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    とても精密に作られている腕時計。ゴルフの時に着用できるモデルはあるの?

    腕時計は衝撃に弱いため激しいスポーツなどでは推奨されていない。では時計の心臓部はどんな働きをしているのか?衝撃に耐えられるモデルはあるのか?調べてみました。

    配信日時:2018年4月24日 03時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    腕時計=精密機器と言えるほどたくさんのパーツで構成されている
    腕時計=精密機器と言えるほどたくさんのパーツで構成されている
    • フィル・ミケルソンが腕時計をしたままプレーするのは有名(Photo by GettyImages)
    • ボールウォッチ『エンジニア 2 マグニートー S』
    • 暗い所でも見やすい文字盤
    この記事の写真 8 枚を見る

    “精密機器”である腕時計の扱いには、十分な注意が必要

    腕時計の中でも機械式の腕時計は、金属製の歯車・ゼンマイ・バネ・ネジ・プレートなどのアナログパーツが直径30mm・厚さ5mm程度に組み上げられ、1秒という単位をより正確に表示させている。一日の平均誤差は高品質の時計でマイナス3秒からプラス5秒以内、一般的にはプラスマイナス10秒以内は許容範囲内とされている。

    衝撃や磁気に弱いため、激しいスポーツや医療機関での使用は推奨されていない。防水性能が高い時計(ダイバーズウォッチ)でも実際のダイビングでの使用は控えるようにと販売店から注意を受けることが多い。30m防水・50m防水・100m防水・200m防水(ダイバーズウォッチ)、2000m防水という時計も販売されている。
    フィル・ミケルソンが腕時計をしたままプレーするのは有名(Photo by GettyImages)

    フィル・ミケルソンが腕時計をしたままプレーするのは有名(Photo by GettyImages)

    腕時計が故障するのは手首への衝撃が原因となる事が多いが、それが原因の症状としては下記が挙げられる。

    ●細かな部品が変形し時間が合わない
    ●部品同士の噛み合わせが外れる
    ●自動巻のローターが外れる
    ●ネジが折れ時計内部から音がする
    ●針が外れる

    しかし衝撃と言ってもゴルフでのインパクトの瞬間や、床に落とすといったわかりやすい原因だけではない。現代の生活は磁気で溢れており、スマートフォンやパソコン、家電などによる“磁気帯び”は自分で気づかないうちに起きてしまうものだ。

    では、時計の心臓部はどんな働きをする?

    機械式の腕時計はゼンマイや歯車など、様々な部品で構成されているが、安定した精度を維持するために特に重要な役割を持つ「ひげゼンマイ」について紹介する。ひげゼンマイとは“時計の心臓部”と言われるテンプに組み込まれている細い渦巻き状のバネで、伸縮することによってテンワと呼ばれる外周のおもりを規則的に回転(振動)させ、時間を刻む。特殊な合金で作られているため、切れにくく形が崩れにくい性質がある。
    テンプは振り子の原理が応用されており、テンワがおもり、ひげゼンマイが振り子にあたる。ひげゼンマイが長くなると遅れ、ひげゼンマイが短くなると進みになる。この周期を変えることで精度を調整することができる。

    ひげゼンマイは時計の向きによって精度が変わらないよう、同心円状、かつ平らである必要がある。しかし、使用している間に衝撃や強い磁気によってひげゼンマイの渦巻き状の中心がずれると精度に影響がでてしまう。バネが伸ひている瞬間に強い衝撃が加わると、ひげゼンマイが他の部品、主に緩急針やひげ持に引っかかる状態になることがある。これを「ひげ絡み」と言う。
    ひげ絡みの状態になると、時計が止まる・激しく進むという症状が出てくる。この場合引っかかっている部分を取り外すことで元通りの形状に戻すことができるが、引っかかった状態で長期間使用し続けるとひげゼンマイの形状が崩れ、修正できなくなる場合がある。この症状が出た場合は使用を中止し、早めの修理をおススメする。




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    ⇒ “耐衝撃性”が特徴の時計、見つけました!

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