中古クラブの次は中古ゴルフウエアも! リユースがゴルフライフを支える
このところハイブランドの時計やジュエリーなどの買い取り・販売をするショップや、チェーンの古着屋などの店舗が増えている。ゴルファーもクラブを下取りに出す、中古クラブを購入するというのは当たり前の行動で、リユースとの接点はあるのだが、リユースの対象はクラブだけだろうか?
配信日時:2023年8月9日 04時11分
リユースの買い取り・販売業者だけでなく、ゴルフウエアを生産するブランドもリユースのゴルフウエアに注目している。「ストスト」のリユースでも人気ブランドとして名前が挙がった「パーリーゲイツ」もそのひとつだ。
“パーリーゲイツ リユナイテッド” と題されたこの取り組みは、期間限定で「パーリーゲイツ」のリユースウエアのみを取り扱うのだが、その趣旨は過去に発売したコレクションを新しいオーナーに受け継ぐことで、ユーザーとともに持続可能な社会実現に貢献するというもの。
さる6月21日から7月31日まで特設サイトで、さらに7月21日から7月31日まで“FLAGSHIPSHOP パーリーゲイツ丸の内店” でも開催された。その様子をパーリーゲイツのPRを務める松井麻緒さんに聞いてみた。
「リユースとして販売したウエアは、ブランドのコンペである “パーリーゲイツカップ” に参加したユーザーさんやスタッフから買い取りました。対象になったのは10年くらい前までのパーリーゲイツのウエアで、今回の店頭では80点ほどのウエアを販売しました。販売価格は当初の価格の60~70%オフくらいが多かったと思います。4,000円台のポロシャツもありましたね」
「パーリーゲイツ」のゴルフウエアは1か月単位で新作が登場し、数量限定のスヌーピーやディズニーとのコラボアイテムなどがラインナップされることも。そこがブランドの人気を支えているのだが、そのサイクルの早さゆえに時期を逸して買い損ねてしまうリスクもある。
「あのとき買えなかったけれど、好きだったウエアにまた出会えたとか、ユーズドとはいえウエアのコンディションがいいので、リユースという意識ではなく、過去のパーリーのウエアをあらためて買う感覚だったといった声をいただき、お客さまにも好評でした」と松井さんは話す。
売るにも買うにも懐に優しく、しかも昨今叫ばれるサステナビリティ意識にも呼応する。リユースのゴルフウエアと上手につきあえばゴルフライフを充実させることができる。新品でもリユースでも、はじめて袖を通すウエアでティーイングエリアに立てば気分はアガるのがゴルファーなのだから。