初めてのゴルフコンペのパーティ企画でも大丈夫！この記事では、予算管理や会場選び、そしてパーティを盛り上げるコツまで、成功するためのポイントを全て網羅しています。初心者でも安心して取り組めるガイドを参考に、参加者全員が満足するパーティを実現しましょう。これを読めば、あなたもゴルフコンペの名プロデューサーに！

1.ゴルフコンペのパーティを企画しよう！

ゴルフコンペのパーティは、「成績発表会」や「表彰式」ともいわれます。コンペ後に行うパーティということもあり、目安として30分～1時間程度で終えられるようにタイムスケジュールを調整しましょう。

コンペのパーティは、以下のような手順で進めるとスムーズです。

【1】予算の確認
【2】パーティ会場の予約
【3】コンペの景品の準備
【4】司会の準備

実際にどのような準備が必要か、みていきましょう。

【1】予算の確認

まずは、おおまかな予算の確認をしましょう。

パーティの予算は、予定の参加人数とコンペの参加費から計算します。集まる参加費のうち、半分はパーティの予算、残りの半分は景品代です。例えば20名で開催する予定のコンペの参加費が3,000円だった場合、予算の合計は3,000円×20人＝60,000円。その半分の30,000円がパーティ予算になります。

参加費の相場は？

コンペの参加費には、表彰式・パーティ代と景品代が含まれていることが一般的です。相場としては、ゴルフ場やコンペの景品、パーティの有無などにより差があるものの、一人当たり2,000〜5,000円といったところでしょう。

一回のコンペ全体の費用としては、プレー代と参加費を合わせて、1人15,000～18,000円位が相場です。

【2】パーティ会場の予約

パーティは、ゴルフ場のパーティ会場やレストランなどで行われるのが一般的です。ラウンドとセットのプランを予約する場合、できれば2～3か月前、遅くとも1か月前には予約しておきましょう。特に人気シーズン（5～6月や10～11月）は込み合うことが予想されるため、できるだけ早めに予約するほうが無難です。

ただし、季節を問わず、パーティまでが好ましい時間に終了する時間帯から予約は埋まってしまいます。シーズン外のコンペでも、あらかじめ早めに案内状を出し、早い段階で人数などを確定できるような手配が理想でしょう。

なお、パーティをホテルなどに移動して行う場合は、予算内で別途宴会場の予約や食事を決める必要があります。

コンペの案内状はいつ出せばいい？

コンペの案内状は、参加を問うものと最終案内をするものの2通を出します。メールなどで案内しても構いませんが、正式なコンペの場合や参加メンバーによっては書面で出すことも検討しましょう。

■参加を問う案内状は2～3か月前に
参加するかどうかを確認する案内状は、2～3か月前には出し、早めに回収するよう心がけましょう。特に人気シーズンには、いい時間帯・コース・プランのいずれもすぐに埋まってしまいます。

案内状の主な内容は、「開催日」「およそのエリアなど開催地」「参加の有無」などです。

開催日は、メインメンバーや上司など、必ず参加してほしい人のスケジュールを参考にして決定します。この段階で、主賓など始球式をお願いする人も決めておきましょう。

速やかに回収するため、返事の締め切り日を明示しておくことも忘れずに。

■最終案内状は2週間～10日前に
当日の具体的なスケジュールなどを記した案内状は、2週間～10日前を目途に送付します。

案内の主な内容としては、開催日時やコース、その住所と電話番号、集合と開始の時刻、参加費、当日の流れ、キャンセル時の注意などを記載するとよいでしょう。

関連記事「はじめての幹事さん必見！　ゴルフコンペで押さえるべき3つのポイントを徹底解説」では、案内状のテンプレートやコンペの組み合わせ、当日の競技ルールについても解説しています。ぜひ参考にしてください。

コンペのパーティの服装は？

“パーティ”となると、服装はどうしたらよいかと迷ってしまうかもしれません。ただし、コンペのパーティはゴルフ場の会場やレストランで行うことが一般的です。そのため、特殊なイベントでもない限り、次に挙げるような入場時の「スマートカジュアル」的な服装でOKです。

男性：襟付きのシャツ、チノパン、ジャケット、革靴
女性：ワンピース、ブラウス、スカート・パンツ、ジャケット、パンプス、パーティ用に小ぶりのバッグを持参すると◎

細かな部分は、ゴルフ場のドレスコードに合わせましょう。始めたばかりの参加者が多い場合は、その旨を案内状に書き添えるとよいかもしれません。

ホテルなどに会場を移して行う場合は、案内状に記載して、その場にふさわしい服装を促すとよいでしょう。

【3】コンペの景品の準備

コンペの景品は、参加費の半分を予算として選びます。プレー代を含まない参加費の相場は1人あたり2,000～5,000円程度です。例えば20人参加のコンペで参加費が3,000円だった場合、その半分の1,500円×20人＝30,000円が景品の予算になります。

また、賞の数はコンペに参加した人数の1/2～1/3程度で準備します。参加者が20人なら、賞品は7～10個ほどでOKです。

定番の賞のほかに、参加者全員がもらえる可能性のある面白い賞もいくつか設けるとよいでしょう。初心者や当日たまたま調子が出なかった人でも、「自分にもチャンスがあるかも！」と最後までプレーを楽しめます。

賞の設定や割り振り、景品選びのコツについては、関連記事より「ゴルフコンペの景品選びをスムーズに！　賞の設定方法と『もらってうれしい』景品の選び方」も、ぜひ参考にしてください。

【4】司会の準備

パーティの司会は幹事が行います。簡単なタイムラインを作り、30分～1時間で終了するように計画しましょう。パーティの進行に関しては、次の項目で詳しく紹介します。

なお、あいさつは主賓や来賓にお願いするため、事前にお声がけしておくとよいでしょう。

また、景品が多い場合は、受け渡しのアシスタントがいるとスムーズに進行できます。必要があれば、引き受けてくれそうな人に頼んでおきましょう。

2.ゴルフコンペのパーティ進行

当日のパーティ進行の司会は、基本をなぞりつつ、場を盛り上げられれば最高です。話術に自信がある場合はそれを生かしてもよいですし、あらかじめ工夫を取り入れておくことで不安を感じたり焦ったりすることもないでしょう。

パーティの基本的な流れ

まず、パーティは以下のような流れが基本です。

（1）あいさつと乾杯（主催者や来賓に依頼）
（2）食事と歓談
（3）各賞の発表
（4）優勝者スピーチ
（5）次回予定や幹事の確認
（6）締めのあいさつ

開催時間が30分～1時間と短いこともあるので、プログラムはシンプルにし、簡単なタイムラインを作っておきましょう。

パーティを盛り上げる工夫をしよう

パーティを盛り上げるために最も重要なポイントは、“全員にハッキリ聞き取れるような声で、スムーズな司会を心がけること”です。工夫を凝らすことも大切ですが、この基本を守るだけで、よいパーティになる可能性は自然と高くなるでしょう。

基本を守った上で、可能なら簡単な工夫にもチャレンジしてみましょう。

例えば順位の発表をする際に、わざと順位を飛ばしたり隠しホールの発表を間に挟んだりすると、参加者の興味を引くでしょう。簡単なカンペを用意しておくと、ミスを防げてスムーズです。なお、順位発表の基本は下の順位（ブービーメーカー～4位）から始めて、合間にドラコン・ニアピンなど特別賞を挟み、上位（3位～優勝者）という順番です。

また、面白い賞を設定しておくこともおすすめです。池ポチャ賞・大ぼら賞・ノストラ賞など、だれがもらうか最後までわからない賞があると、発表を聞くワクワク感も高まるでしょう。

参加メンバーによっては、おもしろ景品を準備しておくと、笑いのある楽しいパーティになりそうです。

なお、景品を渡す際は、「今話題の○○です」など、全員に内容がわかるような案内をします。協賛品がある場合は、「●●さんからの協賛です」と忘れずに紹介しましょう。

3.まとめ

これで、ゴルフコンペのパーティ企画もバッチリです。予算確認から会場予約、景品や司会の準備まで、一歩一歩進めれば難しいことはありません。当日はハッキリした声とスムーズな進行、ちょっとした工夫で盛り上げて、参加者全員が楽しめるひとときを提供しましょう。