Vol.1 目の疾患と対策【こんなSOSにご用心】
Vol.1 目の疾患と対策【こんなSOSにご用心】
配信日時:2017年8月16日 03時00分
紫外線が眼に与える影響を知ろう
お話を伺ったのは、東京・自由が丘に医院を構える『アイクリニック自由が丘』の院長・久保田明子ドクター。長時間にわたって日光にさらされたり、小さいボールに集中し続けたりと常に酷使されるゴルファーの眼には、さまざまな疾患、機能の低下が現れるという。
「眼に一番ダメージを与えると言っても過言ではないのが紫外線。長いあいだ外にいると肌が真っ赤に日焼けをしますが、眼も同じく日焼けをするのです。日焼けとは簡単に言えばヤケドのこと。デリケートな眼には何も良いことはありません」
紫外線によって引き起こされる疾患にはいわゆるヤケドに近い角膜炎といった急性的なものと、時間を経て症状が現れる白内障のような慢性的なものが存在する。白内障は目の中でレンズの役割を果たしている水晶体が濁る病気。濁りによって光が散乱し、かすみ、まぶしさといった症状が出るため、ゴルファーならずとも厄介なものだ。
「その他にも黒目に接する白目部分に黄色に盛り上ったしみができる瞼裂斑、白目が黒目の中心に伸びる翼状片などがあります。これらは『白眼がくすむ』『充血が消えない』『白眼が黄ばんでいる』『ゴロゴロする』といった自覚症状があり、当院でも相談を受けるケースが多いです
眼を守るポイントは
とにかくUVカット
では、そういった眼のトラブルを防ぐ対策は何かを聞くと、とにかく紫外線からの?ガード〞がポイント。分かりやすいのはUVカットレンズのメガネ、サングラスだろう。UVカットアイウェア選びの大きなポイントは「顔へのフィット」と「レンズの色」だ。
「紫外線は反射をするので、大きすぎるレンズはおすすめしません。逆に小さすぎるレンズも隙間から紫外線が入り込むためNGです。また、レンズの色は濃いと暗さで瞳が開いてしまい、多くの光が入ってしまうため、色は薄目のもののほうがオススメです」
眼に与える紫外線の影響は、季節や天候、時間帯での差が少なく、「本の文字が読める」程度の明るさになればすでに影響を受けている状態だという。とくに真昼よりも朝や夕方は目線に太陽が入るため影響も強く、プレー時は常に目を守る対策が必要と言える。
「夕方や曇りの日は、サングラスをかけるのに抵抗がありそうですが、屋内では普通のメガネとして機能し、外では紫外線量に応じて色がつく偏光メガネなども活用してもらいたいものです」
その他、つばの広い帽子を被るなどシンプルな対策も効果を発揮してくれるだろう。
「眼に一番ダメージを与えると言っても過言ではないのが紫外線。長いあいだ外にいると肌が真っ赤に日焼けをしますが、眼も同じく日焼けをするのです。日焼けとは簡単に言えばヤケドのこと。デリケートな眼には何も良いことはありません」
紫外線によって引き起こされる疾患にはいわゆるヤケドに近い角膜炎といった急性的なものと、時間を経て症状が現れる白内障のような慢性的なものが存在する。白内障は目の中でレンズの役割を果たしている水晶体が濁る病気。濁りによって光が散乱し、かすみ、まぶしさといった症状が出るため、ゴルファーならずとも厄介なものだ。
「その他にも黒目に接する白目部分に黄色に盛り上ったしみができる瞼裂斑、白目が黒目の中心に伸びる翼状片などがあります。これらは『白眼がくすむ』『充血が消えない』『白眼が黄ばんでいる』『ゴロゴロする』といった自覚症状があり、当院でも相談を受けるケースが多いです
眼を守るポイントは
とにかくUVカット
では、そういった眼のトラブルを防ぐ対策は何かを聞くと、とにかく紫外線からの?ガード〞がポイント。分かりやすいのはUVカットレンズのメガネ、サングラスだろう。UVカットアイウェア選びの大きなポイントは「顔へのフィット」と「レンズの色」だ。
「紫外線は反射をするので、大きすぎるレンズはおすすめしません。逆に小さすぎるレンズも隙間から紫外線が入り込むためNGです。また、レンズの色は濃いと暗さで瞳が開いてしまい、多くの光が入ってしまうため、色は薄目のもののほうがオススメです」
眼に与える紫外線の影響は、季節や天候、時間帯での差が少なく、「本の文字が読める」程度の明るさになればすでに影響を受けている状態だという。とくに真昼よりも朝や夕方は目線に太陽が入るため影響も強く、プレー時は常に目を守る対策が必要と言える。
「夕方や曇りの日は、サングラスをかけるのに抵抗がありそうですが、屋内では普通のメガネとして機能し、外では紫外線量に応じて色がつく偏光メガネなども活用してもらいたいものです」
その他、つばの広い帽子を被るなどシンプルな対策も効果を発揮してくれるだろう。
Infomation
アイクリニック自由が丘
東京都目黒区自由が丘1-30-3-9階
03-5701-1055
TRIGG BODY DESIGN
東京都港区西麻布1-6-6コートウエストB1階
03-6434-5427
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03-6434-5427
これら紫外線が関係するものだけでなく、老眼や緑内障など加齢と共に増えてくる眼の悩みは、普段からの気遣いで進行を遅らせたり、ケアすることができるため、定期的に眼科に行くのがベスト。
一方で、普段からできるトレーニングやケアもある。1日に数回、遠くと近くを交互に数秒ずつ見て毛様体筋を怠けさせないこと。また、眼の表面が乾燥するドライアイは眼精疲労につながるため、コンタクトの装用時間は短縮したり、適度に体を動かし緊張をほぐすこと。その他、温罨法、ドライアイ用のサプリメントも良いという。
「眼にも体にも共通するアンチエイジングは、ストレッチと筋トレです。眼科医として前述の眼のトレーニングはやっていましたが、同じく体の筋トレも継続することで明らかに体の若返りを感じる」と語るドクター。眼のことを習慣的に気にかけて鍛え、同時に守ることで、ゴルフにおいてもスコアの維持、そして更なるステップアップが期待できるのだ。
一方で、普段からできるトレーニングやケアもある。1日に数回、遠くと近くを交互に数秒ずつ見て毛様体筋を怠けさせないこと。また、眼の表面が乾燥するドライアイは眼精疲労につながるため、コンタクトの装用時間は短縮したり、適度に体を動かし緊張をほぐすこと。その他、温罨法、ドライアイ用のサプリメントも良いという。
「眼にも体にも共通するアンチエイジングは、ストレッチと筋トレです。眼科医として前述の眼のトレーニングはやっていましたが、同じく体の筋トレも継続することで明らかに体の若返りを感じる」と語るドクター。眼のことを習慣的に気にかけて鍛え、同時に守ることで、ゴルフにおいてもスコアの維持、そして更なるステップアップが期待できるのだ。
質の良い「まばたき」でドライアイ対策
今日からはじめられる紫外線や眼精疲労から目を守るオススメアイテム&対策法
ドライアイには涙の安定性を上げる治療薬を眼科で処方してもらうのがベスト。代用品ではないが、市販にも様々なドライアイ対策目薬が揃う。
コンタクトは必ずUVカット加工されたものを選ぶこと。近くも遠くもクリアに見る必要があるゴルファーには遠近両用もオススメ。
反射した紫外線を眼に届きにくくするため、サングラスはできるだけ顔との間に隙間の少ないものを。上部がルーフ状で、ツルを太いものを。
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ゴルフ的ヘルスケア