桜ゴルフマーケット情報 第十一回 [2023年2月8日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年2月8日 01時00分
ゴルフ会員権
23年の1月相場は順調に滑り出す
●年初から買いが活発、月間+1.1%と昨年の6~7月に迫る伸び
●法人需要で1000万円以上+1.8%、500万円以上+0.7%と高額価格帯の伸びが全体相場の高水準な伸びを牽引
●150万円以上はクラスアップ需要の影響による売り物の滞留で下落
●買いが多く品薄な銘柄は八王子、磯子、レイクウッド、飯能、鷹之台、我孫子、千葉、大利根、メイプルポイントのほか日光、河口湖など
●4月以降の年会費が発生する前の処分相談が目立つ
今年1月の関東圏平均相場は1.1%の値上がりとなりました。月間の値上がり率としては昨年6、7月の1.2%に次ぐ高さです。昨年9月以降の停滞から一転、23年相場は順調に滑り出したといえそうです。
1月相場の高水準な伸びは法人の高額コース需要が牽引しました。特に総額1000万円以上の価格帯は全23コース中8コースが値上がりし1.8%の上昇となりました。500万円~1000万円未満のコースも法人の決裁が下りやすいことから買いは多く、+0.7%と相場上昇の一翼を担っています。また、個人の安定した買いから総額150万円未満のお手頃価格帯も底堅い値動きを示しました。
一方、150万円以上はクラスアップ需要による売り物が滞留し、マイナスとなりました。今後は、新型コロナ対応の緩和によるレジャーの多様化などが予想され不透明感が拭えません。
しかしながら、当面は大企業を中心とする賃上げによる消費ムードの好転や春のシーズンを先取する買いを支えに相場は強含みで推移するものと思われます。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
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