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    ルーティンの流れを身につければ脳の切り替えがスムーズにできる!

    脳の切り替えをスムーズに行うためのルーティンとは?

    配信日時:2018年10月9日 09時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    前回、練習場ですべき本当に意味のある練習方法をお伝えしました。ラウンドと同じように毎回異なるシチュエーションを作り、イメージしたとおりのボールを打つ、いわゆるランダムプラクティスがスコアアップに直結する練習法です。

    ターゲットへボールを飛ばすには、シチュエーションに応じて分析してターゲットを決め、脳を「意識(Awareness)を向ける」に切り替えて弾道をイメージして打つ、という流れが最もパフォーマンスを上げることは何度もお話しています。この流れをルーティン化して、どんなシチュエーションでも毎回できるようになれば、常に高いパフォーマンスを発揮できる状態になり、ゴルフのレベルはおのずと上がってきます。今回は、ベーシックなルーティンの一連の流れを紹介します。

    トッププロたちもやっている、「Think」脳を差し込ませないベーシックなルーティンの流れはこれ!

    1.シチュエーションからコースマネジメントをしてターゲットの場所を決める
    「Think」脳でコースマネジメントをしている。

    「Think」脳でコースマネジメントをしている。

    2.「グッドショットはどこ?」と自身に問いかけ、
    脳を「Think」から「Awareness」に切り替え、答えを弾道のイメージ(映像)で返し、意識をターゲットに向ける。

    問いかけた答えを言葉ではなく、イメージで出すことで脳が切り替わる

    問いかけた答えを言葉ではなく、イメージで出すことで脳が切り替わる

    3.ボールに意識を向けて近寄る。このとき、目線はターゲットのまま
    4.スタンス。目線はボールで意識はターゲットに向ける。
    5.バランス。スタンスとは反対に、意識をボールに向けて目線をターゲットに向ける。
    そのあと再び意識をターゲットに戻して、目線をボールに戻す。
    6.意識をターゲットにしたまま、ショットを打つ。
    初回でお話したレベル4、あるいはレベル3の中で上級者の人は、意識をターゲットに向ける。
    それ以下のレベルの人は、スイングで気をつけるべき点ひとつに意識を向ける。
    7.フィニッシュ

    ルーティンの一連の流れを動画でチェック!

    以上の流れがショット前にプロも行う最もベーシックなルーティンです。

    流れを毎回同じにすることで脳の切り替えもルーティンに組み込まれ、スムーズにできるようになります。最も大切なのは、ルーティンをする目的。「Awareness」へ切り替えたあとに「Think」脳を差し込ませないためということを理解してください。時間はルーティン開始からショットを打つまでは、約7〜10秒が目安といわれています。

    現在、世界ランキングトップを走るジャスティン・ローズのほか、ジェイソン・デイやリディア・コなど大勢のトッププロも行っているルーティン。彼らは脳波測定器のフォーカスバンドを活用し、リアルタイムで自分が今「Think」脳なのか「Awareness」脳なのかを可視化して、ルーティンの質を高めるフォーカストレーニングを行っています。

    ⇒フォーカスバンドの詳細はこちら

    トッププロもルーティンがパフォーマンスアップに重要だと感じていることが分かるはず。慣れるまでは意識と目線をそれぞれ別のものに向けることが難しく、手こずってしまうかと思います。さらに、このルーティンでは難しいと感じる人も中に入るかもしれません。あくまでこの流れはよく使われるルーティンなので、段階を省いたりするなど自身に最適のルーティンを見つけてみてください。中には「Awareness」に切り替わったら、バランスを取らずにすぐに打つ人もいます。

    ぜひ技術面だけでなく、ベストなパフォーマンスを維持できる脳をルーティンで作る努力もしてみてくださいね!

    教えてくれた人

    佐々木 信也(ささき しんや)さん
    さまざまな切り口のゴルフ関連プロダクトを取り扱う、株式会社 エンジョイゴルフ&スポーツジャパン代表取締役。佐々木氏自身、フォーカスバンドというデバイスを使ったフォーカス&パフォーマンスコーチとしてツアーで活躍するプロゴルファーのサポートもしている。

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