【猛暑の今こそ使いたい?】石川遼も愛用している“バケットハット”という新しい選択肢
バケットハットは、2023年の「日本プロゴルフ選手権」などで石川遼が着用し、注目を浴びました。また、同年8月の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」の練習日には、猛暑対策のためにバケットハットをかぶるプロが急増したことも当サイトで取り上げています。帽子の形が話題になるほどですから、バケットハットってドレスコード的に大丈夫なの? と思うのも無理ないでしょう。そこで、帽子のマナーやメリットをふまえてバケットハットについて紹介します。
配信日時:2024年5月9日 08時38分
バケットハットは、2023年の「日本プロゴルフ選手権」などで石川遼が着用し、注目を浴びました。また、同年8月の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」の練習日には、猛暑対策のためにバケットハットをかぶるプロが急増したことも当サイトで取り上げています。帽子の形が話題になるほどですから、バケットハットってドレスコード的に大丈夫なの? と思うのも無理ないでしょう。そこで、帽子のマナーやメリットをふまえてバケットハットについて紹介します。
1.バケットハットとは
バケットハットとは、バケツを逆さにしたような形の帽子です。ひと昔前までゴルファーがかぶるのはキャップやバイザー、ハンチングというイメージでしたが、2023年あたりからバケットハットもその選択肢に入ってきています。
バケットハットの特徴
バケットハット(BUCKET HAT)を直訳すると、“バケツ帽子”。トップクラウン(天)の部分が平らで円筒型になっており、横から見ると台形のようなフォルムをしています。ブリム(つば)は短めで、やや下向きに付けられているのが特徴です。
バケットハットは80年代のヒップホップシーンで人気に火がつき、90年代に大流行、当時のストリートファッションを象徴するアイテムとなりました。その後、ブームは下火になりますが2015年頃から再燃し、今では老若男女問わず一般に普及しています。
その影響はゴルフシーンにも及んでおり、2023年には石川遼ら男子プロがツアーでかぶり始めたことから、話題となりました。
バケットハットにはさまざまなタイプがある
バケットハットとひと口に言っても、他の帽子同様、多種多様です。ストリート感の強いモデルや、高機能素材を使用したアウトドアテイストのモデル、素材や色使いでもガラリと印象が変わります。
ゴルフウェアブランドからもバケットハットは発売されています。
サファリハットとの違い
バケットハットと似たデザインの帽子に、サファリハットがあります。サファリハットはバケットハットよりブリム幅が広く(長く)、下向きではなく横向きに付けられています。これは、アウトドアシーンで強烈な日差しをよけるためのものです。風で飛ばされないよう、あごひも(ハットストラップ)が付いているのも特徴です。
このように両者は別の種類の帽子ですが、最近はサファリハットに近いバケットハットなど、非常に似たデザインのものも多くあります。
2.バケットハットはセーフ!? ゴルファーの帽子のルールとマナー
バケットハットはアリかナシかをふまえ、ゴルファーの帽子のルールとマナーについて把握しておきましょう。
帽子に関するルールとドレスコード
意外かもしれませんが、「ゴルファーは必ず帽子をかぶらなくてはいけない」という公式ルールは、実は存在しません。そのため、「サンバイザーだからOK」とか「バケットハットはNG」など、帽子の種類に関する規定もないのです。
ですから、バケットハットでもテンガロンハットでも、または帽子をかぶらなくてもルール上は問題なしということです。
とはいえ、ゴルフには暗黙のルールがあるので、奇抜なデザインやカラーのものをかぶって悪目立ちすると、まわりのゴルファーから白い目で見られることがあります。帽子は、清潔感を感じさせるシンプルなものを選んだほうが無難です。
また、ゴルフ場によってはドレスコードで帽子の着用を定めているところがあります。その場合はドレスコードに従わなくてはいけません。自分が行くゴルフ場はどうなのか、事前に調べておきましょう。
帽子をかぶるメリット
着用義務がないとはいえ、帽子をかぶるメリットはいろいろあるので、かぶることを強くおすすめします。
衝撃から頭を守る
運悪くボールが頭に当たるようなことがあっても、帽子をかぶっているのとかぶっていないのとでは衝撃が違います。自分の身を守るためにも、プレー中は“もしも”を想定して帽子をかぶるようにしましょう。
熱中症予防
帽子をかぶることによって、直射日光が頭に当たることを防ぎます。特に日本人に多い黒髪は熱を吸収しやすいため、帽子で頭をカバーすることは熱中症対策に有効です。紫外線によるダメージから頭皮や髪を守る効果もあります。
防寒対策
体の熱のおよそ20%が頭部から放散されるといわれており、帽子をかぶることでそれが防止できます。頭にも“服”を着せてしっかり防寒対策をしましょう。耳まで隠れるニットキャップは、冬ゴルフの定番です。
これらのほか、髪がスイングの邪魔をするのを防ぐ、ヘアスタイルの乱れを気にしなくてすむ、ファッションアイテムとしてコーディネートが楽しめる、などのメリットもあります。
帽子に関するマナー
クラブハウスに入ったら、帽子は必ず脱ぎましょう。たまに、レストランで食事の最中も帽子をかぶったままの人を見かけますが、これは明らかにマナー違反。ほとんどのゴルフ場ではレストランの入口に、帽子をかけるハットスタンドが置いてあるので、ぜひ利用してください。「レストラン内では脱帽しましょう」という、ゴルフ場からの静かなるメッセージです。
また、朝イチや帰り際の挨拶の際、特に目上の人や初対面の相手などに対しては帽子を取るのが礼儀です。
帽子はただかぶっていればいいというものではなく、脱ぎ方や扱い方もスマートにこなしてこそ、洗練されたイメージを与えます。いくらおしゃれな帽子をかぶっていても、帽子のマナーを守れない人はおしゃれな人とは言えません。
3.バケットハットの4つの魅力
ゴルファーに支持され始めたバケットハット、見た目の新鮮さはもちろんですが、キャップやサンバイザーなどに比べて扱いが楽であること、ゴルフにうれしい機能性があることなどが人気の理由でしょう。そこで、バケットハットの魅力を4つに分けて紹介します。
【1】ゴルフファッションのアクセントになる
ゴルフファッションがマンネリ気味というゴルファーは、いつものキャップやサンバイザーをバケットハットにするだけで見た目の印象が変わります。
いい意味でヌケ感のある雰囲気を演出してくれるアイテムです。浅めにかぶったり、深めにかぶってみたり、しっくりくるかぶり方を試してみてください。
【2】たためる&洗えるから扱いが楽
バケットハットはシワを気にせず折りたたんで持ち運べるものが多く、その便利さもゴルファーのニーズをとらえていると言えます。洗濯機で洗えるものもあるので、汗をかきやすい時期も快適です。
【3】高機能素材がプレーを快適にする
UVカットやウォータープルーフなど高機能素材を採用したバケットハットは、夏場や急な雨でもプレーの強い味方になってくれます。特に、つばが広めのタイプなら顔だけでなく首の後ろもしっかりカバーできるので、日焼けや雨対策に一層役立ちます。
【4】コースにも街にも馴染む
バケットハットは、サンバイザーのようにスポーツ感が強くないため、コースでもタウンでも着用できるのがポイント。わざわざゴルフ専用の帽子を買わなくていいので、お財布にもやさしいと言えます。
4.まとめ
ストリート感を醸しつつスポーティーな印象を与えるバケットハットは、ゴルフシーンにおける新たなファッションアイテムです。日焼け対策になる、折りたたみができる、といったメリットも多いので、皆さんもぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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