最新無人芝刈り機からバンカーレーキ ゴルフ場にあるアレの値段を調べてみたらビックリ
ゴルフ場でしか見かけないものはたくさんあるが、その値段はいったいいくらなのだろう?
配信日時:2024年5月3日 03時15分
ゴルフ場ならではの機材や小物は、かなりいろいろな種類のものがある。実はこれ、結構なお値段がするものも。ここではゴルフ場でしか見かけないもので、値段の想像がつかないものを調べてみた。
●乗用カート→120万円
ガソリンカートの4人乗り、ナビ付きで約120万円。しかし今後はSDGs、カーボンニュートラルなどの視点からリチウムイオン電池の電動カートが主流になってくると言われている。ちなみに軽自動車が安いグレードなら120万円ほど。そう考えるとカートは意外に高い?
●最新無人芝刈り機→2,200万円
全自動芝刈り機は栃木県の鹿沼CCが導入している。製造元によれば、1台の価格は2,200万円だと言う。有人の最新鋭機の倍はするというが、これまでは不可能だった深夜の芝刈り作業が可能になることで、昼に芝刈り作業をしていた担当者を別の業務に振り分けられるメリットがある。この他にも芝を回収するスイーパーなど、さまざまな機械がコースメンテナンスには必要だが、数百万円はするものが多い。
●エアシューズクリーナー→50万円~
シューズについた芝や泥をエアガンで吹き飛ばすのがエアシューズクリーナー。「コロナ禍から受注が増えています。ゴルフが密にならないスポーツということで盛況になり、それに伴うコロナ特需が結構ありました」(メーカー関係者)。工事仕様となると100万円越え、据え置き型だと50万円が目安。水受けが付いているものは税別で140万円(岩下電機)。ステンレスの足置き台は、汚れや錆びに強く半永久的に使える。エアーコンプレッサーは別売で、エアガン4本のタイプで64万円から72万円。
●バンカーレーキ→3,700円~
バンカーをならす道具がバンカーレーキ。3,700円から9,400円まで。木製のものか
ら、軽量のアルミ素材のものまである。
●レインウェア用乾燥機→125万円
大、中、小の3種類があり、18ホール用では125万円。競馬場や消防署、道路公団など、屋外と屋内を往復する作業が多い企業や団体からのニーズが多いという。「ゴルフ場で使ってみて、じゃあうちでも、というケースはよくあります」( メーカー関係者)。
●ピンフラッグ→6,300円~
旗とポールは別々に売られている。ポールは安いもので5,000円程度から20,000円までと幅広い。フラッグも無地であれば1枚1,300円というものもあるが、ホールの番号付きでアウト9枚セットで41,000円。インも合わせれば18ホール分で8万2,000円。ゴルフ場のロゴを入れればさらに高額になる。一番高いポールは18本で36万円。フラッグが番号付きならピンフラッグ全ホールで44万2,000円になるわけだ。
●ティマーク→1,000円~
これもピンキリで、木目のものやボール型のものなどデザインも多彩。シンプルな安いものでは1,000円程度からあるが、ホールの番号やヤーデージ、パー数などを入れるタイプだと3万円近くする。
●ボール洗い機→67,900円~
ティーイングエリアの脇に、ポツンと立っていることが多いセルフ式ボール洗い機。上部からボールを入れ、脇にあるハンドルを回してブラシにより洗浄する。本体6万2,400円、支柱5,500円。上部からボールを入れて上下させ、水と洗剤とブラシでキレイにするタイプもあり。グリーンが空くのを待つ間に使用してもらうのを意図して、18ホール中パー3の4ホールに設置するケースが多い。
●ホールカップ→9,400円~
1個9,400円~19,700円。心地良い音が出るように細工されたものや、音のしない海外製のものなど、さまざまなタイプがある。18ホール必要になるし、練習グリーンに使用されれているケースも多い。
●スタート抽選器→31,800円
この入れ物が2万8,000円。打順が入った棒が、4本セットで3,800円。今はティを投げて、細い方の先が指した方向にいた人から時計回りであったり、じゃんけんで決めるケースもあったりするが……。
●ホールカッター→約50,000円
プロの試合でプレーオフのホールが繰り返されたときに、この器具を目にした人も多いはず。グリーンにカップを切るときに使う。これも1台5万円前後と、なかなかのお値段。
●ティボウリング→13,280円
上から突き刺せば、ティの刺さる穴が開く。なんと13,280円となかなかのお値段。全ホール置く場合には23万9,040円かかる勘定。
取材・文/日本ゴルフジャーナリスト協会会長・小川朗
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