【ゴルフのドレスコード】男性ゴルファーが守るべき服装のマナー「これはNG!」
「ゴルフに何を着ていけばいいかわからない」と悩む声をよく耳にします。しかしゴルフの服装には、どのゴルフ場でもOKの服装があれば、逆にどこでもNGの服装もあるので、それぞれの大枠を一度理解してしまうと、とても便利です。この記事では、男性ゴルファーのドレスコードの「OK」と「NG」について、具体例をあげてまとめました。ぜひ参考にしてください。
配信日時:2024年5月14日 07時04分
「ゴルフに何を着ていけばいいかわからない」と悩む声をよく耳にします。しかしゴルフの服装には、どのゴルフ場でもOKの服装があれば、逆にどこでもNGの服装もあるので、それぞれの大枠を一度理解してしまうと、とても便利です。この記事では、男性ゴルファーのドレスコードの「OK」と「NG」について、具体例をあげてまとめました。ぜひ参考にしてください。
1.男性ゴルファーがドレスコードに注意すべき場面
男性ゴルファーがゴルフのドレスコードに注意すべき場面は、以下の2つです。
■行き帰り及びクラブハウス内
■ラウンド中
最近はかなりカジュアルダウンしてきたゴルフファッションですが、「紳士のたしなみ」として発展してきた歴史もあり、“どこのゴルフ場でもおおむね許されない服装”はいくつか存在します。ただし裏を返せば、それさえ除外すれば大恥をかくことはありません。最低限のマナーをおさえ、安心してプレーを楽しみましょう。
2.男性ゴルファーの行き帰りとクラブハウス内のドレスコード
行き帰り及びクラブハウス内と、ラウンド中では、別の服装をすることが基本的なマナーです。入場の際は、ホテルのロビーにいるような雰囲気の服装を心がけましょう。以下のように、スマートカジュアルの服装ならすんなりと雰囲気になじめるはずです。
■テーラードジャケット
■襟付きのシャツ(裾はボトムに入れる)
■スラックスかチノパン
■革靴
格式の高いゴルフ場でも、夏場のジャケット着用は免除されているかもしれません。ただしその際でも、念のため、ジャケットは持参しておく方が無難です。
ジャケットが必要かどうかはたびたび話題に上ります。行き帰りやクラブハウスの服装に悩む位なら、羽織ればそれだけで上品になるジャケットを積極的に活用しましょう。ジャケットを羽織ることで、襟なしのトップスでもOKになるゴルフ場もあります。
男性ゴルファーの行き帰りコーデは靴に注意!
男性の行き帰りの服装では、特に足元に注意しましょう。基本的に、ゴルフシューズで直接行くのはNGですし、サンダルや派手なスニーカーなどもNGです。
×ゴルフシューズ
×派手なスニーカー
×サンダル
×下駄・草履
格式の高いゴルフ場では、スニーカーも控えるべき場合があります。迷ったら革靴を選択し、通い慣れたらそのゴルフ場の雰囲気に合わせるとよいでしょう。ブーツはおおむね禁止されていませんが、丈の長いものやムートンブーツなどは悪目立ちしたり、着脱に手間取ってしまうかもしれません。
ゴルフシューズでの入場については、黙認されている場合もあるでしょう。しかし、外から雑菌を持ち込むと芝が傷んでしまうため、マナーとして控えたいものです。駐車場で履き替えて入場することが許可されているゴルフ場などもありますが、ゴルフシューズは基本的に普段履きしない、と覚えておきましょう。
【これはNG!】男性ゴルファーの行き帰りの服装
いわゆる「ラフ過ぎる・派手過ぎる格好」はNGです。
×デニム・ジャージ・スウェット素材の服
×カーゴパンツ、ジョガーパンツ
×派手な色や柄、迷彩柄、ダメージ加工
なお、夏場などの「ハーフパンツでの入場」はゴルフ場に確認するほうが無難です。ラウンド中はハーフパンツにソックススタイルがOKでも、男性のハーフパンツの入場はNGとなっているゴルフ場もあります。
【これはNG!】男性ゴルファーのクラブハウスの服装
クラブハウスでは、行き帰り同様、「ラフ過ぎる・派手過ぎる格好」はNGです。ハーフ休憩中はラウンドの服装のままで問題ありませんが、以下のような点に注意しましょう。
×シャツの裾を出す
×帽子やサングラス、アームカバーをつけたまま
×タオルを首などにかけたまま
×レインウェアや上着・コート類を着たまま
特に忘れやすいのが帽子とサグラスを外すことです。クラブハウスでは、ファッション小物系のアイテムを外すことを忘れないようにしてください。
3.男性ゴルファーのラウンド中のドレスコード
ラウンド中の基本的な服装は、以下のようなものです。
■襟付きシャツ(裾はボトムに入れる)
■フルレングスパンツ
■ベルト
■キャップ
■ソックス
■ゴルフシューズ
「紳士」のイメージを大切に、落ち着いた色や柄のものを選びましょう。
近年モックネックシャツが流行していますが、格式の高いゴルフ場ではNGの場合もあります。また、襟の高さが低すぎるとTシャツに見えてしまうため、許可されている場合でも3cmほどの高さのものを選びましょう。
【これはNG!】男性ゴルファーのラウンド中の服装
ラウンド中の服装として、以下のようなものはNGです。
×ゴルフシューズを履いていない
×襟なしのトップス
×トップスの裾を出す
×タオルを首などにかけたまま
前述の通り、モックネックはゴルフ場により可不可が分かれます。中には折り返さずに着用するハイネックもNGの場合があります。ハーフパンツについても夏季のみOKなど、ゴルフ場によりドレスコードはまちまちです。迷ったらポロシャツにフルレングスパンツでプレーしましょう。
帽子に関しては、ほとんどのゴルフ場で安全面から強く推奨されている「マナー」です。できるだけ着用してください。
ラウンドにスニーカーはダメ?
ラウンド中のスニーカーは、一般的にはNGです。黙認されている場合もあるかもしれませんが、明確に許可されていない限り、スニーカーでのラウンドは控えましょう。
日常使いしているスニーカーをコースで履けば、付着したさまざまな雑菌で芝生を傷めてしまいます。また、グリップなどの機能面を考えても、素直にゴルフシューズを履いたほうが、好スコアにつながる確率が高まるはずです。
単にスニーカーの装着感が好みなのであれば、スニーカーのように軽快に履きこなせるスパイクレスシューズを検討してみてもよいでしょう。
メタルスパイクが禁止になったのはいつ?
ゴルフシューズであっても、メタルスパイクは避けましょう。近年はどのゴルフ場でも禁止傾向のため入手自体が難しいものと思われますが、金属のスパイクは芝だけでなく、クラブハウスの床や階段も傷めてしまいます。
ところで、今ではゴルフショップでも、昔ながらのメタルスパイクを見かけなくなりましたが、平成11年(1999年)に発行されたゴルフ雑誌『ALBA290号』によると、当時、米国ではメタルスパイク禁止のコースが5,600コースにも達していて、すでにソフトスパイクが主流となっていたようです。
そして、その流れに日本のゴルフ場もようやく乗り出したのが、平成11年(1999年)頃だった、という経緯のようです。
4.まとめ
遊び心のあるゴルフファッションも魅力的ですが、ゴルフの服装に迷ったら、絶対NGを意識しつつ、オーソドックスなスタイルを選びましょう。派手な色や柄のゴルフウェアも、トッププロによる宣伝として例外的に認められたものもあります。そういう意味では、プロのスタイリングは参考程度にとどめるほうが得策かもしれません。
個別のアイテムについては、事前にゴルフ場のウェブサイトや問い合わせで確認しておけば、さらに安心です。
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