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    キャップここまでメンテナンス【ラウンド後は忘れずに】

    確かにゴルフから帰ったあとで、メンテナンスするのは面倒だけれど、ひと手間かければ長持ちするし、プレーするときのモチベーションもあがるはず。

    配信日時:2018年4月2日 21時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    • 画像/ゲッティイメージ
    • 1日中汗をせきとめる役割を果たした部分だけに丹念なケアを
    • しみもこうなってしまったらもはや手遅れ
    • しみ抜き(右)とアイロン作業。こうしたプロセスはセルフメンテナンスでは真似できない
    • 白地なのでダメージが目立ちやすい
    • クリーニングが終わると、汚れもかなり目立たなくなった
    この記事の写真 7 枚を見る
    陽気が暖かくなるにつれて、ラウンド中にかく汗の量も増えていきます。ポロシャツだったら洗濯機につっこんで洗えば、また気持ちよく着ることができますが、同じくらい汗にまみれるキャップはどうしていますか? 頭から流れる落ちる汗と密着しているキャップの負担はかなり大きいのに、そのまま干すだけになってしまいがち。無造作に洗濯機に放り込み、気がつくと、キャップがよれよれになってしまった経験がある人もいるのでは。
    画像/ゲッティイメージ

    画像/ゲッティイメージ

    ポロシャツのように簡単に洗えない
    だから脱いだあとにやることがある

    汗ですっかり湿ってしまったキャップを脱いだら、クラブハウスにいる間にやっておくべきケアがあります。撥水ウエアのメンテナンスのときにも、プロのテクニックを教えてくれた、ネット完結型宅配クリーニングサービス「リネット」の長瀬みなみさんに、ノウハウを聞いてみました。

    「汗や雨をたっぷり吸い込んだキャップをそのままにしておくのがいちばんよくありません。濡れたキャップを、そのままコース備えつけのビニール袋に入れて、もち帰るのはやめてほしいですね」。そこでクラブハウスを出るまでにやっておきたいこととは。まず浴室の洗面台などに真水をはり、水中でキャップを軽く振り洗いします。そのあとキャップを振って水きり。そしてタオルなどでキャップを包んでから、ビニール袋などに入れて自宅にもち帰ります。タオルで包むのは水分をとり、ニオイのもとにもなる雑菌の繁殖を抑えるため。自宅に戻ったらすぐにビニール袋からとり出します。

    自宅に戻ったら、その日のうちにもう1度きちんと洗います。ただしツバがよれよれになったり、形も崩れてしまうので洗濯機は禁物。洗面器などにおしゃれ着用の洗剤を溶かした水をはり、キャップを浸して振り洗いしたり、気になるところは軽くこすります。もっとも注意したいのがキャップの内側下部の、頭や額と密着するところとその周辺。皮脂が付着しやすく、黄ばみやニオイの原因となります。そこで長瀬さんがスペシャルケアの方法を教えてくれました。
    1日中汗をせきとめる役割を果たした部分だけに丹念なケアを

    1日中汗をせきとめる役割を果たした部分だけに丹念なケアを

    「固形石鹸を皮脂汚れの気になる部分に塗りつけ、歯ブラシで一定方向に軽くこすります。固形石鹸は皮脂を落としやすいので効果的ですよ」。洗いが終わったらしっかりとすすぎます。洗面器に水をはり、キャップを振ったり、軽くもんだりして、泡がでてこなくなるまで。水も1〜2回かえながら行います。そして脱水。このプロセスだけは洗濯機を利用します。もっとも弱い設定にして1分くらい。最近はやりの生地がほつれたようなダメージ加工がされたキャップは、必ず洗濯ネットに入れて脱水してください。

    脱水が終わったら干すのですが、その前にシワっぽくなったキャップの形をしっかりと手で整えます。「干すときにキャップを吊るした状態だと型崩れにつながります。調理用のザルにかぶせて乾かすとシワにならずいいのですが…。そこまで用意できないのであれば、吊るさずに平置きにして乾かしてください」。ちなみに保管するときも引っぱられて型崩れにつながるので、フックなどにかけっぱなしにするのはやめましょう。
    しみもこうなってしまったらもはや手遅れ

    しみもこうなってしまったらもはや手遅れ

    特に白系キャップの皮脂汚れは時間がたってから目立ってきます。歯ブラシ+固形石鹸ケアでも落ちなくなれば、クリーニングに頼らなくてはなりません。またきちんとセルフメンテナンスをしたとしても、季節ごとを目安にクリーニングでリフレッシュさせたいところです。ではキャップをよみがえらせるプロのテクニックとは。

    汚れを落とすだけでなく
    型崩れにもプロが立ち向かう

    キャップはポロシャツのようなウエアとは違い、洗うことをあまり意識して作られていません。さらに形も立体的なので厄介です。それゆえプロのワザが心強い。プロ野球チームでもユニフォームだけでなく、キャップもクリーニング頼みという話がるのも、それが理由かもしれません。

    「リネット」の場合、まずほかの衣料とは混ぜず、キャップのみで洗っていきます。お気に入りのカーブにラウンドさせたツバが、洗っている間にほかの服と絡まり、よれてしまうことがないようにするためです。芯が入っているツバはアイロンなどが使えず、よれてしまうともとに戻すことができません。洗剤も洗浄力に優れたものが用意されます。またダメージ加工がされたキャップは洗濯機を用いず、ひとつずつ手洗いすことも。必要に応じてシミ抜きにも対応してくれます。
    しみ抜き(右)とアイロン作業。こうしたプロセスはセルフメンテナンスでは真似できない

    しみ抜き(右)とアイロン作業。こうしたプロセスはセルフメンテナンスでは真似できない

    そしてクライマックスが仕上げ工程。一般家庭ではあまりお目にかかれない、帽子用の台を駆使してのアイロンワークによって、フォルムが見事に再現されます。吊るしておくことで生地が伸びてしまったらNGですが、それ以外であれば、くたびれたように見える布部分の型崩れはきれいに修復されるのはさすがです。
    白地なのでダメージが目立ちやすい
    クリーニングが終わると、汚れもかなり目立たなくなった
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    白地なのでダメージが目立ちやすい
    「リネット」の場合、納期はお預けから最短5日で自宅に宅配。価格は1,370円〜。

    汗が滝のように流れる夏ゴルフ本番を迎える前に、キャップのメンテナンスをしっかりと実践できるようにしておきたいもの。
    連載

    ゴルフギア・グッズのメンテナンス

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