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ゴルフコンペの景品選びをスムーズに! 賞の設定方法と「もらってうれしい」景品の選び方

ゴルフコンペの景品選びをスムーズに! 賞の設定方法と「もらってうれしい」景品の選び方

ゴルフコンペの景品に何気なく喜んだり文句をいったりしてきたけれど、いざ自分が幹事になって用意するとなると、勝手がわからず不安なものです。幹事の仕事をしながら“みんながもらってうれしいもの”をそろえるのは、なんだかハードルが高そうにも感じられます。しかし段取りさえわかれば、景品選びはそれほど難しくありません。基本のルールやポイントをおさえて景品を準備し、「次も参加したい!」と思ってもらえるようなコンペにしましょう。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年3月13日 20時00分

1.ゴルフコンペの賞を設定する

参加者がゴルフコンペを最後まで楽しめるかどうかは、賞や景品の内容にかかっているといっても過言ではありません。参加者の顔ぶれに合った設定にして、より一層コンペを盛り上げましょう。

賞設定の3つの基本ルール

賞を設定する際には、基本的なルールが3つあります。これを大きく外すと、予算配分に失敗したり、参加者のやる気や楽しみが減ってしまったりする可能性があります。

【基本ルール1】景品にあてる予算は参加費の半分
【基本ルール2】賞の数は参加人数の1/2~1/3程度
【基本ルール3】定番のほかに盛り上がる賞を選ぶ

【基本ルール1】景品にあてる予算は参加費の半分

参加費の半分を景品に、もう半分を表彰パーティーにあてて予算を組むのが一般的です。参加人数が確定したら、参加費の総額のうち半分を予算として景品選びを行います。ちなみに、プレー代を含まない参加費の相場は1人あたり2,000~5,000円程度です。例えば20人参加のコンペで参加費が3,000円だった場合、その半分の1,500円×20人=30,000円が景品の予算になります。

会社のコンペの場合は補助費が出たり、友人同士のコンペなら打ち上げ費用は別にしたりするかもしれません。その場合でも、参加人数と予算をしっかり確定させてから景品選びに入りましょう。

【基本ルール2】賞の数は参加人数の1/2~1/3程度

一般的に、賞はコンペに参加した人数の1/2~1/3程度で準備します。参加者が20人なら、賞品は7~10個ほどでOKです。多すぎると緊張感がなくなり、少なすぎるとモチベーションが下がってしまいます。

参加賞はない場合もありますが、そうすると景品を一つも持ち帰れない人が出てしまいます。せっかくのコンペですから、ちょっとしたものを用意すると満足度が高まるでしょう。

【基本ルール3】定番のほかに盛り上がる賞を選ぶ

定番の賞は上手な人が複数もらってしまう場合もあるので、なるべく参加者全員がもらえる可能性のある面白い賞をいくつか設けるとよいでしょう。初心者や当日たまたま調子が出なかった人でも、「チャンスがあるかも!」とワクワクしながら最後までプレーを楽しめます。

参加者全員がモチベーションを保ったまま、最後まで楽しい時間を過ごせるように工夫することが重要です。

コンペ定番の賞の種類

コンペの定番の賞には、以下のようなものがあります。

賞の名前

賞の対象

優勝・準優勝・3位

ネットスコア(ハンデ込み)の上位3人

ベストグロス

グロススコア(総打数)が最も少なかった人

ニアピン

指定のPar3のホールで最もピンの近くに寄せた人

ドラコン

指定ホールで第1打のボールを最も飛ばした人

ブービー

下から数えて2番目のネットスコアの人

ブービーメーカー(敢闘賞)

ネットスコアが最下位の人

コンペを盛り上げる賞の種類

参加人数によっては難しいかもしれませんが、ゴルフの技術に関係なくもらえる賞をいくつか設定すると、全員のモチベーションを最後まで保ちやすくなります。

賞の名前

賞の対象

飛び賞

キリのよい順位になった人(5位・10位など)

ラッキー7

7位になった人

猛打賞

グロススコアが最も多い人

スリーB賞

最下位から3番目の人

当日賞・当月賞

コンペ開催日や月の順位になった人

池ポチャ賞

最も多く池に打ち込んだ人

最多OB賞

OBの数が最も多かった人

ノストラ賞

コンペ前に予想した自分のスコアに最も近い結果だった人

大波賞・小波賞

OUTとINのスコア差が最も多い人・少ない人

さざ波(水平)賞

OUTとINのスコアが全く同じになった人

エンゼル賞

優勝者と同じ組だった人

若葉賞

参加者中最もゴルフ経験の浅い人

遠路はるばる賞

自宅とゴルフ場の距離が最も離れている人

上手な人が多い場合は、最も多くバーディーを出した人に贈る「バーディー賞」、さらに上の「イーグル賞」を設定して、熱のこもったプレーを引き出すのもよいでしょう。

また、該当者なしの場合は別のどの賞に割り振るかをあらかじめ決めておくと、コンペ後の作業がスムーズです。

参加者20人、景品予算30,000円の配分例


参加者20人で景品の予算が30,000円、参加賞も準備すると仮定して、例として実際に予算を割り振ってみます。

まず、コンペが盛り上がるように上位の予算を多めに設定して、全体にメリハリをつけるのが一般的です。3位までに割り振る予算の相場は全体の3割程度とされているので、ほかの賞との兼ね合いを考えながら割り振りましょう。複数の賞を一人が獲得した場合に備えて、参加賞を少し多めに準備します。

参加人数の半数ほどが入賞するオーソドックスな例と、盛り上げるための調整をした例は、それぞれ以下のような配分です。(割合はおおよその数値)

オーソドックスな例

盛り上がり重視の例

金額(円)

割合

金額(円)

割合

優勝

5,000円

17%

優勝

4,500円

15%

準優勝

3,000円

10%

準優勝

3,000円

10%

3位

2,500円

8%

3位

2,500円

8%

5位(飛び賞)

2,000円

7%

5位(飛び賞)

1,500円

5%

7位(ラッキー7)

1,500円

5%

10位(飛び賞)

2,000円

7%

10位(飛び賞)

1,000円

3%

15位(飛び賞)

1,500円

5%

15位(飛び賞)

1,000円

3%

ブービー賞

2,000円

7%

ブービー賞

2,000円

7%

ベストグロス賞

3,000円

10%

ベストグロス賞

2,500円

8%

ニアピン賞

1,000円×2個

7%

ニアピン賞

1,000円×2個

7%

ドラコン賞

1,000円×2個

7%

ドラコン賞

1,000円×2個

7%

猛打賞

1,000円

3%

バーディー賞

1,500円

5%

参加賞

500円×10個

17%

参加賞

500円×8個

13%

合計:30,000円

合計:30,000円

この2つの例は大体の目安ですので、コンペの参加者に合わせて内容を調整してください。エクセルの自動計算表を作って割り振ると、ミスなく簡単にできます。

2.ゴルフコンペの景品を選ぶ

予算を決めたら、いよいよ実際に景品を選びます。せっかくなら喜んでもらえる景品を用意して、「コンペに参加してよかった」「もらえてうれしい」と思ってもらえるようにしたいものです。ただし、どうしても選ぶのが難しく時間もない場合は、予算内で個数がそろう「ゴルフコンペ景品セット」もあります。ゴルフショップや通販サイトで調達できますが、予定の期日に間に合わない可能性があるので、早めに判断しましょう。

「うれしい」と喜んでもらえる景品を選ぶ5つのポイント

準備の段階では、どの景品がだれに渡るかはわかりません。それだけにチョイスが難しいのですが、ここががんばりどころです。参加者の顔を思い浮かべながら、全員にとってできるだけ魅力的な品を選びましょう。

以下のポイントをチェックして、重なる部分が多いほど「もらってうれしい」景品になるはずです。

【1】過去のコンペやECサイトで人気の品にする
【2】かさばらない
【3】参加賞には無難に消耗品でOK
【4】センスに関わるものはNG
【5】自分が「うれしくない」ものを避ける

ちなみに、「賞金」は刑法185条の「賭博」行為にあたる可能性があるので、コンペの景品としては必ず品物を準備するようにしましょう。

【1】過去のコンペやECサイトで人気の品にする

同じような参加者でコンペを開いたことがある場合、人気があった景品を参考にするのもよい手です。全く同じものにはできませんが、その景品の特徴と似た品を用意すれば、参加者のモチベーションも上がるのではないでしょうか。

ほかに、景品専門のECサイトにある売り上げランキングも参考になります。

【2】かさばらない

思いっきりゴルフをしたあと、大きな荷物を持って帰るのはいかにも面倒です。バッグやポケットにしまえる大きさで重くない景品は、気の利いた選択として歓迎されるでしょう。

家電などは豪華で人気がある反面、持ち帰りが面倒だと感じる人もいるかもしれません。大きさや重量がある景品を準備する場合は、目録を準備して後日引き換えにする方法もあります。

【3】参加賞には無難に消耗品でOK

参加賞として準備する景品は、無難な生活用品などでOKです。もらっても困らないことを基準に、全員が使えるクセのない品を準備しましょう。

【4】センスに関わるものは避ける

ゴルフウェアやドライバーのヘッドカバーのような、使う人のセンスに関わる品物は景品としてNGです。高価な品物でも趣味に合わなければ使わないでしょうし、有難迷惑になってしまうかもしれません。

ただし、参加メンバーによっては面白アイテムもありでしょう。一風変わった景品で、コンペはさらに盛り上がります。

【5】自分が「うれしくない」ものを避ける

もらってうれしいものを選ぶのがどうしても難しい場合は、思い切って自分が「これはもらってもうれしくないな」と感じる品を除外してもよいでしょう。うれしくない理由にもよりますが、喜んでもらえる確率を上げるヒントになるかもしれません。

ゴルフコンペで人気がある景品

ゴルフコンペの景品として鉄板の人気を誇るのは、ゴルフグッズ、商品券・食事券です。ゴルフに関連するものや、かさばらず用途の幅広いものが「もらってうれしい景品」といえるでしょう。

ゴルフグッズはオーソドックスな色やデザインを選ぶ

ゴルフグッズは、親しい仲間内のコンペでもない限り、オーソドックスな色やデザインを選ぶとよいでしょう。先の項目の「センスに関わるものはNG」にある通り、好みじゃないものは使わない人もいます。例えば、コンペで何回ももらった派手な蛍光オレンジのゴルフボールは全く使わない……といった話も聞きます。できるだけ多くの人が抵抗なく使える品を選びましょう。

商品券・食事券は準備も楽、カタログギフトは要注意

商品券や食事券には味気なさもありますが、根強い人気がある上に、調達と金額調整が簡単なので準備も楽です。そういう意味ではカタログギフトも選択肢に入りますが、申し込みに期限があるので注意が必要です。忙しい人の場合は選びそびれてしまいそうですし、引き換えや申し込みの手間を面倒だと感じる人もいます。

ゴルフコンペの景品につけるのし(熨斗)はどうする?

のし(熨斗)は、必ずつけなければならないというわけではありません。けれども、ついていると雰囲気が増して、表彰パーティーをより盛り上げてくれるかもしれません。好みで判断してもよいでしょう。

のしをつける場合は、何度も重なってよいお祝いごとにつける「ちょう結び」を選びます。上に賞名を書き、下の送り主欄は空欄でも構いませんが、コンペ名を書いてもよいでしょう。協賛品を預かった場合は、協賛の会社名や人名を書き入れます。

3.まとめ

ゴルフコンペの景品選びは、ポイントをおさえればそれほど難しくありません。“もらってうれしい景品”の準備に工夫を凝らして、参加者が「楽しいコンペだった」「また参加したい」と思えるような時間を演出しましょう。

なお、ALBA TVではゴルコンペの景品に悩む幹事さんをお助けする「爆笑必至な景品」を紹介しています。盛り上がり重視の幹事さんはぜひご覧ください。
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