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パターの長さはどう決める? プロを参考に自分に適正な長さを考える

パターの長さはどう決める? プロを参考に自分に適正な長さを考える

使用するパターの長さは非常に重要です。パターの長さが自分に適切なものであるかどうかは、ストロークの安定性と距離感に大きく影響するからです。今回はプロが実際に使用しているパターを参考に、自分に適正なパターの長さを考えてみます。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年5月21日 18時00分

1.標準的なパターの長さは?

一般的に、32〜35インチのパターが最も使用されている長さです。1インチは「2.54cm」なので、例えば33インチですと「83.82cm」に相当します。ゴルファーのパッティング時の構え方によって最適な長さは異なり、個々の身長やスタンスに合わせて選ばれます。

32インチ=81.28cm
33インチ=83.82cm
34インチ=86.36cm
35インチ=88.90cm

また、通常のパター以外にも、中尺パター(約40インチ前後)や、長尺パター(約45インチ以上)といったバリエーションも存在し、さまざまなパッティングスタイルに対応します。

パターの長さにルールはあるの?

ゴルフ公式ルール(用具規則一般4)では次の通り、クラブの「全長」が18インチ(45.72cm)以上でなければならないと記載されているため、パターも同様に18インチ以上の長さが必要です。

その一方で、パターに関しては、どれだけ長くてもルール上問題はありません。

クラブの全長は18インチ(457.2mm)以上でなければならず、パターを除いては48インチ(1,219.2mm)を超えてはなりません(付属規則Ⅱ、1c)

2.プロが使っているパターの長さ

パターはドライバーやアイアンなどと違って、プロゴルファーと同じモデルに手を出すことができるクラブです。

ここでは、プロが使用しているパターと、そのパターの長さ、および各選手の身長も併せて紹介しますので、ご自身のパターの長さを考える参考にしてみてください。
※現在使用しているものと異なる場合があります

・ 松山英樹(身長181cm)
松山英樹は長さ34インチのパターを使用しています。使用しているエースパターは「Scotty Cameron ニューポート2」とされています。

松山英樹のパターについてはこちらの記事も:パターの大定番『ピン型』 松山英樹がずっと愛用し続ける理由は?【ギア豆知識】

・畑岡奈紗(身長158cm)
畑岡奈紗が使用しているパターは「CHAMBER(チャンバー)」です。パターの長さは33インチを使用しています。

畑岡奈紗のパターについてはこちらの記事も:畑岡奈紗さん その”真っ黒パター”なんですか?

・菅沼菜々(身長158cm)
菅沼菜々が使用しているパターは「PING 2021 PUTTER TYNE C(タイン C)」です。パターの長さは33インチを使用しています。

菅沼菜々のパターについてはこちらの記事も:菅沼菜々、新作1W&5Uを即投入V「こんなに曲がらなかったことがない」【勝者のギア】

・西村優菜(身長150cm)
西村優奈が使用しているパターは「オデッセイ Ai-ONE ROSSIE S」 です。パターの長さは31.5インチと短めの長さになっています。

西村優奈のパターについてはこちらの記事も:長年の悩みを解決した3番Wは「やさしくて飛んでくれる」 西村優菜はグリーン上でも“大変化”【春のクラブチェック】
西村優奈のパターについてはこちらの記事も:西村優菜が練習で取り入れている“合掌グリップ”は「背中を動かさないと打てない」

3.適性よりも長めのパターを使うメリット

長めのパターを使用することには、特にストロークがゆっくりで、しばしパットがショートする人にとっては、距離感を改善するメリットがあります。

長いパターを使用することで、遠心力が増し、力を入れ過ぎることなく自然にボールがコロがるようになるからです。

これは特に、速いグリーン上で有効で、ゴルファーがストロークのスタイルを変えることなく、より距離感が出しやすく、フィーリングを得られるようになります。

4.適性よりも短めのパターを使うメリット

短いパターを使うことには、特にストロークのリズムが速い人にとっては、メリットがあります。

短めのパターは、ストロークのテンポを自然と速め、ショートする傾向を改善するからです。特に遅いグリーンで、距離感が出しやすくなるのが特徴です。

短いパターは操作性が高く、より短い距離での精密なタッチが求められる場面で効果を発揮するでしょう。

5.まとめ

パター選びにおいては、一般的に32インチから35インチの範囲で、自分の身長に合わせて選ぶことが基本です。

しかし、個々のパッティングスタイルに合わせて、目安よりも長いパターや短いパターを選択することも有効な手段です。例えば、ゆっくりとしたストロークのプレイヤーは長めのパターを、リズムが速いプレイヤーは短めのパターを選ぶと良いでしょう。

ヘッドの形状だけではなく、パターの長さの観点からも、一度自分に適切なパターを見直してみてはいかがでしょうか。

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