桜ゴルフマーケット情報 第三十四回 [2023年7月27日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年7月27日 01時00分
平日・週日会員権の人気は二極化が進む
● コロナ禍の会員志向で平日・週日の入会増える
● 正会員に比べた割安さが入会の大きな魅力に
● 歴史の古い名門の平日(土曜可)を多く含む総額300万以上の高額価格帯で50%を占有
● 企業幹部等のリタイア後のコースとして人気
● 200万未満のお手頃価格は募集コースが牽引
コロナ禍でのゴルフ人気に伴う会員志向の高まりは、正会員のみならず平日(土曜プレー可)・週日(土曜プレー不可)会員権にも波及しています。21年に当社が受けた平日・週日会員権の買い注文数は、コロナ前の19年に比べ1.7倍、22年は同1.5倍の規模です。今年上期(1~6月)は週日が減少したものの平日が増え、前年同期並みで推移しました。
平日・週日会員権は正会員権に比べて割安な予算で入会できることが大きな魅力になっています。より多くの買い注文が集まった上位人気トップ30(上表、29位までの36銘柄)をみても、正会員権の6割以下で購入できるコースが3分の2近くを占め、半値以下の銘柄も少なくありません。
今年上期に当社が受けた平日・週日会員権の買い注文は求めやすいお手頃価格の銘柄が大多数を占めますが、上位人気トップ30では名門・準名門とお手頃銘柄が二分する状態となっています。特に、名門と準名門が集まる総額300~500万円未満と500万円以上がトップ30の半数(18銘柄)を占めています。このクラスでは平日・週日会員といえども名門コースとしてのホスピタリティを味わえることもあって、企業幹部などのリタイア後のホームコースとして人気を集めました。
一方、お手頃価格ながら優良コースが少なくない200万円未満も、買いやすさのため36%(13銘柄)と上位人気の一角を占めました。トップ3は1位が埼玉の優良コース「高坂」、2位が東京近接の山梨の「上野原」、3位が人気都市に立地する神奈川の「鎌倉」でした。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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