「トラベラーズ選手権」を制したキーガン・ブラッドリー 勝利の要因はパターへの感謝!?
米国男子ツアー「トラベラーズ選手権」はキーガン・ブラッドリー(米国)の優勝で幕を閉じた。
配信日時:2023年6月26日 05時00分
米国男子ツアー「トラベラーズ選手権」を制して今季2勝目を挙げたキーガン・ブラッドリー(米国)。伸ばし合いとなった今大会を制した裏には、絶妙な距離から入り続けたパターへの感謝を欠かさないことにあった。
米国男子ツアー公式インスタグラムが公開したのは、ブラッドリーがパットを沈めたあと、キャディにお辞儀をしながらパターを丁寧に渡す姿。これについてブラッドリーは「僕らはただ敬意を払っているだけだよ。パターが入り続けるなら、これくらいのことはするさ。お辞儀をして”ありがとう”と言うんだ」と話す。
ゴルフでは300ヤードのドライバーショットも、30センチのパッティングも同じ一打。パットイズマネーという言葉があるように、プロの世界ではパット一打が勝負の行方を、そして賞金額を左右する。ブラッドリーがパターへの感謝の気持ちを込めて丁寧に扱うのは、一種のゲン担ぎなのだろう。
こういった小さな積み重ねが、運を味方につけるもの。実際、カップの縁をくるりと回って入るパットが今大会で2度もあった。あらゆる距離・ラインからバーディパットを沈めたブラッドリーは今大会最多の27バーディを奪取。2位と3打差をつけて優勝したのだった。クラブを地面に叩きつけたり、ヒザを使って曲げたりする姿をたまに目にするが、ブラッドリーのように自分のクラブを信頼し、敬意を払う姿勢こそ、すべてのゴルファーが見習うべきだろう。