サッカーチームの専属トレーナーとして約10年活躍した後に、PCP（パーソナルトレーニングスタジオ）へ移籍。現在は勝みなみをはじめ、多くのトップアスリートを担当しているという熊山陽香さん。「セオリーを押し付けない柔軟な指導」をモットーに選手をサポートしている。

「私は選手の感覚とトレーナーの提案がマッチしたときに、一番いい結果が生まれると考えています。単に一般的なトレーニングメニューの押し売りでは意味がありません。選手は目指しているものがありますから、そこを聞き出して達成するための方法論を伝え、本人が納得したら実践します」
 
コミュニケーションを大切にし、選手に寄り添いながら目標達成に向けたサポートを行う。このように人の役に立ちたいという気持ちを持つと、最適なトレーニングを提案するうえで必要な観察眼や探求力も身に付くという。
 
「トレーニング以外では睡眠や食事面のサポートなど、仕事は多岐に渡ります。パフォーマンスはこれらが噛み合って発揮されるので、どれも大切な要素です」
 
そんなトレーナーの気になる年収は？　職業情報提供サイト（日本版O-NET）「jobtag」によると、約383万円だった。
 
年収は雇用形態や経験値などでも異なり、トレーナーは自営業やフリーランスの人も多い。熊山さんいわく「働き方によっては年収1,000万円以上になるケースもあると思います」とのことだ。
 
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