現地時間9日にフロリダで開催された米国女子ツアー「全米女子オープン」の予選会。同大会の公式ツイッターで公開された動画に映る、ベラ・シモエス（ブラジル）という少女に注目が集まっている。

「ベラ・シモエス（Bella Simões）」と紹介され、ティイングエリアに現れた少女は、堂々とした振る舞いを見せた。ベラはボールをセットすると、一度素振りをして後ずさり。目標を定めてアドレスし、ダイナミックかつ華麗なスイングを見せた。フィニッシュ後には、ナイスショットを確信したのか、タイガー・ウッズ（米国）のようにクラブをクルクルと回し、ボールの行方を見守っている。

堂々とした振る舞いで1番ホールをスタートしたベラ。小柄であるため中学生くらいかなと思いきや、なんと彼女はまだ9歳だという。実は彼女「U.S.KIDS GOLF World Champions」を3度制覇するなど、輝かしい結果を残している実力者。

しかし予選会は1日で36ホールを回るというタフなもの。さらに、約6500ヤードという設定は、9歳にとってかなり過酷だ。それでも「85」「82」でラウンドし、59位タイと頑張りを見せた。

9歳でこの完成度であれば、体が出来上がってきたときがさらに楽しみになる。ちなみに、「全米女子オープン」の最年少出場記録は、2014年に記録されたルーシー・リー（米国）の持つ11歳8カ月19日。2013年8月生まれのベラがこの記録を破るには、来年がラストチャンス。来年は予選会を突破し、本選でトッププロたちとラウンドする動画が話題を集めてほしい。