ゴルフグローブは洗濯できる? 素材別のお手入れ方法を紹介
グローブはゴルフのプレーに欠かせないアイテムです。使うたびに汗や汚れが蓄積し、「だんだん臭いが気になってきた」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、ゴルフグローブには洗濯できるものとできないものがあり、素材によって適切な手入れ方法も異なります。間違った手入れをしてしまうとグローブの劣化を早める恐れもあるため、長く使うためにも正しい知識を学びましょう。今回は、素材別のお手入れ方法や、ゴルフグローブを長持ちさせるコツをご紹介します。
配信日時:2024年1月30日 08時42分
1.ゴルフグローブには「洗濯できるもの」と「洗濯できないもの」がある
ゴルフグローブは素材によって洗濯できるもの、できないものがあります。ここでは天然皮革と合成皮革の素材別に、それぞれの「手入れ方法」をご紹介します。ご自身のゴルフグローブの素材を確認しながら、お手入れの参考にしてみてください。
天然皮革は洗濯できない
天然皮革のグローブは「水に弱い」という特徴があるため、洗濯はしないほうがよいでしょう。色落ちしたり、硬くなったり、縮んだりする恐れがあります。
天然皮革の手入れ方法
上述のとおり天然皮革は水に弱いため、原則として水払いは厳禁です。水で丸洗いする方法も時折紹介されていますが、そうすると皮革が本来もつ脂まで落としてしまい、硬化やヒビ割れの原因になってしまいます。汚れてしまった場合は「表面を軽く拭く」程度にとどめましょう。
合成皮革は洗濯できる
合成皮革は洗濯できます。ただし、アルコール類を使用しないように注意しましょう。
合成皮革の洗濯方法
30〜35℃程度のぬるま湯で優しく手洗いし、洗濯後は水気を取って陰干ししてください。汚れが目立つ場合は中性洗剤を使用しても構いませんが、しっかり洗い流すことがポイントです。グローブを傷めてしまわないよう洗濯機の使用は避け、必ず手洗いをしてください。また、特に濃い色のグローブを洗濯する場合は色移りする恐れもあるため、他のものと一緒に洗うのも避けたほうがよいでしょう。
2.ゴルフグローブの臭い取り対策にスプレーは使える?
先ほど天然皮革は洗濯できず、合成皮革は洗濯できる、ということをご紹介しました。では、グローブの臭いを取るために消臭スプレーは使用できるのでしょうか? 素材別に見ていきましょう。
天然皮革は消臭スプレーも使えない
洗濯と同じく、消臭スプレーも天然皮革の色落ちや硬化、収縮の原因となるため、使用しないほうがよいでしょう。
合成皮革も消臭スプレーは使わないほうがよい
合成皮革は洗濯できる素材ですが、消臭スプレーは変色や退色の恐れがあるため使わないほうがよいでしょう。
消臭スプレーは使わず、陰干ししよう
天然皮革も合成皮革も、グローブを使用したあとは風通しの良い場所で陰干ししましょう。そうすることで、臭いの原因である菌の増殖を防げます。
3.ゴルフグローブを長持ちさせるコツ
ゴルフグローブの劣化をできるだけ防ぎ、長く使うためのコツをご紹介します。
2枚以上のグローブを交互に使う
1枚のゴルフグローブを使い続ければ当然劣化も早まるため、できれば2枚以上用意し、順番に使うのがおすすめです。練習用としてリーズナブルな人工皮革を使用し、ラウンド用にお気に入りの天然皮革を使用するなど、シーンによって使い分けるのもよいでしょう。
手のサイズにフィットするグローブを使う
グローブと手の間に隙間があると生地が傷みやすくなります。大きすぎるグローブはグリップの安定性も損ねてしまうので、自分の手にしっかりフィットするものを使用しましょう。
グローブをはめるとき、テープをきつく締めない
テープをきつく締めると生地に負荷がかかってしまいます。テープを締めるときは若干余裕を持たせ、「4分の3」程度のところで締めるようにしましょう。
陰干しするときは形を整えてから
グローブは水に濡れると劣化が早まります。特に天然皮革は水に弱いです。雨で濡れてしまったり、誤って洗濯してしまった場合は、乾いた布で水気を吸い取ってから、風通しのよい場所で陰干しして乾かしましょう。
また、陰干しする前はしっかりシワを伸ばし、形を整えてから干すことも、グローブを長持ちさせるためのポイントです。もちろん、合成皮革のグローブを手洗いで洗濯したあとも同じように、形を整えてから干すようにしましょう。
4.まとめ
天然皮革と合成皮革ではお手入れ方法が異なるため、お手入れをする際は、ご自身のグローブの素材を確かめてからにしましょう。また、使用後はグローブをバッグに入れたままにせず、風通しのよいところで陰干しして、臭いの原因である菌の増殖を防ぎましょう。この臭い対策は素材を問わず共通しているので、ゴルフグローブを長持ちさせたい方はぜひ実践してください。