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    ゴルフのキャリーとは? 自分のキャリーを知るメリットや方法も解説

    同伴プレーヤーが池やバンカーを超えるのに「キャリーが足りなかった」と話しているのを聞いたことはありませんか?ゴルフ用語は独特な表現が多く、一度聞いただけでは何を指しているのか理解できないことも多いかと思います。この記事では、キャリーという言葉の意味に加え、大まかな目安や自分のキャリーを知るメリットと方法を紹介します。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年2月22日 01時15分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
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    1.ゴルフ用語のキャリーとは?

    ゴルフ用語のキャリーとは、ショットした地点から、最初に地面に着いた地点までの距離のことです。多くの場合、着弾してから少し転がる(ランが出る)ため、ボールが止まっている位置とキャリーした地点は異なります。

    ちなみに、理論上のキャリーは「ボールスピード(初速)」「打ち出し角」「スピン量」の3つで決まります。すべての数値が理想に近づくほど、適切なキャリーとなるのです。ただし、実際のコースではこれらに加えて自然の力もキャリーを左右します。例えば、アゲインスト(向かい風)であればキャリーは普段よりも短くなり、フォロー(追い風)であれば、普段よりも遠くに飛びます。

    キャリーの大まかな目安

    ヘッドスピードはもちろん、その人のスイングや使用しているクラブなどによっても変わるため、キャリーに絶対的な正解はありません。人それぞれです。今回は大まかな目安として、アマチュアゴルファーの一般的なドライバーのヘッドスピードといわれる40m/s前後のキャリーを紹介します。

    クラブ

    キャリーの目安

    ドライバー

    200ヤード前後

    3番ウッド

    185ヤード前後

    5番ウッド

    175ヤード前後

    4番ユーティリティ

    170ヤード前後

    5番ユーティリティ

    160ヤード前後

    5番アイアン

    150ヤード前後

    6番アイアン

    140ヤード前後

    7番アイアン

    130ヤード前後

    8番アイアン

    120ヤード前後

    9番アイアン

    110ヤード前後

    ピッチングウェッジ

    100ヤード前後

    アプローチウェッジ

    85ヤード前後

    サンドウェッジ

    75ヤード前後

    2.自分のキャリーを把握するメリット

    自分のキャリーを把握するメリットは、実際にコースでプレーする際に適切な番手を選択できるようになることです。池やバンカー、林を越したいときはもちろん、OBまで飛ばないように安全に打ちたいとき、グリーンを狙うときなど、さまざまな場面で自分のキャリーを知っていることが役立ちます。

    例えば、ピンまでの距離が150ヤードで、グリーン手前のバンカーを超えるのに140ヤード必要だとしましょう。7番でキャリー135ヤード、トータル(キャリー+ラン)150ヤードと把握できている人であれば、7番ではなく6番を持たなければいけないと判断できます。一方で、7番で大体150ヤードとだけ覚えている人の場合、キャリーが足りずバンカーに入ってしまう可能性が高くなるでしょう。

    他にも、OBまで250ヤードという場面で、キャリー250ヤードと知っていれば、ティショットでドライバー以外を持つという選択肢を持てるようになります。

    自分のキャリーを把握し、大叩きの原因となるバンカーや池、難しいシチュエーションなどを回避してください。

    3.自分のキャリーを把握する2つの方法

    自分のキャリーを把握するには、何度もラウンドしておおよその距離を計算するか、弾道測定器を使って把握するかの2つの方法があります。

    グリーン上でピッチマークと止まっている位置から計算する

    グリーンにボールが着弾するとピッチマーク(凹み)ができます。このピッチマークと、ボールが実際に止まっている場所との距離を測れば、おおよそのキャリーが計算できます。

    例えば、ピンまで150ヤードという場面で、ピンと同じ距離まで打てたとしましょう。このとき、ピッチマークが5ヤード手前にあれば、145ヤードのキャリーが出たということになります。

    ただし、高低差やグリーンの傾斜、打ったときの風向きなどによって、かなり振り幅があるため、1回だけで「自分のキャリーがこれだ」と判断してはいけません。数ラウンド重ねて、おおよそのキャリーを判断しましょう。

    また、この方法だと、ドライバーの距離の把握はかなり難しいでしょう。

    弾道測定器で計測する

    ゴルフショップや練習場などにある弾道測定器を活用すると、データに基づいたキャリーを把握できます。インドアの施設であれば、気象条件に左右されないキャリーを把握することが可能です。また、屋外であっても強い風が吹いていなければ、かなり正確なキャリーを知ることができます。

    なお、弾道測定器はショップでの購入も可能です。ただし、数万円~数十万円と高額なので、よく検討してから購入することをおすすめします。

    4.まとめ

    キャリーとはショットしてからボールが着弾するまでの空中を移動する距離のことです。自分のキャリーは、コースでの実際のショットからもある程度把握できます。ショップや練習場などにある弾道測定器を使えば、より正確な数値を知ることも可能です。

    自分のキャリーを知り、コースマネジメントに活かしてスコアアップにつなげましょう。

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