【実際いくらお金がかかるの?】ゴルフを始める・ゴルフを続ける平均費用を調査!
「ゴルフにはお金がかかる」というイメージを持っていて、ゴルフを始めるのを躊躇している人もいるかもしれません。ゴルフにある程度費用がかかるのは事実ですが、ゴルフが年を重ねても続けられる唯一無二の生涯スポーツなのも、また事実なのです。まずはゴルフにかかる費用の「アウトライン」を掴んでみましょう。自分なりの適切なコストのかけ方が見つかるかもしれません。
配信日時:2024年5月20日 08時54分
1.他のスポーツや娯楽に比べて"ゴルフはお金がかかる"は本当?
ゴルフは、ゴルフクラブなど最低限必要な道具が多いため、始める初期費用が一般的な他のスポーツと比べて、多少高くなるのは事実です。
詳細については後ほど説明しますが、ラウンドデビューするまでのゴルフの初期費用が6〜10万円程度。
お金のかからないスポーツの代表格であるランニングの初期費用は5千〜1万円程度(主にジョギングシューズ代)、街中にテニスコートがあり手軽に始められる印象のあるテニスの初期費用は3〜5万円程度(主にテニスラケットとテニスシューズ代)と比べると、ゴルフはおおよそ2倍~10倍の金額がかかり、金銭的敷居は高い印象があります。
しかしゴルフ道具一式を揃えてしまえば、ゴルフ場利用料金は、一般的なゴルフ場で平日で1万円前後、休日で1万5千円程度、1ラウンドあたりの所用時間は昼食も含めると5〜6時間ほど。多くのゴルフ場にはお風呂がついており、朝から夕方まで1日中遊び、お風呂まで入って、1万〜1万5千円程度の金額で楽しめます。
このように見ていくと、ゴルフが他の娯楽や趣味と比べてお金がかかりすぎるとは、一概にいえないでしょう。
以下、ゴルフを始める初期費用と、ゴルフを続ける年間費用に分けて、ゴルフにかかる費用の「アウトライン」を解説していきます。
2.ゴルフを始める初期費用(イニシャルコスト)
ここでは、ゴルフを始める初期費用を、打ちっぱなしのみの初期費用と、ラウンドデビューまで含めた初期費用の、2つに分けて解説します。
打ちっぱなしのみの初期費用:数千円程度
ラウンドデビューまで含めた初期費用:6〜10万円程度
打ちっぱなしのみの初期費用
打ちっぱなしでゴルフを始める時は、ゴルフクラブなどレンタルできる場合が多いため初期費用は「数千円程度」です。
必要なものはゴルフクラブとゴルフグローブのみ。服や靴は必ずしもゴルフ用のものである必要はありません。
ゴルフクラブは必ず必要ですが、レンタルできる場所が多く、最初から購入する必要はありません。
ゴルフグローブもレンタルできる場所がありますが、自分用のゴルフグローブを用意するのがおすすめです。ゴルフグローブは1〜2千円ほどで購入できます。
打ちっぱなしの利用料金の相場(90分間の時間貸しの場合)は、東京都内にある打ちっぱなしの場合で2~5千円程度、地方にある打ちっぱなしの場合で1~2千円程度です。
内訳は以下の通りとなります(費用は目安)。
内訳 | 費用(目安) |
---|---|
利用料(都内で90分間の時間貸しの場合) | 2〜5千円程度 |
レンタルクラブ代(1本あたり) | 3百円~(無料の場合も) |
ゴルフグローブ(購入) | 1〜2千円程度 |
合計 | 数千円程度 |
地域や設備によって打ちっぱなしの利用料金は大きく変わります。実際に行こうとしている打ちっぱなしの利用料金、レンタルクラブの有無などは、事前に確認しておきましょう。
打ちっぱなしの利用方法については、「初めての打ちっぱなしを思いっきり楽しもう! 準備すべきものや練習のポイントも紹介」をご覧ください。
ラウンドデビューまで含めた初期費用
ラウンドデビューまで含めると、ゴルフを始める時の初期費用は、先の項で述べた通り「6〜10万円程度」となります。
必要なものはゴルフ道具一式とゴルフ場利用料です。打ちっぱなしと違い、基本的にゴルフ道具のレンタルがないため道具を一式買い揃えなければいけません。
ゴルフ道具を一式揃えるには最低5万円ほどで、内訳は以下の通りとなります(費用は目安)。
内訳 | 費用(目安) |
---|---|
ゴルフクラブ一式(初心者セット) | 3万円~ |
ゴルフボール | 2千円~ |
ゴルフグローブ | 1千円~ |
ゴルフシューズ | 4千円~ |
ゴルフウェア | 8千円~ |
ゴルフティやマーカーなどの小物 | 1千円~ |
合計 | 最低5万円程度 +ゴルフ場の利用料 |
先に述べた通り、一般的なゴルフ場の利用料は、平日が1万円前後、休日が1万5千円程度です。
ゴルフ道具一式が最低5万円程度なので、本記事では、ゴルフ場利用料金と合わせて、ラウンドデビューまでの初期費用を「6〜10万円程度」と算出しています。
ゴルフ初心者が最低限買うべきものについては、「ゴルフ初心者が最低限買うべき6つのものとは? ウェアやクラブ選びのポイントも紹介【総額5万円以下】」をご覧ください。
3.ゴルフを続ける年間費用(ランニングコスト)
ゴルフを定期的に継続するためには、消耗品を含む道具代のほかに、練習費用やレッスン費用、ラウンド代など、いわばランニングコストが必要となります。
本記事では、初心者の1年間のゴルフ活動を、以下の表の通り想定して、初心者がゴルフを続ける年間費用を「25万円程度」と算出しました
なお、もっとたくさん節約することも、もっとたくさん支出を増やすことも、両方向に振ることが可能な概算である点には注意してください。
項目 | 回数 | 1単位あたりの費用(目安) | 合計 |
---|---|---|---|
ラウンドにかかる費用 | 月1回 × 12か月 = 12回 | 1万5千円 | 18万円(※移動・交通費は含まない) |
打ちっぱなしにかかる費用 | 月2回 × 12か月 = 24回 | 2千円 | 4万8千円(※移動・交通費は含まない) |
道具にかかる費用 | 2万2千円 | ||
(ボール) | 1ラウンド2スリーブ(6個)使用 × ラウンド回数12回 = 24スリーブ = 6ダース | 2千円 | 1万2千円 |
(ティ) | 1ラウンド3本使用 × ラウンド回数12回 = 36本 = 3本セット12個 | 5百円 | 6千円 |
(ゴルフグローブ) | 3か月ごとに新品に交代 = 4 枚 | 1千円 | 4千円 |
25万円程度 |
道具にかかる費用
初心者が1年間で使う、ボールやティ、ゴルフグローブなどの小物代の年間費用は、2万2千円程度と算出しました。
ゴルフクラブ、ゴルフウェアも追加で新規購入しないのであれば、本当に必要な費用は、これら消耗品である小物代のみとなります。
さらに消耗品とはいえ、例えばゴルフグローブの正しい洗い方を覚えたりすることでも、費用を多少抑えることは可能です。
ゴルフグローブの正しい洗濯方法については「ゴルフグローブは洗濯できる? 素材別のお手入れ方法を紹介」をご覧ください。
打ちっぱなしにかかる費用
初心者が1年間で、打ちっぱなしにかかる年間費用は、4万8千円程度と算出しました。月に2回通うとして、月額にすると約4千円です。
なお、以前雑誌ALBAで行ったアンケート調査(n=167)によると、練習頻度は月に3〜4回の人が最も多く29%、次に月に1〜2回の人が27%と、月に1〜4回の人で56%を占めていました。
打ちっぱなしの料金体系については、「ゴルフの打ちっぱなし料金はどれくらいかかる? 料金システムとお得で賢い利用方法を紹介」をご覧ください。
ラウンドにかかる費用
初心者が1年間で、ラウンドにかかる年間費用は、18万円程度と算出しました。月に1回、休日に本コースに通うものとしました。
なお、以前雑誌ALBAで行ったアンケート調査(n=167)によると、ラウンド頻度が月に1〜2回(年に12〜24回)の人が約39%を占めていました。
1回のラウンド代約1万5千円にくわえて、さらに移動・交通費がかかります。
レッスンにかかる費用
レッスンにかかる年間費用は、12〜24万円程度です。回数やグループ・個人レッスンの違いで料金は変わってきます。
ただし、この費用に関しては、レッスンに通わず独学で行う場合は必要のない費用のため、今回の年間費用の概算には含んでいません。
4.まとめ
本記事では、ゴルフを始めるときの初期費用と、ゴルフを続けた場合の年間費用の、それぞれの概算を算出しました。
ゴルフを始め、そして継続するためには、ある程度の費用がかかることは間違いないですが、打ちっぱなしもラウンドも割安になるタイミングで利用するなど、工夫次第では費用をさらに抑えられます。
また、ゴルフレッスンについては、当メディアやALBA TVも無料でご利用になれるので、積極的に活用して頂ければと思います。