ゴルフのためのふるさと納税、はじめるなら今!
ふるさと納税を賢く利用することで、来年のゴルフライフが豊かになる。慌ただしい年末こそ、アクションを起こすにはベストなタイミングだ。
配信日時:2022年12月15日 09時00分
秋も深まってくる頃、ふるさと納税のポータルサイトのTVCMが目立ちはじめる。詳しくは下記するが、ふるさと納税の寄付がもっとも集中する時期だからだ。総務省の統計によると2021年のふるさと納税の寄付額は約8302億円にもなるという。参考までに2020年が約6725億円というから、その金額と増加ぶりには目を見張る。
ふるさと納税がここまで注目される理由は、やはり寄付額に応じて届けられる返礼品の存在。よく話題になる返礼品はカニやブランド牛肉、高級フルーツなどだが、ゴルファーにとって気になる返礼品はコースのプレー券であり、クラブなどのギアだ。
ふるさと納税がここまで注目される理由は、やはり寄付額に応じて届けられる返礼品の存在。よく話題になる返礼品はカニやブランド牛肉、高級フルーツなどだが、ゴルファーにとって気になる返礼品はコースのプレー券であり、クラブなどのギアだ。
ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの宗形深さんに、ゴルファーにとってのふるさと納税の現状について聞いてみた。
「実は返礼品にギアやゴルフ場のプレー券などが用意されていることはまだ十分に知られていません。昨今、ゴルフ人気が高まっている中で、これからさらに人気を集めそうな返礼品といえます。さらにこのところ返礼品のトレンドがモノからコトへと広がりつつあります。たとえばゴルフ場のプレー券は、利用するときに、寄付先の自治体を訪ねることになります。そのことが地元への経済効果を促すことになったり、交流人口を増やすきっかけにもなったりするので、ゴルフ関連の返礼品に力を入れている自治体も増えているようです」
「実は返礼品にギアやゴルフ場のプレー券などが用意されていることはまだ十分に知られていません。昨今、ゴルフ人気が高まっている中で、これからさらに人気を集めそうな返礼品といえます。さらにこのところ返礼品のトレンドがモノからコトへと広がりつつあります。たとえばゴルフ場のプレー券は、利用するときに、寄付先の自治体を訪ねることになります。そのことが地元への経済効果を促すことになったり、交流人口を増やすきっかけにもなったりするので、ゴルフ関連の返礼品に力を入れている自治体も増えているようです」
収める税金は変わらず、しかも返礼品まで届くなんて
まだふるさと納税を試していない人のために、簡単にそのシステムを復習しよう。ふるさと納税は、現在住んでいる自治体に収める住民税、所得税を、自身で選んだ自治体に代わりに収めるというもの。そのため自身で選んだ自治体に収めた金額は、現在住んでいる自治体には収める必要はない。そして寄付額の3割を上限に返礼品が受け取れる。例えば30,000円をふるさと納税として、ある自治体に寄付をすると、その自治体が用意した中から選んだ10,000円相当以下の返礼品が届き、翌年の居住地へ収める住民税(所得税)は、実質的に28,000円減額される。寄付額の3割が上限の返礼品で、ギアやゴルフ場のプレー券を入手できれば、ゴルフライフにはありがたいサポートになるというわけだ。
このふるさと納税を利用して寄付できる金額には上限があり、収入や家族構成などが加味されてその金額が算定される。そこで「ふるさとチョイス」のサイト内にあるシミュレーションを利用して試算してみよう。妻と子供がひとりいる家庭で、妻には300万円の年収があるという前提とする。あなたの年収400万円であれば寄付の上限は59,776円、600万円なら114,244円、800万円なら164,259円、1,000万円なら225,852円が寄付の上限となる。よってこれらの金額最大3割までの返礼品を受け取れることになるわけだ。(ただし寄付額は保険料や控除額によっても左右される。上記の算定では保険料や控除額は0で試算している)
12月はふるさと納税の寄付がもっとも多い時期
そして先にも述べたが、ふるさと納税のポータルサイトのCMが目につくのは、今の時期がふるさと納税による寄付がもっとも多いシーズンだからだ。返礼品としてゴルフ場のプレー券を充実させているある自治体によると、12月最終週の寄付額は、11月最終週の3倍以上、とくに12月28日から31日までがピークになるという。その理由は寄付額の基準となる年収が1月1日から12月31日で算定されるため。年収は繰越することができないため、より多くの控除・還付を受けるには、年末までに寄付をしなくてはならないわけだ。
もうひとつ忘れてはいけないのが、スムーズに控除を受けるための仕組みである「ワンストップ特例制度」だ。ふるさと納税には確定申告の手続きが必要となる。もしアナタが会社員であれば、なかなか厄介な作業になるはずだ。ところが「ワンストップ特例制度」を利用すれば、確定申告なしで寄付ができ、そのまま居住地への住民税が控除されるという便利な制度。この制度を利用して今年寄付をする場合は、来年1月10日までに必要書類を自治体に郵送しなくてはならないので注意しよう。(ワンストップ特例制度はサラリーマンのように通常は確定申告が不要であることが条件で、高額な医療費控除や住宅ローン控除初年度分などを受け取る場合は確定申告が必要となる)
もうひとつ忘れてはいけないのが、スムーズに控除を受けるための仕組みである「ワンストップ特例制度」だ。ふるさと納税には確定申告の手続きが必要となる。もしアナタが会社員であれば、なかなか厄介な作業になるはずだ。ところが「ワンストップ特例制度」を利用すれば、確定申告なしで寄付ができ、そのまま居住地への住民税が控除されるという便利な制度。この制度を利用して今年寄付をする場合は、来年1月10日までに必要書類を自治体に郵送しなくてはならないので注意しよう。(ワンストップ特例制度はサラリーマンのように通常は確定申告が不要であることが条件で、高額な医療費控除や住宅ローン控除初年度分などを受け取る場合は確定申告が必要となる)
お気に入りの返礼品に出会うための近道がポータルサイト
たとえばクラブやゴルフ場のプレー券といった返礼品を入手しようと、ふるさと納税で寄付をしようとした場合、全国の自治体すべてをチェックするのは至難のワザ。仮にお目当てのゴルフ場があるとしても、その自治体の返礼品にプレー券があるのかを確認するだけでも面倒だ。そこでポータルサイトが役に立つ。日本全国の自治体や返礼品などで情報を検索することができ、どこにふるさと納税の寄付をすべきか探しだすことができる。「ふるさとチョイス」の宗形さんはこう話してくれた。
「基本的に、どこのポータルサイトにも掲載されていない自治体、返礼品はないと思います。ただサイトによって、掲載されていない自治体や返礼品の違いはかなりあります。ですから寄付ができる自治体や返礼品の掲載量がポータルサイトの大きな違いとなります。ふるさとチョイスには最多の1,600を超える自治体の46万点以上の返礼品が掲載されています」
さらにこのところ、ふるさと納税の返礼品がポイント化されて、その地域の品に変えられるサービスも登場してきている。ふるさとチョイスでも「チョイスPay」というサービスを実施している。これは発行した自治体だけで使える電子決済サービス。スマホに専用アプリをダウンロードして会員登録。ふるさと納税をする自治体を決めて寄付をする。従来のようなゴルフ場のプレー券といった返礼品が届く代わりに、寄付と同時に、返礼品と同額のポイント(1ポイントが1円)がチャージされる仕組みだ。そして同じ自治体のチョイスPay加盟店でポイントを使い分けることができる。つまり返礼品のカスタマイズが可能というわけだ。寄付した自治体のチョイスPay加盟店であれば、ゴルフ場のプレーフイと名産品のおみやげ、名物の食事、日帰り入浴や宿泊などを組み合わせることができる。
「これからチョイスPayに対応する自治体、加盟店はどんどん増えていくはずですが、すでにアンテナが効くゴルファーの中には、チョイスPayを上手に利用している人もいるようです。泊りでゴルフ旅行などをする機会がある人などは、活用してみてはどうでしょう」と宗形さんは教えてくれた。
今回は地域を応援しながら返礼品をいただくこともできるふるさと納税の仕組みやトレンド、さらにこのタイミングがキモとなることを紹介してきた。次回は実際にゴルフライフを充実させてくれそうな返礼品についてお届けする。
「基本的に、どこのポータルサイトにも掲載されていない自治体、返礼品はないと思います。ただサイトによって、掲載されていない自治体や返礼品の違いはかなりあります。ですから寄付ができる自治体や返礼品の掲載量がポータルサイトの大きな違いとなります。ふるさとチョイスには最多の1,600を超える自治体の46万点以上の返礼品が掲載されています」
さらにこのところ、ふるさと納税の返礼品がポイント化されて、その地域の品に変えられるサービスも登場してきている。ふるさとチョイスでも「チョイスPay」というサービスを実施している。これは発行した自治体だけで使える電子決済サービス。スマホに専用アプリをダウンロードして会員登録。ふるさと納税をする自治体を決めて寄付をする。従来のようなゴルフ場のプレー券といった返礼品が届く代わりに、寄付と同時に、返礼品と同額のポイント(1ポイントが1円)がチャージされる仕組みだ。そして同じ自治体のチョイスPay加盟店でポイントを使い分けることができる。つまり返礼品のカスタマイズが可能というわけだ。寄付した自治体のチョイスPay加盟店であれば、ゴルフ場のプレーフイと名産品のおみやげ、名物の食事、日帰り入浴や宿泊などを組み合わせることができる。
「これからチョイスPayに対応する自治体、加盟店はどんどん増えていくはずですが、すでにアンテナが効くゴルファーの中には、チョイスPayを上手に利用している人もいるようです。泊りでゴルフ旅行などをする機会がある人などは、活用してみてはどうでしょう」と宗形さんは教えてくれた。
今回は地域を応援しながら返礼品をいただくこともできるふるさと納税の仕組みやトレンド、さらにこのタイミングがキモとなることを紹介してきた。次回は実際にゴルフライフを充実させてくれそうな返礼品についてお届けする。