桜ゴルフマーケット情報 第三十六回 [2023年8月10日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年8月10日 01時00分
7月相場も値上がりし7カ月続伸
● 月間の平均相場+0.6%、7カ月続伸し年初比+4.5%
● 総額300万円以上が+2.0%と突出、相場を牽引
● 70万円未満・70万円以上のお手頃価格帯も堅調
● 7月の買い注文は売りの1.6倍で今年最高水準
● 動きの鈍かった法人が大きく買いに転じた事が影響
● 夫婦・仲間同士や初めての会員権購入者が目立つ
● 例年、7~8月相場は夏枯れするが今年の7月は活況
7月の関東圏平均相場は0.6%の値上がりとなりました。1月以降、7カ月連続の値上がりで年初比では+4.5%へと上伸しました。
価格帯別では、総額300万円以上が+2.0%と顕著な値上がりをみせたことが特徴的でした。年初比でも一番伸び率の高い価格帯ですが、7月も好調な推移をたどりました。また、70万円未満(+1.5%)と70万円以上(+1.1%)のお手頃価格帯も堅調な推移となりました。
7月の買い注文は売りの1.6倍と今年最高の水準に達するなど、活発な買いがみられました。これまで動きが鈍かった法人が6月下旬の株主総会後、好業績を背景に高額銘柄を中心に一気に買いに転じたほか、個人もリタイアを迎えた夫婦、仲間同士での入会に加えて初めての会員権購入相談が先月同様に目立ちました。過熱相場の反動で売りが市場に滞留している銘柄はあるものの、売りが一巡して割安感の出てきた銘柄には再び買いが集まっています。
例年、7~8月はレジャーや旅行などで会員権市場は夏枯れ状態を迎えます。今年は梅雨明け以降猛暑日が相次ぎ、1898年の統計開始以来最高の平均気温を記録するなどゴルフには敬遠される気候ですが、7月は例年になく賑わいに満ちた市場でした。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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