中古クラブの次は中古ゴルフウエアも! リユースがゴルフライフを支える
このところハイブランドの時計やジュエリーなどの買い取り・販売をするショップや、チェーンの古着屋などの店舗が増えている。ゴルファーもクラブを下取りに出す、中古クラブを購入するというのは当たり前の行動で、リユースとの接点はあるのだが、リユースの対象はクラブだけだろうか?
配信日時:2023年8月9日 04時11分
買い取ってもらうとしても、購入するにしても、リユースで気になるのはゴルフウエアのコンディション。フリマアプリやオークションサイトを利用するとき懸念するポイントでもある。「ストスト」では、ゴルフウエアの状態をN(新品同様)・S(未使用)・A(未使用に近い)・A-(目立った傷や汚れなし)・B(やや傷や汚れあり)・B-(傷や汚れあり)・C(使用感または目立つ傷や汚れがある)・D(ジャンク品)という8段階に分類して買い取り・販売時にはそれぞれどのカテゴリーに分類されているかを明記している。
辻本さんによると「A-は何回か洗濯をしたような着用感はあるが、パッと見て汚れなどに気づかないような状態、Bは襟に5ミリ程度のシミとか、目に留まる程度の汚れがある状態が目安です。C・DランクのウエアはWEBでは扱わず、実店舗のみで販売されています。フツーに着用して生じた汚れや毛羽立ちが買い取りのとき大きな減額になることはありません。また買い取り後には、専門スタッフによるクリーニングをはじめとする行き届いたメンテナンスを行われるので、タバコのニオイなども減額対象にはなりません」
こうした話を聞いていると、着なくなったゴルフウエアを処分するときも、購入するときも、ひと手間かけてゴルフウエア専用のリユース業者に相談するのが賢い選択だと思えてくる。さらに昨今の傾向を辻本さんが教えてくれた。
「ゴルフウエアは生ものと同じ感覚とでもいうのでしょうか。シーズンのはじまりに新品のウエアを何枚か購入して、シーズンの終わりにはそれらをすぐに買い取りに出す。それを元手に次のシーズンの新作をまた購入するといったサイクルを実践しているゴルファーも増えているようです」
シーズンごとに新作のウエアを着てコースに立つ。おしゃれ番長のようなゴルフスタイルは無縁な世界だと思いきや、リユースを上手に活用すれば手が届く、新しい贅沢となるかもしれない。