桜ゴルフマーケット情報 第四十一回 [2023年9月21日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年9月21日 01時00分
今年の法人は名門・準名門・中堅上位に厚い買い
● 昨年に比べて注文がやや細るも買いが先行
● トップは300~500万円未満で全体の31%、2位は1,000万円以上、3位は500~1,000万円未満、予算が減ってきている
● 上位人気は名門が最多で次いで準名門・中堅優良と続く
● 地区別では都心近郊地区が約3分の2を占める
● 引き続き不要コースを処分して名門回帰の動き
23年の法人は、大幅に買いが増えた昨年の反動から注文はやや細り気味ですが、買いが先行する状態で推移しています。とくに夏市場では大幅に買いが先行しました。
1~8月間の法人の買い注文は、価格帯別にみると総額300~500万円未満が3割余で最も多く予算は抑制傾向ですが、1,000万円以上が約3割、500~1,000万円未満が2割弱で高額価格帯が全体の約半数を占めているのが特徴です。
一方、地区別では埼玉県の20.3%に加えて千葉県17.6%、神奈川県16.6%、東京都9.7%で、都心近郊地区が全体の約3分の2にのぼっています。その他では茨城県の名門コースや、静岡県、山梨県、長野県、北海道、沖縄のリゾートコースに買いが散見されます。
個別銘柄では、法人の買い注文がより多く集まった人気トップ30では、各地区を代表する1,000万円以上の名門が最も多く、次いで300~1,000万円未満の準名門や中堅上位の優良コースとなっています。
法人の不要コースの処分は続いていますが、こうした法人の価格帯上位コースに厚い買い動向が今年1~8月の相場上昇(+4.8%)の一翼を担っています。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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