桜ゴルフマーケット情報 第四十回 [2023年9月14日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年9月14日 01時00分
夏相場は猛暑・夏季休暇でも続伸
● 7~8月の2ヶ月で平均相場は0.9%値上がり
● 買い注文は売りの1.4倍、値上がりは64コース(517コース中)で各価格帯に及ぶ
● 300~500万円未満の中堅上とお手頃が牽引
● この3年間は、コロナ禍で高まった健康志向によるゴルフ特需で、安定した夏市場が展開
今年の夏相場は続伸しました。連日の猛暑や夏季休暇がありながらも、7~8月の2か月間で関東圏平均相場は0.9%の値上がり。コロナ禍から続くゴルフ人気に伴う会員権需要の高まりが、相場の上伸を支えました。夏季休暇シーズンの夏場は買いの減少で相場が停滞する傾向もみられましたが、コロナ禍以降は連続して堅調な夏相場となっています。
8月は個人・法人とも夏季休暇の影響でやや細ったものの買いが先行し、2か月間では買い注文が売り注文の1.4倍にのぼりました。買いの中心は総額150万円以内のお手頃コースですが、1,000万円以上の高額や300万円以上と150万円以上の中堅が平均を上回る買い倍率となっています。
こうした旺盛な買いを背景に、7~8月間では各価格帯の人気銘柄を中心に全体の12%にあたる64コースが値上がりしました。特に500万円を超える高額や300万円以上の中堅上位では、各価格帯のコース数に占める値上がりコースのウエイトが高くなっているのが特徴です。
価格帯別の騰落は処分が多くマイナスとなった150万円以上を除く価格帯が値上がりし、中でも300万円以上の中堅上位と150万円以内のお手頃が平均相場の上伸を牽引。1,000万円以上の高額も安定した推移で下支えしました。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
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