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    スタートホールのティショットで「ドキドキ」しなくなる! 設備が充実した練習場の効果的な活用法とは?

    スタートホールのティショットはミスが出やすい代名詞。そうならないために、ラウンド前に行うと効果的なウォーミングアップや練習法について調査してみた。

    配信日時:2024年11月15日 02時45分

    • ゴルフライフ
    ラウンド前の練習は、その日の調子を確かめることができるためとても大切
    ラウンド前の練習は、その日の調子を確かめることができるためとても大切
    • ショット練習はウェッジから行うのがいい。約50ヤードの距離を5球、次にフルスイングで5球打ち、その後、ミドルアイアンに移行する
    • ドライバーは力を入れ過ぎると大振りになってしまうため、軸がブレないように意識する
    • アプローチ練習は30ヤード以内の平坦でライの良いところから始める
    • 時間に余裕があるときは、傾斜や浅めのラフから打つなど、状況を変えた練習が効果的
    • バンカーは苦手意識を持ちやすいため、良いライからしっかり振り抜く練習をすることで、成功するイメージが作れる
    • パット練習は毎回決まった距離から打つことで、ストロークの状態やグリーンの速さをチェックできる
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    スタート時間直前にコースへ到着し、出だしでミスショット……ゴルファーなら一度はこんな経験があるはず。最初から良いプレーをするには、やはりウォーミングアップや直前練習がカギとなる。そこで、ドライビングレンジやアプローチ練習場、練習グリーンなどの充実した設備がそろうザ・インペリアル カントリークラブ所属の小川強ティーチングプロに、プレー前の有効な練習法を聞いた。

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    「基本的にスイングや球筋など、自分のスタイルは変えない方が良いと思います。理由は、慣れていないことを実践しても、すぐには上手くいかないからです。その結果、自信を失いスタート直前に不安を抱えるケースがあります。仮に練習場でミスが出ても“スイングを直そう”とは考えず、アドレスやボール位置など、すぐに対応できる工夫で調整するのが良いと思います」

    スタート直前に大掛かりな修正は行わないほうがいいということか。だが、それでもミスが直らない場合はどうしたらいいのだろう。

    「そんな時は“今日はそういう球が出る”と意識しながらプレーします。例えば、右にボールが出る傾向が強いなら“目標より少し左を狙うようにアドレスする”などです。これはアプローチやパターも同じです。また、練習で疲れては本末転倒なので長くやり過ぎないことも大事。ショット系はトータル30球以内、アプローチやパターはそれぞれ20分以内が理想的だと思います。ラウンド前の練習で一番大切なのはコンディションや弾道を把握し、それに応じた対策をスイング変更以外で行って不安をできるだけ取り除くことです」

    練習施設が充実しているコースなら、さまざまな面でコンディションを確認し調整できる。この朝の準備がスコアメイクにつながるのだ。

    【ドライビングレンジの効果的な使い方】
    1.短い距離をウェッジで打ってからアイアンのフルスイングへ移行
    最初にウェッジで50ヤードぐらいの距離を5球、次にフルスイングで5球打つ。その後、ミドルアイアンでフルショットを10球打つ。

    ショット練習はウェッジから行うのがいい。約50ヤードの距離を5球、次にフルスイングで5球打ち、その後、ミドルアイアンに移行する

    ショット練習はウェッジから行うのがいい。約50ヤードの距離を5球、次にフルスイングで5球打ち、その後、ミドルアイアンに移行する

    2.ドライバーはフィニッシュが崩れないように意識して打つ
    ドライバーは力を入れ過ぎて大振りにならないように注意。しっかりフィニッシュが取れるバランスの良いスイングを心がけて5球程度打つ。

    ドライバーは力を入れ過ぎると大振りになってしまうため、軸がブレないように意識する

    ドライバーは力を入れ過ぎると大振りになってしまうため、軸がブレないように意識する

    3.ミスが多い時はアドレスやボール位置で調整
    ミスが出てもスイングはいじらずアドレスで調整。例えば、右に飛ぶ時はボールを左足寄り、左に飛ぶ時は右足寄りに置く。また、ダフる時は重心高め、トップが出る時は重心低めに構えてフィニッシュまで同じ前傾姿勢を維持して振る。

    【アプローチ練習場の効果的な使い方】
    1.平坦な良いライで短い距離から始めて徐々に距離を伸ばす
    ライの良い場所で30ヤード以内の短い距離から自分の得意な形で打ち、少しずつ距離を伸ばす(ザ・インペリアルCCは50~60ヤード打てる)。

    アプローチ練習は30ヤード以内の平坦でライの良いところから始める

    アプローチ練習は30ヤード以内の平坦でライの良いところから始める

    2.時間に余裕がある時は傾斜や芝などライを変えてみる
    コースを鑑みたライから打つのも良い(砲台グリーンなら左足上がりなど)。また、ラフは浅めが上手く打てて良いイメージが持てる。

    時間に余裕があるときは、傾斜や浅めのラフから打つなど、状況を変えた練習が効果的

    時間に余裕があるときは、傾斜や浅めのラフから打つなど、状況を変えた練習が効果的

    3.バンカーの練習では良いライから最後まで振り抜いて打つ
    バンカーもライが良い状態から打つことで、成功するイメージを作る。苦手な人は、練習で最後まで振り抜く意識を持つことも大切。

    バンカーは苦手意識を持ちやすいため、良いライからしっかり振り抜く練習をすることで、成功するイメージが作れる

    バンカーは苦手意識を持ちやすいため、良いライからしっかり振り抜く練習をすることで、成功するイメージが作れる

    【練習グリーンの効果的な使い方】
    1.常に自分が練習で打つ長さを決めてその距離でグリーンの速さを確かめる
    常に自分が打つ距離(例えば10歩など)を決めておき、最初にそれで当日のストロークの状態やグリーンの速さなどをチェックする。

    パット練習は毎回決まった距離から打つことで、ストロークの状態やグリーンの速さをチェックできる

    パット練習は毎回決まった距離から打つことで、ストロークの状態やグリーンの速さをチェックできる

    2.真っすぐなラインから1メートル程度の距離の上りと下りを打つ
    1の確認が終了したら、1メートル程度の真っすぐなラインの上りと下りを打つ。上りは強め、下りはタッチを合わせることを意識する。

    1メートル程度の真っすぐなラインで、上りと下りを打つ。上りは強め、下りはタッチを合わせる

    1メートル程度の真っすぐなラインで、上りと下りを打つ。上りは強め、下りはタッチを合わせる

    3.時間に余裕があればロングパットやアンジュレーションの強いラインも試す
    2が終わったら、ロングパットなどを試すのもあり。カップに寄せることよりも、自分が思った通りにストロークできているかが大切。

    時間があれば、ロングパットやアンジュレーションの強いラインでも打つと安心

    時間があれば、ロングパットやアンジュレーションの強いラインでも打つと安心

    ◇ ◇ ◇

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