ポロシャツを買うなら、シンプルな白いゴルフポロを見直したい
もうすぐゴルファーにとってはベストシーズンである秋。ラウンドする回数も増えてくるはず。そこで新しいポロシャツをゲットして、さらに気分をアゲてコースに臨みたい。現在、店頭に並ぶ秋モデルのポロシャツから何を選ぶか、プロのスタイルを参考にしながら、狙い目を見つけてみる。
配信日時:2018年8月22日 21時00分
好きなポロシャツのカラーという質問にはいつも必ず上位にくるのに、無難すぎて面白みがないという“アンチ”の声も聞くことが多いシンプルな白ポロ。けれど海外のトッププロたちのポロシャツを見ていると、登場頻度がかなり高いシンプルな白ポロは、ゴルファーにとってはやはり見過ごせないアイテムだ。
アスリートを強くイメージさせて、精悍な印象がある白地。そして胸や袖口のワンポイントのみのすっきりしたデザインがその特徴。今さら感もあるかもしれないが、それでもプロたちが変わらず愛用しているのは、今なお定番であることの証だろう。
これから1着、ポロシャツを買うとしたら、シンプルな白ポロはちょっとコンサバ過ぎて、せっかくゴルフに行くのにはおとなし過ぎるのでは…。ところがそんな白ポロだからこそというメリットもたくさんある。
スポーティに見えるので本気感が伝わってくるのも、まだ暑い中で涼しげに見えるのも、そして周囲の好感度(言い換えればハズさない度)が高いのも、シンプルな白ポロならではの個性。お高い天然素材以外なら、今どきは自宅で洗濯機OKがほとんど。汗をかいたらネットに入れて洗濯機で洗えば、レストランで食べこぼしでもしない限り、それほど汚れを気にしなくてもいい。
これから1着、ポロシャツを買うとしたら、シンプルな白ポロはちょっとコンサバ過ぎて、せっかくゴルフに行くのにはおとなし過ぎるのでは…。ところがそんな白ポロだからこそというメリットもたくさんある。
スポーティに見えるので本気感が伝わってくるのも、まだ暑い中で涼しげに見えるのも、そして周囲の好感度(言い換えればハズさない度)が高いのも、シンプルな白ポロならではの個性。お高い天然素材以外なら、今どきは自宅で洗濯機OKがほとんど。汗をかいたらネットに入れて洗濯機で洗えば、レストランで食べこぼしでもしない限り、それほど汚れを気にしなくてもいい。
「胸にワンポイント」はオワコンにはならない
ひと昔前と比べたらビッグロゴと呼ばれる大きめなワンポイントが増加中。これによってすっきりしすぎず、シンプルな白ポロらしさも残すところがポイント。けれどあくまでベースの白を生かしたい。上のポロシャツも胸のロゴの上にトリコロールのエッフェル塔が。やりすぎないプラスαが白ポロを引き立ててくれる。素材はしっかりとストレッチが効いていて、吸汗速乾のポリウレタン×ポリエステル×コットンで機能性十分。ところが表面は薄手のコットンのような風合いで、襟もかっちりとしているところにおしゃれ感がある。
左はアドミラルの定番モデル。胸には小平智が着るウエアでもおなじみのブランドのアイコンであるランパートと、イギリス生まれのブランドらしくユニオンジャック。それぞれやや大きめで存在感を見せてくれる。真夏でもいけそうな薄手な素材は抜群の伸縮性にUVカット機能も備えている。ソフトな素材でありながら、襟と袖口だけはリブ編みでかっちりとしているところにも、白ポロらしい正統派の魅力がある。
右は素材こそコットン×ポリエステルの伸縮性のある今どきの機能派だが、胸のワンポイントに襟と袖口のラインのみというかなりのベーシック志向。ただラインは細かな飾りのあるステッチというこだわりを見せる。こまかなディテールが光るのもシンプルな白ポロならではだ。
右は素材こそコットン×ポリエステルの伸縮性のある今どきの機能派だが、胸のワンポイントに襟と袖口のラインのみというかなりのベーシック志向。ただラインは細かな飾りのあるステッチというこだわりを見せる。こまかなディテールが光るのもシンプルな白ポロならではだ。
シンプルな白ポロだからまとめやすく、サマになる
シンプルな白ポロであれば、白ベースのパンツを合わせるのは難易度が高いが、それ以外であれば、パンツであまり悩まなくてもスタイルはできあがる。つまり今、手持ちのパンツとも相性がいいということ。そしてカラーや柄にこだわったパンツではなく、シンプルなパンツでもサマになる。
左のブルックス・ケプカのように、おそらく白とはベストマッチのネイビーのパンツならまさに鉄板。中のダスティン・ジョンソンのようにチノパンのようなベージュでももちろんOK。左のイアン・ポールターのように光沢感のある深いネイビーで折り目線の入った、おしゃれ系のドレッシーなパンツでも難なく合わせられる。
ただしパンツ(もちろんポロシャツも)はあまりゆったりとさせないこと。プレーしにくいほど細身では困るが、リラックス重視のダボダボ感は、シンプルなスタイルゆえにオーバーサイズが目立って野暮ったく見えるので要注意。
ただしパンツ(もちろんポロシャツも)はあまりゆったりとさせないこと。プレーしにくいほど細身では困るが、リラックス重視のダボダボ感は、シンプルなスタイルゆえにオーバーサイズが目立って野暮ったく見えるので要注意。
もっとシャープさやおしゃれ感をアピールする選択肢もある
ベーシックな白ポロは決して古くさくはならないが、もっと今っぽくアスリート感を出したい、もっと遊びのあるおしゃれをしたいなら、確かにワンポイントだけでは役不足かもしれない。白ポロの主役はいうまでもなく白の存在感。派手なカラーや凝りすぎたデザインで、白の魅力を損なわないことが肝心だ。上のアダム・スコットのように、シンプルな白ポロの魅力を損なわず、デザインをアクセントにするのが正解。あくまで狙うのはシンプルな白ポロをベースにしたアレンジだ。
左は立体裁断や吸汗速乾、ストレッチなど機能性を重視したアスリート仕様。胸を貫く鋭角的なラインがモダンなアスリート感を見せる。ポロシャツの胸のボタンを隠した仕様もスポーティさを強調している。右も胸のロゴのまわりをラインで囲み、ジップポケットを組み合わせたデザインがポイント。伸縮性があり吸汗速乾にも対応した、わずかに起毛した素材も個性的だ。
プリントを取り入れたデザインでも、真夏に活躍したリゾートテイスト満点のプリントポロではなく、左のようなシンプルで控えめなカラーをプラスすることが白ポロ本来の魅力を引き立ててくれる。ハリがあり表面にシャリ感のある素材が洗練されている。右は無地ポロにわずかにニュアンスを加えるくらいの細かな小紋柄が入ったポロ。オークリーらしい個性的なステッチなどのディテールが、シンプルなだけでは終わらない個性をしっかりと見せてくれる。素材は吸汗速乾で伸縮性も十分だ。