最もパフォーマンスが発揮できる、「意識を向ける」脳の使い方を体感しよう〜音・感触編〜
スコアアップに技術はもちろん、一打に集中する脳の使い方も非常に重要なのです!
配信日時:2018年8月9日 09時30分
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前回、パフォーマンス向上のための「頭の雑念を取り除く方法」をお伝えしました。
頭をクリアにしたら「グッドショットはどこ(どんなの)?」という質問を自らに問いかけ、それに対して弾道のイメージやスイングのイメージで答えを返すことで、“Think” の状態からベストパフォーマンスが発揮できる「意識(Awareness)を向ける」という脳の状態に切り替えます。しかし、「意識を向ける」というのがどのような状態なのか分からないと、切り替わったのかジャッジできないですよね。
そこで今回は、「意識を向ける」という状態がどのようなものなのか、日常生活でできる実践を踏まえて説明します。ポイントはふだんは無意識に行っているいろいろなことのうち、一つに集中して意識を向けることです!
頭をクリアにしたら「グッドショットはどこ(どんなの)?」という質問を自らに問いかけ、それに対して弾道のイメージやスイングのイメージで答えを返すことで、“Think” の状態からベストパフォーマンスが発揮できる「意識(Awareness)を向ける」という脳の状態に切り替えます。しかし、「意識を向ける」というのがどのような状態なのか分からないと、切り替わったのかジャッジできないですよね。
そこで今回は、「意識を向ける」という状態がどのようなものなのか、日常生活でできる実践を踏まえて説明します。ポイントはふだんは無意識に行っているいろいろなことのうち、一つに集中して意識を向けることです!
日常生活の「音」に意識を向ける
カフェにいるときや電車の中など、日常生活の雑音が多少ある場所で「音」に2〜3分意識を向けて、聞こえてくる音のすべてを探します。
例えばカフェであれば、人の話し声やカフェで流れている音楽、足音、食器の音、外から聞こえてくるものなど、様々な音があるかと思います。実際にやってみると、意識を向けたことで初めて気づくことができた音もあるのではないでしょうか。
音に意識を向けているときは、余計なことをあれこれ考えてしまう「Think」ではなく、音だけ、すなわち一つのことに集中している「Awareness」の状態です。ズバリ、その瞬間が「意識を向ける」脳の状態です。一つに集中することで左脳的「Think」を遮断し、右脳的「Awareness」にすることができます。
大事なのは「Think」 をやめようとしても、それはまだ「Think」の状態であるということです。音に意識を向けるという別の手段をとることで、「Think」から離れられるのです。
例えばカフェであれば、人の話し声やカフェで流れている音楽、足音、食器の音、外から聞こえてくるものなど、様々な音があるかと思います。実際にやってみると、意識を向けたことで初めて気づくことができた音もあるのではないでしょうか。
音に意識を向けているときは、余計なことをあれこれ考えてしまう「Think」ではなく、音だけ、すなわち一つのことに集中している「Awareness」の状態です。ズバリ、その瞬間が「意識を向ける」脳の状態です。一つに集中することで左脳的「Think」を遮断し、右脳的「Awareness」にすることができます。
大事なのは「Think」 をやめようとしても、それはまだ「Think」の状態であるということです。音に意識を向けるという別の手段をとることで、「Think」から離れられるのです。
触っている「感触」に意識を向ける
「音」に意識を向けることが苦手な人は、「感触」に意識を向けてみましょう。例えば、グラスに注がれた冷たい飲み物に指先だけで2〜3分程度触れてください。その指先だけに集中すると、「冷たい」という温度感覚や「冷たくて指先が痛い」、あるいはグラスの外側についた水滴が滴る感触など、複数の情報を得ることができます。先ほどの「音」に意識を向けることと同様に、「感触」に意識を向けることで「Think」から「Awareness」の状態に脳を切り替えることができます。ここでもポイントは、自分で、「Think」と「Awareness」の間のせめぎ合いを感じることです。このせめぎ合い感を知ることがとても大事です。
実践してみると、最初は長時間「Awareness」の状態を保つのが難しいと感じる人も多いと思います。しかし、何回も訓練すると長い期間、同状態を保つことができるようになり、また開始してすぐに「Awareness」の状態へ切り替えることができます。
これができるようになると、ラウンド中の「グッドショットはどこ?」という質問に対し、音や感触など何か自分が「Awareness」に切り替わるきっかけに意識を向けることで、すぐにイメージ図や弾道イメージで答えを思い浮かべることが可能です。あるいはターゲットのみ、もしくは自分の気をつけるべき点一つだけに意識を向けることができるようになります。
実践してみると、最初は長時間「Awareness」の状態を保つのが難しいと感じる人も多いと思います。しかし、何回も訓練すると長い期間、同状態を保つことができるようになり、また開始してすぐに「Awareness」の状態へ切り替えることができます。
これができるようになると、ラウンド中の「グッドショットはどこ?」という質問に対し、音や感触など何か自分が「Awareness」に切り替わるきっかけに意識を向けることで、すぐにイメージ図や弾道イメージで答えを思い浮かべることが可能です。あるいはターゲットのみ、もしくは自分の気をつけるべき点一つだけに意識を向けることができるようになります。
教えてくれた人
佐々木 信也(ささき しんや)さん
さまざまな切り口のゴルフ関連プロダクトを取り扱う、株式会社 エンジョイゴルフ&スポーツジャパン代表取締役。佐々木氏自身、フォーカスバンドというデバイスを使ったフォーカス&パフォーマンスコーチとしてツアーで活躍するプロゴルファーのサポートもしている。
さまざまな切り口のゴルフ関連プロダクトを取り扱う、株式会社 エンジョイゴルフ&スポーツジャパン代表取締役。佐々木氏自身、フォーカスバンドというデバイスを使ったフォーカス&パフォーマンスコーチとしてツアーで活躍するプロゴルファーのサポートもしている。