枯れ葉にあたり4打罰!?
世界各国で起こるさまざまなゴルフニュースの中から、編集部が厳選して紹介していきます。
配信日時:2017年10月5日 08時00分
新シーズンのPGAツアー出場権をかけ行われた「ウェブドットコムツアーファイナルズ」(全4試合)。ファイナルズでの賞金ランキング上位25名(すでに出場資格を保持しているレギュラーツアー賞金ランキング上位25名を除く)に出場権が与えられるが、日本から参戦していた石川遼は22位で最終戦を迎えるも、スコアが伸びず賞金ランキング30位で終了。PGAツアー新シーズンへの道が閉ざされてしまった。
石川同様に悔しい思いをした選手がほかにもいた。マシュー・サウスゲート(イギリス)は3戦目終了時点で賞金ランキング20位につけていたものの、最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」で予選落ちとなり、最終ランキング28位となった。
予選落ちならばしょうがないと割り切れそうだが、サウスゲートの悲劇は3戦目「DAP選手権」から始まっていたかもしれないだけに、その悔しさも倍増だろう。2戦目「アルバートソンズ・ボイジーオープン」で5位タイと好成績を残し、賞金ランキング9位まで浮上したサウスゲート。迎えた3戦目、3日目終了時点で42位タイにつけ、最終日での巻き返しを狙っていた。そして、最終日。1オーバーで迎えた運命の15番パー4。
3打目でグリーンにのせ、短めのバーディパットを決めたいと打った次の瞬間、風によって落ち葉がカップに向かう彼のボールの方向へ。飛んできた葉っぱに当たったボールは失速し、カップを外れてしまったのだ。
石川同様に悔しい思いをした選手がほかにもいた。マシュー・サウスゲート(イギリス)は3戦目終了時点で賞金ランキング20位につけていたものの、最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」で予選落ちとなり、最終ランキング28位となった。
予選落ちならばしょうがないと割り切れそうだが、サウスゲートの悲劇は3戦目「DAP選手権」から始まっていたかもしれないだけに、その悔しさも倍増だろう。2戦目「アルバートソンズ・ボイジーオープン」で5位タイと好成績を残し、賞金ランキング9位まで浮上したサウスゲート。迎えた3戦目、3日目終了時点で42位タイにつけ、最終日での巻き返しを狙っていた。そして、最終日。1オーバーで迎えた運命の15番パー4。
3打目でグリーンにのせ、短めのバーディパットを決めたいと打った次の瞬間、風によって落ち葉がカップに向かう彼のボールの方向へ。飛んできた葉っぱに当たったボールは失速し、カップを外れてしまったのだ。
まさかの出来事にサウスゲートも意気消沈。
悲劇はコレで終わらなかった。
外れたボールをそのままパットし、このホールをパーとしたサウスゲート。しかし、この行為が違反となった。ゴルフ規則19−1によると“プレーヤーの動いている球が局外者により偶然に方向を変えられたり止められた場合はラブオブザグリーンであって、誰にも罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない。しかし、パッティンググリーン上でストロークされて動いているプレーヤーの球が、動いている局外者や生きている局外者(ミミズや虫その他類似のものを除く)によって方向を変えられたり止められた場合や、その局外者の中か上に止まった場合、そのストロークは取り消しとなる。その球はリプレースして再プレーされなければならない。”とされている。
つまり、サウスゲートはリプレースしてパッティングをやり直さなければいけなかったのだ。そのままプレーを続けたサウスゲートには2打罰が科されたが、悲しいことに同行為が判明したのはプレー終了後だったため、このホールをパーと申告したサウスゲートは過少申告とみなされ、ゴルフ規則6−6違反となり(競技者が違反をしていたことを知らなかったため失格ではない)、そのホールに2打罰、計4打罰ということに……。
結果、通算9オーバー、42位タイから64位タイに。賞金ランキングも9位から20位にランクダウンしてしまった。この4打罰がなければ……。
マシュー・サウスゲートのパッティング動画はこちら
by CHIE ANDO
外れたボールをそのままパットし、このホールをパーとしたサウスゲート。しかし、この行為が違反となった。ゴルフ規則19−1によると“プレーヤーの動いている球が局外者により偶然に方向を変えられたり止められた場合はラブオブザグリーンであって、誰にも罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない。しかし、パッティンググリーン上でストロークされて動いているプレーヤーの球が、動いている局外者や生きている局外者(ミミズや虫その他類似のものを除く)によって方向を変えられたり止められた場合や、その局外者の中か上に止まった場合、そのストロークは取り消しとなる。その球はリプレースして再プレーされなければならない。”とされている。
つまり、サウスゲートはリプレースしてパッティングをやり直さなければいけなかったのだ。そのままプレーを続けたサウスゲートには2打罰が科されたが、悲しいことに同行為が判明したのはプレー終了後だったため、このホールをパーと申告したサウスゲートは過少申告とみなされ、ゴルフ規則6−6違反となり(競技者が違反をしていたことを知らなかったため失格ではない)、そのホールに2打罰、計4打罰ということに……。
結果、通算9オーバー、42位タイから64位タイに。賞金ランキングも9位から20位にランクダウンしてしまった。この4打罰がなければ……。
マシュー・サウスゲートのパッティング動画はこちら
by CHIE ANDO