フェデックスカップ・プレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」の3日目。大会が行われているイーストレイクゴルフコースの横にあるチャーリー・イエーツゴルフコースから、１機のヘリコプターが飛び立ちました。

ヘリコプターに搭乗していたのは、3日目（9月23日）を通算10アンダーで2位タイにつけていたケビン・キスナー（米国）。9月22日の朝、自身のツイッターに「アセンズ（米国ジョージア州の都市）へ行くにはヘリコプターが必要。アトランタ（大会が行われている都市）に誰か持っている人はいないか？」と投稿。

するとジャスティン・トーマス（米国）が地元のヘリコプター会社に頼み、ヘリコプターをチャーターしたのです。なぜキスナーがヘリコプターを必要としていたかというと、23日の夜に行われるキスナーの母校、ジョージア大学のアメリカンフットボールチームの試合を観戦しに行くため。3日目のスタート時間は現地時間13時45分、プレー時間を4時間とするとフィニッシュは18時頃。アトランタからアセンズまで車で約90分、試合は19時からだったため約45分で行けるヘリコプターが必要だったのです。

結果、トーマスとヘリコプターのランディング許可をしてくれたゴルフ場のおかげで、試合のキックオフに間に合ったキスナー。最終日はスコアを伸ばせませんでしたが、3位タイと好成績で最終戦を終えました。また、試合も31−3で母校のチームが勝利。ジャスティン・トーマスに大感謝ですね！

ケビン・キスナーのツイッター