初めの一歩に最適な『ミニ株』、いい銘柄を見抜く3つの法則を教えてもらった!【老後のゴルフ資金作り】
機は熟した。ミニ株、端株の実戦購入法を手取り足取り教わってきた編集Kは、ついにミニ株購入を決断。今回は、数ある推奨銘柄から、最初の一株を絞り込む。
配信日時:2024年3月19日 06時30分
物価高のあおりを食って金欠気味のゴルフ雑誌編集者Kのもとに「低リスクで少額投資が可能な株がある」という耳寄りな情報が舞い込んできた。ミニ株とは、1単元(100株)に満たない株で、基本的には1単元の10分の1単位で買える。リタイア後に「夢のゴルフ三昧生活」をもくろむ今のKにピッタリのおすすめミニ株銘柄をトレーダーの若林史江さんに聞いた。
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ーー株式投資は低価格でもできるし、手数料も無料の所まである! 初心者の僕にだってできそう! ゴルフの名手も株の専門家も、誰でも最初は初心者だったんだ! やるぞ~。
そのヤル気、大事ですよ(笑)。では始めましょう。
ーーまず買うにあたって、注意点はありますか?
ミニ株や端株を積み立てて長期に渡り保有する銘柄を購入する場合、ポイントが3つあります。まず1番目は世の中が欲しているか否か。現代をさらに発展させ、生活を変え豊かにし、その技術が時代に即しているかを見極める必要があります。
ーーそれだけでも、かなり絞られますね。
ハイ。その技術が独占だったり、世界の多くのシェアを持っていれば、なおさらその企業は伸び続ける=株価は長期的に上昇するでしょう。
ーーそういう株ならバーディ間違いなし。2番目は?
食い付きがすごい(笑)。2つ目は世界的テーマや国策になるもの。例えばコロナ禍が加速させたDX化(企業のデジタル推進)や脱炭素化。そこには必ず特需が生まれ、大きく企業が伸びるチャンスになります。
ーーカーボンニュートラルですね。ゴルフもこれから関連するかも……。
3つ目は生活に密着していて絶対になくならない事業であるか。例えばインフラだったりエネルギーであったり。
ーーだいぶ絞られてきました。さあ。買いに行こう!
ちょっと待ったあ! この3つに加え、株主還元をしているか否かも大事なポイント。株主還元は株価上昇の起因になります。この株主還元を積極的に行う企業は株価をしっかりと意識している経営陣と言っても過言ではなく、長期株価上昇の大事な原動力となります。それからもうひとつ。株主優待だけでなく「配当」も、ミニ株・端株でもらえることを付け加えておきます。ゴルフと一緒で焦らずにじっくり選びましょう。
すべて踏まえたうえで、積み立て購入前提での私のオススメ銘柄がこちらの7つ。参考にしてみてください。
・三菱UFJフィナンシャルグループ
・日本電気(NEC)
・INPEX
・キヤノン
・力の源HD
・トヨタ自動車
・サイゼリア
【覚えておきたい用語】
証券コード:証券取引所に上場する企業に与えられた識別番号。23年までは数字4桁で設定されているが、2024年から新たに上場した企業には「130A」のように英文字が入ったコードを使用
配当性向:税引後の利益である当期純利益のうち、どれくらいを株主配当金の支払いに向けたかを示す指標。1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)で計算する
■若林史江
20歳で株式投資を始めた元祖・美人トレーダー。近著に『証券口座の開き方から教えます! 投資の学校 1年生1学期』(宝島社)。TOKYO MX『5時に夢中!』出演中。ゴルフ歴23年、ベスト76
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