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    ゴルフスコアの数え方とは? 初心者とプロの目安・平均スコアも紹介

    「今度ゴルフに誘われたけれど、スコアの数え方がわからない!」。そんな不安を感じているゴルフ初心者の方は多いのではないでしょうか? たしかにゴルフは審判がいないスポーツなので、スコアは自分で数えなければなりません。そこで今回は、ゴルフスコアの基本的な用語や数え方、ペナルティの内容について解説します。加えて、同伴者の迷惑にならない「初心者のスコアの目安」も紹介しているので、これからゴルフを始めるという方は、ぜひ参考にしてください。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年2月13日 05時33分

    • ゴルフライフ
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    1.基本的なゴルフスコアの数え方

    ゴルフは1ラウンド18ホールの合計スコアを競うスポーツです。ホールごとの規定打数を目安にプレーし、それよりも可能な限り少ない打数でホールアウトすることを目指します。

    まずはゴルフスコアの基本用語を押さえよう

    ゴルフのスコアを数えるとき、頻繁に使用される用語が「パー」「バーディ」「イーグル」「ボギー」です。ゴルフ初心者の方は、まずはこれらの用語とその意味を覚えることから始めましょう。

    パー

    パーとは、各ホールで設定されている規定打数のことです。ゴルフは規定打数よりも少ない打数を目指すスポーツですから、この打数を下回るようにプレーするのが基本になります。

    例えば「Par4」と表記されているホールであれば、規定打数は4打です。つまり、ティーショットからカップインまでを4打で終えることが基準となり、基準通りの打数でホールアウトできれば「パー」となります。

    バーディ

    規定打数よりも1打少ないスコアをバーディと言います。例えば「Par4」のホールであれば、3打でホールアウトするとバーディとなります。

    イーグル

    規定打数よりも2打少ないスコアをイーグルと言います。例えば「Par5」のホールであれば、3打でホールアウトするとイーグルとなります。

    また、めったにお目にかかれませんが、規定打数より3打少ないスコアを「ダブルイーグル」または「アルバトロス」、4打少ないと「トリプルイーグル」または「コンドル」と言います。

    ボギー

    バーディとは反対に、規定打数よりも1打多いスコアをボギーと言います。例えば「Par4」のホールであれば、5打でホールアウトするとボギーとなります。

    また、規定打数との差に応じてボギーの名前が変わることも覚えておくとよいでしょう。規定打数より2打多いスコアだと「ダブルボギー」、3打多いと「トリプルボギー」、4打多いと「クァドラプルボギー」、5打多いと「クィンテュープルボギー」となります。

    ゴルフスコアの付け方

    ここでは3種類のスコアの付け方をご紹介します。

    打数を合算する

    ホールごとのスコアを数字で記録し、最後に合算する方法です。1番から18番までのスコアを一気に計算するとミスしやすいため、9ホールごとに集計することが一般的です。

    規定打数から引く

    「0」「−1」「+2」のように、ホールごとの規定打数との差を記録し、その合算を1ラウンドの規定打数をもとに計算します。例えば、規定打数との差が「+30」であれば、一般的な規定打数の「72」と足すと「102」となります。

    記号で付ける

    考え方は「規定打数から引く」と同じですが、下の表のように、数字の代わりに記号で記録する方法です。

    用語

    記号

    規定打数との差

    イーグル

    −2

    バーディ

    −1

    パー

    0

    ボギー

    +1

    ダブルボギー

    +2

    なお、記号で付けたとしても、トリプルボギー以上の場合は「+3」のように数字で記録します。

    全部パーで回るとスコアはどうなる?

    18ホールがすべてパー(いわゆるパープレー)の場合、規定打数の合計がそのままスコアになります。一般的に18ホールの規定打数の合計は72なので、この場合の最終的なスコアも72になります。

    全部ボギーで回るとスコアはどうなる?

    18ホールがすべてボギー(+1打)の場合、規定打数の合計に18を足した数字がスコアになります。そのため、18ホールの規定打数の合計が72であれば、最終的なスコアは90となります。

    2.【打罰別】ペナルティスコアの数え方

    スコアを正しく数えるためには、ペナルティの存在も頭に入れておく必要があります。ここでは「1打罰」「2打罰」に分けて、何がペナルティになるのかを解説します。

    1打罰

    1打罰になるシチュエーションは以下の3つです。

    ・OB
    ・ペナルティエリア
    ・ロストボール

    1打罰のペナルティを受けた場合は、最後に自分が打った回数に「+1」を加えます。また、1打目が1打罰のペナルティになったら次は3打目、2打目がペナルティになったら次は4打目として数えます。

    OB

    OBは、各ホールで設定されたプレーの区域外にボールを出してしまった場合に受けるペナルティです。白杭で示されたプレーできるラインを超えてしまった場合や、山や林などのまともにプレーできない(プレーが禁止されている)エリアにボールを打ち出してしまうとOBとなります。

    ティーショットがOBになった場合は1打罰で、3打目としてティーショットを打ち直します。このとき、必ず「暫定球を打ちます」と宣言しましょう。また、多くのゴルフ場では、プレイング4というOBとなったあとに4打目として打ち直せる場所が設定されています。プレイング4については後ほど説明します。

    なお、2打目以降がOBになっても1打罰で、この場合は、OBとなったボールを打った場所の近くにボールをドロップして打ち直してください。

    ペナルティエリア

    ペナルティエリアとは、コース内の池やクリーク、ブッシュや崖などの区域です。このエリアにボールが出てしまった場合は、以下の3つからプレーの方法を選択できます。

    • 1.元の場所から打ち直す(1打罰)
    • 2.ボールがペナルティエリアを横切った地点から、カップに近づかない2クラブレングス以内のエリアにボールをドロップして打ち直す(1打罰)
    • 3.ペナルティエリアからそのまま打つ(無罰)

    ロストボール

    打ったボールを見失ってしまうことを「ロストボール」と言います。たとえボールを打ち出した先がOBでなくとも、3分以内に見つからなければロストボールとなります。この場合は1打罰となり、元の場所から打ち直すことになります。

    ロストボールの可能性があるときは、暫定球を打ってから移動することがおすすめです。先にボールを探しに行って見つからなかった場合、元の場所に戻る時間がかかってしまうので、スロープレーを回避するための配慮として覚えておきましょう。

    2打罰

    2打罰になるシチュエーションは以下の2つです。

    ・バンカーの砂にクラブが触れた場合
    ・プレイング4を適用した場合

    2打罰のペナルティを受けた場合は、最後に自分が打った回数に「+2」を加えます。また、1打目が1打罰のペナルティになったら次は4打目、2打目がペナルティになったら次は5打目として数えます。

    バンカーの砂にクラブが触れた場合

    バンカーの砂にクラブが触れてしまうと2打罰となります。ボールを打つ前に素振りをして砂に触れてしまったり、手で砂に触ってしまったりした場合もペナルティの対象となります。

    プレイング4を適用した場合

    プレイング4とは、テンポよくプレーするために設けられている、指定の場所(特設ティー)からOBを打ち直せるローカルルールです。これを適用した場合は2打罰となり、4打目からプレイング4のティからショットを打ち直すことになります。

    実質的には暫定球を打った場合と打数は変わらないため、初心者のうちは活用することがおすすめです。

    【補足1】空振りはペナルティにならない

    空振りをしてもペナルティの対象にはなりません。ただし、空振りしたスイングは1打としてカウントされることに注意しましょう。例えば、ティーショットで空振りした場合、2打目から打つことになります。

    【補足2】「OK」と言われたらどうする?

    ペナルティではありませんが、パットを外しようがないほどボールがカップに近づいたときで、同伴者から「OK」と言われた場合は、最後のパットを打った(カップインした)ことにしてホールアウトできます。プレーをスムーズにするためにショットを省略できるルールですが、打数を省略できるわけではないので、最後の1打分をカウントし忘れないように注意しましょう。

    3.スコアを忘れないためにできる工夫

    ゴルフに慣れていないと、スコアを数え忘れたり、うまく覚えられなかったりするものです。ここでご紹介する方法を実践すれば、初心者の方でも簡単にスコアを数えることができるでしょう。

    スコアカウンターを使う

    市販のゴルフスコアカウンターを使えば、プレー中にスコアを記録できます。カウンター機能が付いているアプリなどを使用してもよいでしょう。

    打つときに宣言する

    自分が打つ前に何打目なのかを宣言すると、記憶に残って忘れづらいです。また、宣言したスコアが間違っていても、同伴者の方に指摘してもらえるでしょう。

    4.ゴルフスコアの目安・平均はどれくらい?

    ここでは大まかな目安として、初心者のスコアの目安と、プロレベルのプレイヤーのスコアの目安をそれぞれご紹介します。

    初心者の目安スコアは120〜160

    練習量や男女の差もありますが、120〜160が初心者のスコアの目安とされています。ただし、140を超えるとプレースピードの遅さが気になる人がいるのも事実です。そのため、同伴者の方に迷惑をかけたくない場合は、140を切ることを目標にするとよいでしょう。

    初心者が目指すべき目安としてわかりやすいのが、ダブルボギーやトリプルボギーです。規定打数の合計が「72」であれば、各ホールがトリプルボギー(+3打)であっても、最終的なスコアは「126」になります。

    初心者のうちは、まずは140を切ることを目指し、慣れてきたら、いわゆる「100切り」に挑戦してみてください。

    プロレベルの目安スコアは72以下

    パープレーと呼ばれるスコアは「72」です。非常にハードルが高いスコアなので、これより少ない打数であればプロレベルと言えるでしょう。

    ちなみに、23年シーズンの国内男子ツアー賞金王に輝いた中島啓太は1ラウンドの平均スコアが「69.341」、国内女子ツアーの年間女王に輝いた山下美夢有は「69.4322」という結果でした。

    5.まとめ

    今回は、ゴルフスコアを数えるために知っておくべき基本的な知識をご紹介しました。「用語が多くて混乱しそう」「ペナルティが難しい」と感じる方もいるかもしれませんが、自分でプレーしたり、観戦したりするうちに自然と覚えていくものなので、まずは何よりゴルフライフを楽しむ気持ちを大切にしてください。

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