【ゴルフ会員権】第117回 越生ゴルフクラブ(埼玉県)
「会員権の購入を考えているけど、一体どのコースを買うのが一番いいのか?」。こんな悩みを抱えているゴルファーは多いはず。そこで、編集部が厳選したオススメコースの“本当に知りたかった情報”をお届けします。
配信日時:2024年8月1日 03時00分
開場51年目。バラエティに富んだ18ホールで腕磨き
2023年に開場50周年を迎え、現在も安定した運営を続ける埼玉県の中堅コース。入会に必要な予算の総額は現在110万~120万円前後で推移しており、内容を考えると値頃感は大いにありといっていい。
井上誠一門下の和泉一介が設計したコースは自然の起伏を巧みに使った打ち上げ、打ち下ろし、谷越え、池越え、ドッグレッグと変化に富んで、テクニックを試されるホールが続く。
バック630ヤード、レギュラーでも600ヤード超(ベント使用時)の15番パー5など何度も挑戦したくなるホールが多く、落ち着いた雰囲気の中、コースでじっくり腕を磨きたいと考えている人には特におすすめといえるだろう。
グリーンは、以前はベント2面だったが2019年にBグリーンの全面張り替えを行った。新採用のティフイーグルは暑さに強く、ハワイのカパルアゴルフクラブやフロリダのTPCソーグラスなどPGAツアーの開催コースでも使われているバミューダ系の芝だ。
葉がきめ細かく密度が高いのが特徴で、ベントに負けない高速グリーンに仕上げることもできるという。
クラブ競技は毎月行われており、月例杯(A・B)、開場記念杯*、理事長杯、クラブ選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権、レディス杯*、スクラッチ競技、木曜杯*、新年杯*、梅花杯*、海の日杯*、秋桜杯*、菊花杯*を開催(*は平日会員も出場可能)。
また、対外試合ではクラブチームが毎年、関東倶楽部対抗に出場。23年は予選2位の成績で決勝進出を果たしている。
直近の会員数は正会員1,714名、平日会員(土曜可)287名。混雑時など稀に受けられないケースもあるが、メンバーは基本的に全日1人でフリー来場が可能だ。
名義書換料は正会員77万円、平日会員(土曜可) 44万円。年会費は正会員66,000円、平日会員(土曜可) 44,000円となっている(金額はすべて税込)。
会員の同伴家族・同伴ゲストはビジターフィから平日3,000円引き、土日祝8,000円引きになり、家族連れや夫婦での来場も多いという。会員権を家族に生前贈与したあとも引き続きプレーを楽しめる終身会員制度もある。また、北海道の札幌エルムカントリークラブと提携し、メンバーは1組4名まで優待料金でラウンドが可能だ。
埼玉県内や都内からアクセスしやすく、電車利用も最寄りの東武東上線・坂戸駅まで池袋駅から急行で45分。坂戸駅からは車で約20分。月曜セルフデーを除き全日クラブバスを運行している。
有名コースの多い東松山・鳩山エリアの中では知名度は高くないが、しっかりした運営を長年続けてきた穴場コース。老朽化した施設は今後、随時改修を行い、利用しやすい環境を整えていくそうで、その点も期待が持てる。
初めての会員権購入を検討している人、競技に積極的に参加したいと考えている人にもおすすめだ。
基本情報
越生ゴルフクラブ
https://www.ogosegc.co.jp/
埼玉県比企郡ときがわ町番匠61
TEL 0493-65-1141
開場日/1973年10月16日
コース設計/和泉一介
アクセス
・車
関越自動車道/坂戸西スマートICから10㎞、鶴ヶ島ICから13㎞
・電車
東武東上線/坂戸駅からクラブバスまたはタクシー約20分(クラブバスは月曜セルフデーを除く毎日運行)
ヤーデージ
18ホール パー72
A(ベント):バック7,015y・レギュラー6,549y・レディス5,683y
B(バミューダ):バック6,755y・レギュラー6,293y・レディス5,411y
コースレート72.0(Aグリーン・バック)
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