ゴルフの服装【女性編】ドレスコードを守って楽しくプレーしよう!
ゴルフ場にはいろいろなルールがあります。中でも服装のマナーには気をつける点が多く、女性ゴルファーの皆さんも悩んだ経験があるのではないでしょうか。行き帰りやクラブハウス、ラウンドのドレスコードはゴルフ場によってさまざまですが、共通のOKやNGもあります。この記事では練習場での服装も含めて、着てはいけない服とおすすめの服装について紹介します。
配信日時:2024年5月13日 09時07分
1.女性ゴルファーが気をつけるべき服装のマナー
全てのシチュエーションにおける女性ゴルファーの服装は、「上品さ」や「淑女らしさ」をテーマにコーディネートすれば、おおむね問題ありません。ゴルフが「紳士のたしなみ」として発展したという歴史から、そのようなマナーが求められるためです。
迷ったらゴルフ場に確認しましょう
ゴルフの服装はゴルフ場によってドレスコードが違います。特に名門といわれるコースは格式高い雰囲気で、ゴルファーに求められるマナーも格段に厳しい場合があります。
服装に迷ったら、ゴルフ場のウェブサイトの「服装に関するお願い」などを確認するか、問い合わせをしましょう。
2.ゴルフコース:女性ゴルファーの服装マナー
ラウンドする際の女性の服装は、一般的には以下のようなコーディネートです。
■ポロシャツ
■スカート、パンツ
■ソックス
■キャップ
■ゴルフシューズ
襟付きのトップスをボトムにきちんと入れたスタイルが基本。裾を出して着る丈の短いデザインのシャツは許容されていますが、腹部が見えないようインナーの着用が求められる場合があります。
また、シューズには必ずゴルフ用の靴の着用が必要です。それに加えて、キャップは打球事故などのアクシデントを防ぐほか、紫外線や汗対策、熱中症予防のためにも着用が推奨されているアイテムです。
女性ゴルファーの服装の注意点:スカートでのプレー
そもそも短い丈が禁止されている場合もありますが、ミニスカートを着用する場合は下着が見えないように配慮しましょう。ティショットでのボールセット時など、思わぬ場面で見えてしまう可能性があります。いわゆる“見せパン”を履くにしても、スカートの中が見えない所作を心がけて品格を保ってください。しゃがむときはヒザをそろえて斜めにするなど、ちょっとしたことで上品に見えます。
プレーに集中するためには、スカート丈を長めにしたりキュロットスカートを着たりすることも選択肢に入れましょう。特に初心者の方には、茂みの中に入る際もケガの心配がないフルレングスパンツが安心かもしれません。
【これはNG!】ラウンド中の女性のゴルフウェア
ラウンド中の服装として、ラフすぎたり華美すぎたりする色やデザイン、肌の露出が多い服装はNGです。
×デニムやジャージ、カーゴタイプのボトムス
×Tシャツ、Vネック
×キャミソールなどの腕が大きく出るもの
×胸元が大きく開いたトップス
×丈が短過ぎるスカート
×ホットパンツ、スパッツ、レギンスなどのみの着用
×タオルを首や肩にかけたままにする
また、最近カジュアルダウンしてきてよく見かけるとはいえ、名門コースではNGのケースが多いものもあります。
×モックネック(折り返せない襟のトップス)
×機能性ウェアを見えるように着用すること(レギンスを含む場合もある)
プロゴルファーの服装を見ていると、このようなマナーに沿わないと感じることもあるでしょう。ただ、プロにとっては「見せる」ことも仕事の一部。スポンサーの宣伝の一環として着用している場合もありますし、例えば金属スパイクのゴルフシューズのような、プロにだけ許可されているアイテムもあります。プロのスタイルは参考程度に楽しみましょう。
【これはOK】よくある疑問
ラウンド中の服装は、ゴルフアパレルブランド製ではないノーブランド品でもOKです。量販品でもオーソドックスな色のシンプルなウェアは活用するシーンも多いでしょう。ただし、最近人気のモックネックシャツは、ゴルフアパレルブランド以外はNGとしているコースもあるので注意が必要です。
季節を問わず、紫外線対策も兼ねてアームカバーを活用するのもOKです。色や柄の控えめなものを選びましょう。アームカバーや帽子、サングラスなどのファッション小物はクラブハウスでは外すのがマナーです。
アクセサリーについては安全面に考慮して、プレーの邪魔にならない小粒のものや控えめなものならピアスもOKです。上品さを大切にしましょう。
春と秋のコーディネート
春と秋は寒暖差の読みが難しく、天候も変わりやすい季節です。早朝や夕方の冷えにベストや上着を持参しましょう。
突然の雨に備え、ウィンドブレーカーやレインウェアもあると安心です。
夏のコーディネート
夏のゴルフコースは暑くなりますが、肌の露出には特に気をつけましょう。汗などを拭いたタオルを肩などにかけたままにすることもNGです。
熱中症にならないよう、速乾性やUV機能に優れたウェアや帽子などを着用することも忘れずに。紫外線対策も兼ねてアームカバーもおすすめですが、派手な色や柄のものは避け、ハーフ休憩でクラブハウスに入る際は忘れずに外してください。ほかにも、サングラスなどのファッション小物をつけたままの利用はマナー違反になるので注意しましょう。
なお、顔面を全て覆うフェイスカバーは禁止されているコースもあります。
冬のコーディネート
冬は暖かくしてプレーしたいものですが、着ぶくれはプレーの邪魔になってしまいます。薄手でも保温力のある機能性インナーや、腕回りの動きを妨げないダウンベストなどを活用しましょう。も、着脱しやすい上着や小物があると温度調整が楽にできます。
ただし、コースによってはレッグウォーマーなどがNGになっている場合もあるので、事前に確認しましょう。
3.クラブハウス・行き帰り:女性ゴルファーの服装マナー
クラブハウスや入場時のドレスコードは、以前のようには厳しくないとはいえ、ホテルのロビーやオフィスカジュアルのイメージでコーディネートするのが無難です。具体的には、以下のような服装が基本です。
■テーラードカラーのジャケット
■襟付きのシャツ
■スカート、パンツ
■ローヒールのパンプス、ローファー
本来は入場時とラウンドの服は別にするのがマナーですが、上着の下にゴルフウェアを着る場合でも、靴だけは必ず違うものを履いていきましょう。ゴルフシューズで家から向かってしまうと、途中で雑菌がついて芝が傷んでしまいます。黙認されていたとしても、マナーとして控えましょう。
ただし、駐車場で履き替えて入場することが許されているゴルフ場もありますので、必要があれば調べてみましょう。
【これはNG!】クラブハウスでの女性のゴルフウェア
クラブハウスでは、ラフすぎたり露出度の高かったりする服装はNGです。
×Tシャツやトレーナー、パーカ、タンクトップ、キャミソール
×短過ぎるスカート、ホットパンツ、スパッツ、レギンスなどのみの着用
×デニムやスウェット素材
×派手な色や柄、迷彩柄、ダメージ加工
ハーフ休憩の際にクラブハウスを利用するシーンでは、ラウンドの服装のままで問題ありませんが、身につけていたファッション小物を外さないのはマナー違反です。
×アームカバーを外さない
×サングラスを外さない
×帽子を取らない
×レインウェアを脱がない
うっかりしがちなので、忘れずに外しましょう。
【これはOK】よくある疑問
入場の際、ワンピースを着用することは問題ありません。シンプルなデザインのシャツワンピースにジャケットを羽織れば、清潔で好感度の高いおしゃれが楽しめるでしょう。ただし、リゾートで着るような派手で露出度の高いものはNGです。
格式の高いゴルフ場でも、ジャケットを羽織れば中に着る服は襟なしでもOKな場合があります。その際はもう少し選択肢を広げて、上品さを保ったおしゃれを楽しむのもよいでしょう。
女性は特に足元に注意!
クラブハウスでの履物として、サンダルや派手なスニーカー、ミュールなどはNGです。「カカトなしで引っ掛けて履くようなラフなものはNG」と覚えておきましょう。
ブーツはほとんどの場合に禁止ではありませんが、ハーフ丈やロング丈は悪目立ちして、マナーとしては不合格かもしれません。アンクル丈などの短いブーツにするか、ローヒールのパンプスやローファーなどが無難です。
クラブハウスではジャケットが必要?
クラブハウスでのジャケット着用は、夏場なら基本的に不要です。着用義務のあるゴルフ場でも免除されている場合がありますが、その際でも持参する必要はあるので注意が必要です。
また、クラブハウスで同席する相手によっては、準備したほうが無難な場合もあるかもしれません。
4.打ちっぱなしとレッスン:女性ゴルファーの服装マナー
打ちっぱなしやレッスンでの服装のNGは、特にありません。Tシャツやジャージ、スウェット、ジーンズもOKです。シューズはスニーカーもOKですし、必要に応じてゴルフシューズに履き替えてもよいでしょう。
強いていえば、動きの邪魔にならない服装がおすすめです。ラウンドでのプレーを想定して、本番と同様のスイングができるようなウェアを選びましょう。体が動かしにくかったり踏ん張りが効かなかったりする服装では、せっかくの練習も効率が悪くなってしまいます。その上で速乾性のある素材を選べば、快適に練習を楽しめるはずです。
5.まとめ
以前よりカジュアル化が進んだとはいえ、ドレスコードに厳しい印象が残るゴルフ。特に女性の場合は、一緒にラウンドする人と相談し合うこともおすすめです。そうすれば、一人だけ浮いたり地味になり過ぎたりすることなく、ゴルフ場の雰囲気に合ったおしゃれを楽しめるでしょう。
ゴルフはプレーを楽しむことが一番の目的です。服装に限らず、不安がある場合は、ウェブサイトに目を通したり問い合わせを利用したりして解消しておきましょう。そうすることで、気持ちのいいショットが飛び出しやすくなるかもしれません。