また、競技以外では60歳以上から入会できる専属プロのレッスン付コンペ『シニアクラブ』の人気が高い。各回50名の参加枠を用意したところ、希望者が多いため当初予定の月2〜3回開催を週1ペースに増やしたという。コロナの影響でしばらく中断が続いているが、懇親パーティなどの集まりも盛んに行われているそうだ。

正会員には東急グループ全21ゴルフ場を優待料金でプレーできる会員優待チケットを発行しており、本人用は全日、同伴ゲスト用は平日利用が可能。また、全国17か所のリゾートホテル、ホテルハーヴェストの優待チケットも6月と12月の年2回、送付している。

経営母体の信頼度が高く、メンバー数は少なめでグループコース優待などのメリットを受けられる。圏央道・境古河ICの開通でアクセスも向上した。茨城方面では要チェックのゴルフ場のひとつといえるだろう。

今年4月から正会員の補充募集も行っており、加入登録金110万円（税込）、会員資格保証金280万円（据置期間：入会後10年）。年会費は39,600円（税込）となっている。