ゴルフ場は“プレーするだけの場所”から、日常に根差した『レジャー複合施設』へ大転換の時代へ
ゴルフを中心に展開する、レジャーの複合施設を導入した鹿沼72カントリークラブの湯澤知支配人に話を聞いた。
配信日時:2023年8月10日 22時30分
いまでは、スポーツの楽しみ方にも多様性が求められる時代。この流れに応えるべく、ゴルフ場でもさまざまな取り組みが行われている。なかでも鹿沼72CCの試みは“スポーツ・レジャーの複合施設”として、これからのゴルフ場の可能性を感じさせるもの。
昨年、同ゴルフ場クラブハウスの2階にオープンしたバーチャルゴルフラウンジ『ULMUS(ウルムス)』もそのひとつ。広いラウンジに本格的なバーチャルゴルフのブースが2つ用意され、天候や気温を気にせず快適にシミュレーションプレーができる。
ゴルフ場の複合施設化を目指す同クラブの湯澤知支配人は「初心者の人がゴルフに親しむ場としてピッタリですし、上級者の人ならスタート前やラウンド後の練習にもご利用いただけると思います。スイングチェックや計測機能が充実しており、世界各国の210以上のコースをバーチャルで体験できるのも魅力です」と話した。
そのほかにも、自治体と協力しながらコース内で花火大会を開催したり、子どもからオトナまで参加できるピッツァ作りの体験教室を実施するなど、ゴルフ以外のイベントも積極的に展開している。
「ゴルフはもちろんですが、プラスアルファの喜びがある複合施設を私たちは目指しているんです」と、ゴルフ場でゴルフ以外のことを楽しめる環境をつくろうとしている。ピッツァづくりの体験教室もその一環。さまざまな目的の人がゴルフ場へ集まる…、近い将来そんな日常が当たり前になるかもしれない。