ゴルフでの着用後に行いたいセルフメンテナンス
腕時計には日常的なメンテナンスが大事です。ケアを怠れば外装の破損など、思わぬ費用が掛かることも。今回は自分でできる手軽なメンテナンスを紹介します。
配信日時:2018年7月24日 03時00分
腕時計のセルフメンテナンス
いつも着用している腕時計には汗や汚れが付着しやすくなっており、そのままにしておくと錆びや故障に繋がる。故障だけでなく肌のかぶれなど身体にも影響がでることも。腕時計を清潔に保つことは長持ちさせる為にも大切なことである。
腕時計に使用される『ステンレススチール』とは?
ステンレススチールとは、STAIN(汚れ・さび)LESS(無し)という名の通り、汚れやさびに強い金属。鉄の含有量を50%以上、クロムを10.5%以上含む合金で、クロムが表面に酸化皮膜(不動態皮膜)を形成するため非常に腐食しにくい素材である。メッキや塗装をしなくても良いため、ほとんどのブランドが高級時計の外装に使用している。
しかし、腕時計を毎日使用することで汗・皮脂・ほこりなどの汚れが溜まり、腐食が起きる場合がある。
しかし、腕時計を毎日使用することで汗・皮脂・ほこりなどの汚れが溜まり、腐食が起きる場合がある。
上記のように早い段階で汚れを落とせば、腐食も防ぐことができる。
しかし、汚れが付着したまま長期間の使用を続けると…。
しかし、汚れが付着したまま長期間の使用を続けると…。
腐食が進んでしまった部分は金属が溶け、細かい穴がたくさん開いたような状態に。さらに進行が進むと金属が折れてしまう可能性もある。
上記程度の腐食であれば、新品仕上げ(傷取り研磨)によって腐食箇所を修正することは可能。平面上の凸凹が少なくなればなるほど、汚れは付きづらくなる。
再度、酸化皮膜が作られるようになれば進行を食い止めることができ、写真のような軽度の腐食であれば除去もできる。
再度、酸化皮膜が作られるようになれば進行を食い止めることができ、写真のような軽度の腐食であれば除去もできる。
金属の腐食を進行させないためには
ステンレスは汗や皮脂の蓄積汚れが天敵である。外装のトラブルを避けるためにも日々のケアをオススメする。一定期間のタイミングで拭き掃除や汚れの除去を行うことで、外装不具合を減らすことができる。
◆マイクロファイバークロス
細かい繊維で作られたクロス。その他、シカの革を植物油でなめしたセーム革なども時計の外装をきれいに拭くのに適している。
細かい繊維で作られたクロス。その他、シカの革を植物油でなめしたセーム革なども時計の外装をきれいに拭くのに適している。
◆豚毛ブラシ(ナイロン刷毛)
時計ケースとブレスレットの間や、ブレスレットの駒間を磨くことができるブラシ。毛先が柔らかいため、時計を傷つけること無く汚れを落とすことができる。
時計ケースとブレスレットの間や、ブレスレットの駒間を磨くことができるブラシ。毛先が柔らかいため、時計を傷つけること無く汚れを落とすことができる。