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    衝撃の事実……アマチュアがちゃんと打てるのは7番アイアンから!? 6番ですら危ういことが明らかに!

    アマチュアゴルファーがアイアンの番手間の距離を正しく打ち分けるのは難しいといわれるが、その原因をプロとアマの弾道比較で調査した。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年4月11日 09時53分

    • ゴルフライフ
    ダウンブローに打つと芯に当たるので、ロフトなりに球が上がってレベルブローよりも飛距離が出る。PWからSWの間の距離は、スイングの大きさやスピードは変えずにロフトを立てて捉えることで打ち分けるという。ダウンブローに打つことでキャリーもトータル飛距離も一定の階段ができ、番手による球の高さの差も少ない
    ダウンブローに打つと芯に当たるので、ロフトなりに球が上がってレベルブローよりも飛距離が出る。PWからSWの間の距離は、スイングの大きさやスピードは変えずにロフトを立てて捉えることで打ち分けるという。ダウンブローに打つことでキャリーもトータル飛距離も一定の階段ができ、番手による球の高さの差も少ない
    • 5番から7番のキャリーの差が少ない。レベルブローに打つことで初速が不足し、球の高さが出ないのが原因
    • 【テスト方法】プロアマ2人のテスターが、自身の5番アイアンからSWを芝の上からフルショットし「トラックマン」で弾道を計測。明らかなミスショットを除く5球の平均値を算出した
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    アマチュアには5番アイアンを打ちこなすのは難しい、というのはかなり昔から言われてきた話。アイアンセットは6番からが主流になり、5番アイアンの代わりになるUTのラインナップも増えてきた。だがそれと同時に、アイアン製造の技術も進歩し、5番もやさしくなっているはず。もしかしたら、ちゃんと打てるのでは? ということでプロとアマにアイアン全番手を打ってもらい、飛距離の階段をチェックした。

    上手い人はティグラウンドの時点で「グリーンの傾斜」も把握している! ピン位置のチェックだけでは足りないワケ

    調査の結果、プロは番手間の距離の階段が、キャリーもトータル飛距離もほぼ一定だった。それに対しアマチュアの鈴木さんは、トータル飛距離では一定の階段ができているが、長い番手でキャリーの階段が詰まっていた。

    【アマ鈴木さんのアイアン飛距離の階段】
    5番アイアン キャリー152.5Y トータル177.1Y
    6番アイアン キャリー149.2Y トータル167.4Y
    7番アイアン キャリー142.3Y トータル156.7Y
    8番アイアン キャリー133.6Y トータル145.8Y
    9番アイアン キャリー123.3Y トータル134.3Y
    PW キャリー113.0Y トータル122.6Y

    「普段ラウンドではトータル飛距離を基準に番手を選んでいたので気付きませんでしたが、5番から7番のキャリーがこんなに詰まっているとは思いませんでした」と言う鈴木さん。これに対し飯沼は、「ランの距離は傾斜や地面の状態で変わるので、アイアンでグリーンを狙うときはキャリーを基準に番手を選ぶのが正解です。アマチュアで5番6番7番アイアンのキャリーの距離が近い人は多いですが、その主な原因は打ち方にあります。5番や6番はロフトが少なく長さもあるので、ほとんどのアマチュアはきちんと打ち込めていません。しかし、アイアンはどの番手もダウンブローに打たないとフェースの芯に当たらないので、レベルブローに打つと初速が落ちてしまうのです。ヘッドスピードが40m/s以上あって5番や6番が苦手な人は、しっかり左に体重移動をしながらダウンブローを意識して打つと、ナイスショットが増えて適正なキャリーが出ますよ」(飯沼)

    今回はアマチュア1人の結果だが、大多数に同じ傾向が当てはまるとも。5番が打てるどころか、6番も危ういという結果は衝撃だ。またUTが1本増えるのか、なかなか難しい問題である。

    プロ:飯沼大輔
    いいぬま・だいすけ/1978年生まれ。現在は「Accuracy Golf Studio」で代表を務めている。使用アイアンはプロギア「PRGR 00」ドライバーのHSは47m/s

    アマチュア:鈴木 忠さん
    すずき・ただし/1969年生まれ。平均スコア96、ゴルフ歴23年、ラウンド数は月4回。使用アイアンはタイトリスト「AP3 718」。ドライバーのHSは40m/s

    ◇ ◇ ◇

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    ゴルフのギモン調査隊

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