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【ロールスロイス】世界のセレブ御用達! 超プレミアムの世界に触れる
景気がよくないと言われたりするが、プレミアムな世界は確実に存在する。クルマでもそう。世界中にプレミアムなメーカー、プレミアムなモデルは存在するが、そのなかでも屈指なのがロールスロイスだ。この点は誰もが納得するところだろう。今回、ロールスの世界観にどっぷりと浸かれる機会を得たので、早速行ってみた! <br><br> 文/近藤暁史【MUSHROOM】
配信日時:2022年11月4日 07時00分
スモークの中から新世代のファントム?が日本初登場
スモークの向こうから姿を現したのが新型のファントム シリーズ?だ。ファントムと言えば、世界中の真のセレブに愛されるショーファーカー。ショーファーカーとは自分で運転するのではなく、後ろに乗るクルマのことで、実車を見ても半端のない重厚感にはただ圧倒されるばかり。プレゼンテーションも性能うんぬんではなく、その世界観についてが中心だったのが印象的だ。ちなみにオネダンは6050万円から7007万円とのこと。
ディテールを見ても圧倒されるばかり
ただ高級なだけでなく、エピソードやこだわりが詰まっているのが伝統あるロールスロイスというもの。たとえば天井を見上げると、そこには星が輝いていることに気がつく。これは先代のファントムの試作車ができたとき、夜空に星が美しく輝いていたことに由来するもの。ちなみに手作業で作られるので、同じ配列のものはひとつとしてないという。新型では、これをモチーフにしてヘッドライトの中にも星が輝いているのに注目。ひとつひとつの芸が実に細かいというか、やっぱりロールスロイスの世界観は唯一無二ということだ。
運転してもらうとはいえ、高揚感のある運転席
星も輝く、後席の作りが高級なのは当然として、運転席に目をやってもそこには独特の世界が広がっていた。高級レザーや手作りの金属パネルなどを使ったインパネはスポーティですらある。つまり自分で運転するというのもあり、ということ。こんなクルマに乗って、ゴルフに行きたいものだ。
恐るべし、ロールスロイスが生み出す無二の価値
資料を見ると、新型ファントムは最高のキャンバスだと言う。なぜキャンバスなのか? それはオーナーからのオーダーに基づいてワンオフで仕立てるメニュー、ビスポークがあるから。つまりノーマルの状態はただのベースということになる。ビスポークは内外装すべてにおいて、オーダーメイドに応じてくれ、自分好みの1台に作り上げることを可能にしている。当日は担当者によるプレゼンテーションに加えて、実際に使われる素材が展示されていたが、ひとつひとつが工芸品と言っていいほど。アフリカのアーティストに内装に絵を描いてもらうために、アフリカ大陸まで車両を運んだというエピソードも披露され、ロールスロイスとはなにかを実際に感じることができた。もちろん費用は天井知らずだろう。ちなみに日本で販売されるロールスロイスはほぼすべてビスポークによってカスタムされているとのこと。
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