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    ラウンド中の尿トラブル解消! 3か月続ければプレーを妨げる急な尿意が解消する「骨盤底筋群体操」ってなんだ?

    「おしっこが近くて、プレー中も次のトイレの場所ばかり気にしている」「急激な尿意に襲われて、大事なパッティングがおざなりに」。そんな経験、ないだろうか。尿トラブルを年のせいと諦めるのはもったいない。おしっこの悩みを解決するヒントをお届けしよう!

    配信日時:2024年4月16日 01時45分

    • ゴルフライフ
    イラスト・内山弘隆
    イラスト・内山弘隆
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    加齢とともに、膀胱や尿道も老化する。すると、プレー中にしょっちゅうトイレに行きたくなったり、急な激しい尿意でもれそうになったり……。尿トラブルを防ぐ方法について、順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授の堀江重郎先生に教えてもらった。

    心配なのは尿トラブルだけじゃない「40代から始めたいボケ防止! ラウンド中に認知症予防プログラム“コグニサイズ”を実践しよう」

    おしっこの悩みを抱えているなら、我慢せず、すみやかに泌尿器科を受診するのがおすすめという堀江先生。
     
    「前立腺肥大症であれば、尿道を広げて尿を通りやすくしたり、男性ホルモンが前立腺に働きかけるのを阻止するような薬などを使います。また、レーザーで前立腺をくり抜いたり、ロボットで前立腺を蒸散させる手術を行う場合もあります」
     
    とはいえ、薬の効効果は、限定的だという。
     
    「治療をしている患者さんにも、生活習慣を改めたり、尿道まわりの筋肉をトレーニングすることも指導しています。生活習慣で気をつけたいのは、水分のとりすぎ。寝る前の飲酒を避けることも、夜中の頻尿改善につながります。また、太ると活性酸素の量が増えて血管がさびつき、膀胱の柔軟性が低下。筋肉量が減って水分のプール量が減れば、尿トラブルが進行しやすくなります。ゴルフで体を動かして肥満を防ぐことも、尿トラブルの予防・改善に役立ちます」
     
    尿道を締める役割を果たす骨盤底筋群や、尿道、肛門をエクササイズで鍛えるのも非常に効果が高いそう。堀江先生が患者さんにも指導しているというエクササイズを紹介。快尿ゴルフを目指して、さっそく今日から始めてみよう。
     
    ●骨盤底筋群体操
    弱った骨盤底筋群を鍛えることで、尿道を締める力が復活。毎日続けると、3か月ほどで効果を実感できる。
     
    やり方
    1 あおむけになり両ヒザを立てる。
    2 お尻を引き上げ10秒キープする。このとき腰を反らせず、肛門をクッと締める意識を持つこと。3回くり返そう。
     
     
    ●肛門エクササイズ
    肛門を締めることで、膀胱も連動して刺激され、膀胱の柔軟性が高まる。尿をたくさんためられるように!
     
    やり方
    肛門を奥へと引き込むイメージで、肛門に力を込めて5秒キープ。これを10回くり返す。立ったままでも、イスに座って行ってもOK。
     
    ●尿道エクササイズ
    膀胱の筋肉のエクササイズ。おしっこをスッキリ出し切る力が高まる。
     
    やり方
    トイレでおしっこをする際、途中で止めて3~5秒我慢する。我慢し過ぎると膀胱炎になる恐れがあるので無理のない範囲で行おう。
     
     
    教えてくれたのは
    堀江重郎先生
    ほりえ・しげお/順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授。日米の医師免許を持ち、泌尿器科学、腎臓学、分子生物学、臨床腫瘍学の研鑽を積む。帝京大学医学部主任教授など歴任後2012年より現職。共著に『順天堂大学教授・泌尿器科の名医が教える 頻尿 尿もれがみるみる改善する食べ方大全』(文響社)など。
     
    ◇ ◇ ◇
     
    ●同伴者と6時間近く一緒に過ごすゴルフでは、空気を読まないといけないシーンが多数存在する。アナタに非がなくても相手の地雷を踏んでしまう可能性も……。関連記事【同伴者のスカートの中が見えそう!「こんなとき、どうする?」】

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