「30歳まではゴルフを続けられたらいいな」 ルーキーの肖像〜 小祝さくら
勝みなみら黄金世代の多くが合格した2017年LPGAプロテスト。近年で最も注目された今年、難関を突破した22名の個性を紹介する(取材・文/標英俊、撮影/高橋淳司)
配信日時:2017年10月11日 04時00分
2016年『ニッポンハム レディスクラシック』初日、"65"を叩き出して7アンダー・単独首位発進した18歳のアマチュアが一気に注目を浴びた。
勝みなみ世代の色白道産子美人…。その日の報道でそう形容された小祝さくらは、2日目も首位を守り、最終日最終組でプレー。最終的には8位に後退したものの、ゴルファーらしからぬ艶っぽい印象で、ゴルフファンに印象深い存在となった。今季参戦するステップ・アップ・ツアーのチャリティフォトやチャリティサイン会では、毎試合ファンから一定の指名を受けており、認知度の高さは黄金世代のなかでも随一だ。
8歳の頃、宮里藍のファンだった母親のゴルフレッスンについていったことがキッカケにゴルフを始めた。小学校時代から北海道内で優勝歴を重ね、「プロを目指したのは小学校6年から中学くらいですかね。あんまりハッキリとは覚えていないんです(笑)」。
中学卒業後は通信制高校に進み、札幌リージェントゴルフ倶楽部でアルバイトを始める。朝の7時から夕方前まではスタート室の仕事に従事し、その後に練習を開始。月の約半分は出勤し、半分は遠征。稼いだバイト代は母に渡す生活費以外はしっかりと貯金するなど、堅実な一面を持っている。プロテスト合格後も「まだ普通にいっていますよ(笑)。8月は2〜3回しかいけていませんが…」。今年は冬季にコースがクローズになるまで続けるというが、来年以降本格的なツアー参戦が叶えば、4年間過ごした勤め先は卒業することになる。
趣味はライブ観戦で、最近訪れたのは、韓国の男性ヒップホップアイドルグループの防弾少年団のライブ。イマドキの女子らしい一面だが、もうひとつ熱を入れていることはアイスホッケー。2年前から苫小牧市を拠点とする王子製紙のアイスホッケーチーム“王子イーグルス”のファンで、ホームアリーナでの練習を見に行くほど。「まだまだ好きですし、最近は明治大学も好きなんです」と、アイスホッケー熱はどんどん高まっているのだとか。
3年後の目標は「レギュラーツアーで活躍できる選手」、人生の目標を聞くと「30歳までゴルフは続けられたらいいな」。
ルーキーやツアー2〜3年目の選手たちに話を聞くと"30歳までに"という言葉を良く耳にする。20代前半にレギュラーツアーフル参戦し、シード獲得。20代半ばにはシード常連となり、20代後半には賞金女王を争える位置に…昨今の国内女子ツアーの流れを見ると、これが"理想の出世コース"。漠然としたものだとしても"30歳までに"という言葉は、若手選手がピークを迎える時期の設定を"20代のうち"と考えている現実が見える。
小祝は2017年初頭から上田桃子のコーチを務める辻村明志氏に師事。賞金女王経験がありツアー屈指のキャリアを持つ上田と合宿する機会もできた。辻村氏の小祝評は「どんなに悪くても"必ず最低ラインのゴルフ"をすること。悪い方向に爆発することがない“スコアを作れる選手”。ビッグプレーは少ないが、爆発するための技術がまだまだ足りないだけ。一段一段確実にステップを踏ませてあげたい」。地道に育ててくれるコーチに恵まれたのは彼女にとって、早期からの活躍のキッカケになる可能性はあるだろう。現にドライバーの飛距離は約10ヤードほど伸びるなど、成長が見え始めている。
「私のセールスポイントはつねに笑顔でいるところですかね(笑)」といい、おっとりとした口調が印象的で、強い意思を持った言葉を語らない。だが辻村氏いわく「闘争心が見えないタイプだけど、内に秘めたものは強い」。プレーからうかがえるそのギャップがファンを惹きつけるのかもしれない。
小祝さくら プロフィール
●出身地/北海道北広島市
●出身校/飛鳥未来高等学校(北海道)
●生年月日/1998年4月15日
●身長/158cm
●体重/58kg
●血液型/A型
●ゴルフ歴/8歳〜
●得意クラブ/ドライバー
●1W平均飛距離/240ヤード
●プロテスト受験回数/1回目
●趣味/音楽、LIVE(K-POPが好きです)
●特技/食べること
●好きな色/黄色
●目標とするプロゴルファー/イ・ボミ、上田桃子、藤田光里
●ファンへのメッセージ/
「いつも応援してくれるのが力になっているのでこれからも頑張るので応援よろしくお願いします」
●地元自慢してください!
「住んでいる私からすると…北海道ってホント寒い!!って思いが一番ですが、おいしい海産物が多いですし、雪景色は素敵。やっぱりスキーですかね。おすすめスポットは…
旭山動物園かな(笑)」
⇒【注目プロ名鑑】小祝さくらのエピソードをもっと知る!
勝みなみ世代の色白道産子美人…。その日の報道でそう形容された小祝さくらは、2日目も首位を守り、最終日最終組でプレー。最終的には8位に後退したものの、ゴルファーらしからぬ艶っぽい印象で、ゴルフファンに印象深い存在となった。今季参戦するステップ・アップ・ツアーのチャリティフォトやチャリティサイン会では、毎試合ファンから一定の指名を受けており、認知度の高さは黄金世代のなかでも随一だ。
8歳の頃、宮里藍のファンだった母親のゴルフレッスンについていったことがキッカケにゴルフを始めた。小学校時代から北海道内で優勝歴を重ね、「プロを目指したのは小学校6年から中学くらいですかね。あんまりハッキリとは覚えていないんです(笑)」。
中学卒業後は通信制高校に進み、札幌リージェントゴルフ倶楽部でアルバイトを始める。朝の7時から夕方前まではスタート室の仕事に従事し、その後に練習を開始。月の約半分は出勤し、半分は遠征。稼いだバイト代は母に渡す生活費以外はしっかりと貯金するなど、堅実な一面を持っている。プロテスト合格後も「まだ普通にいっていますよ(笑)。8月は2〜3回しかいけていませんが…」。今年は冬季にコースがクローズになるまで続けるというが、来年以降本格的なツアー参戦が叶えば、4年間過ごした勤め先は卒業することになる。
趣味はライブ観戦で、最近訪れたのは、韓国の男性ヒップホップアイドルグループの防弾少年団のライブ。イマドキの女子らしい一面だが、もうひとつ熱を入れていることはアイスホッケー。2年前から苫小牧市を拠点とする王子製紙のアイスホッケーチーム“王子イーグルス”のファンで、ホームアリーナでの練習を見に行くほど。「まだまだ好きですし、最近は明治大学も好きなんです」と、アイスホッケー熱はどんどん高まっているのだとか。
3年後の目標は「レギュラーツアーで活躍できる選手」、人生の目標を聞くと「30歳までゴルフは続けられたらいいな」。
ルーキーやツアー2〜3年目の選手たちに話を聞くと"30歳までに"という言葉を良く耳にする。20代前半にレギュラーツアーフル参戦し、シード獲得。20代半ばにはシード常連となり、20代後半には賞金女王を争える位置に…昨今の国内女子ツアーの流れを見ると、これが"理想の出世コース"。漠然としたものだとしても"30歳までに"という言葉は、若手選手がピークを迎える時期の設定を"20代のうち"と考えている現実が見える。
小祝は2017年初頭から上田桃子のコーチを務める辻村明志氏に師事。賞金女王経験がありツアー屈指のキャリアを持つ上田と合宿する機会もできた。辻村氏の小祝評は「どんなに悪くても"必ず最低ラインのゴルフ"をすること。悪い方向に爆発することがない“スコアを作れる選手”。ビッグプレーは少ないが、爆発するための技術がまだまだ足りないだけ。一段一段確実にステップを踏ませてあげたい」。地道に育ててくれるコーチに恵まれたのは彼女にとって、早期からの活躍のキッカケになる可能性はあるだろう。現にドライバーの飛距離は約10ヤードほど伸びるなど、成長が見え始めている。
「私のセールスポイントはつねに笑顔でいるところですかね(笑)」といい、おっとりとした口調が印象的で、強い意思を持った言葉を語らない。だが辻村氏いわく「闘争心が見えないタイプだけど、内に秘めたものは強い」。プレーからうかがえるそのギャップがファンを惹きつけるのかもしれない。
小祝さくら プロフィール
●出身地/北海道北広島市
●出身校/飛鳥未来高等学校(北海道)
●生年月日/1998年4月15日
●身長/158cm
●体重/58kg
●血液型/A型
●ゴルフ歴/8歳〜
●得意クラブ/ドライバー
●1W平均飛距離/240ヤード
●プロテスト受験回数/1回目
●趣味/音楽、LIVE(K-POPが好きです)
●特技/食べること
●好きな色/黄色
●目標とするプロゴルファー/イ・ボミ、上田桃子、藤田光里
●ファンへのメッセージ/
「いつも応援してくれるのが力になっているのでこれからも頑張るので応援よろしくお願いします」
●地元自慢してください!
「住んでいる私からすると…北海道ってホント寒い!!って思いが一番ですが、おいしい海産物が多いですし、雪景色は素敵。やっぱりスキーですかね。おすすめスポットは…
旭山動物園かな(笑)」
⇒【注目プロ名鑑】小祝さくらのエピソードをもっと知る!