車も電車もアクセス良好。予算190万円前後はかなりお値打ち
1964年開場。牛久阿見ICから約6分、電車利用でも牛久駅(上野から約50分)から全日運行・予約不要のクラブバスで約10分とアクセスのいい18ホール林間コース。
2021年5月にそれまでの日鉄日新ビジネスサービス株式会社(日本製鉄系列)から太平洋クラブに経営が移ったが、太平洋クラブ共通会員制の枠組みとは別に独立運営を続けている。
オリジナルのコースデザインは台湾プロゴルファーの草分けとして活躍し、全米オープンに出場。設計家としても京葉カントリークラブ、土浦カントリークラブなど多くのコースを手がけた陳清水によるもの。アウトは比較的素直なレイアウトのホールが続く本格的な林間コース、インは林越え池越え、ドッグレッグなど変化に富んだデザインで、距離は全体に短めだが一筋縄ではいかない面白さがある。
さらに2022年4月には井上誠一最後の弟子・嶋村唯史が現代のプレースタイルに合わせたコース改修を行った。IPを250Yに設定し、ティやバンカーを新設・変更するなどしてターゲットがより明確に。「攻略する楽しさが増した」、「好スコアが期待できる」といった声も聞かれている。
ラウンドは原則として全組キャディ付き。以前は歩きだったがGPSナビ付乗用カートを導入した(コンディションによりフェアウェイ乗り入れもOK)。
練習施設はドライビングレンジ50ヤード10打席と小ぶりながらアプローチ・バンカー練習場を併設している。
会員数は正会員1,019名・平日会員(土曜可)252名。居住地別に見ると東京都在住が最も多く38.9%。以下、千葉県在住27.6%、茨城県在住24.3%と続く。
会員は1人でフリー来場OKで、メンバータイムは平日6組、土日祝12組を確保。
クラブ競技は年間40日開催しており、月例杯・開場記念杯・理事長杯・クラブ選手権・シニア選手権・グランドシニア選手権・レディス杯・スクラッチ競技のほか、新年杯・水曜杯・春分の日杯・桜花杯・家族競技・敬老の日杯・スポーツの日杯・キャプテン杯・菊花杯・クリスマス杯・ラストコール杯など充実の内容。参加率も高いという。
名義書換料は正会員110万円、平日会員(土曜可)55万円。年会費は正会員55,000円、平日会員(土曜可)27,500円(いずれも税込)。入会に必要な費用の総額は190万円前後で推移している。また、メンバー同伴ゲストにはビジターフィから平日2,000円引き、土日祝8,000円引きの優待がある。
都心から約1時間とアクセスがよく経営しっかり。コースメンテナンスもいい。推薦者(メンバー)が2人必要など入会審査が厳しいとの声もあるが、見方によってはそれも安心材料。条件さえクリアできればかなりお買い得といえるだろう。知り合いにメンバーがいない人は、まず会員権業者に相談してみることをおすすめする。
基本情報
金乃台カントリークラブ
http://kinnodai.com
茨城県牛久市柏田町3432
TEL:029-872-0182
開場日:1964年10月4日
コース設計:陳 清水、改修:嶋村 唯史
アクセス
・車
圏央道/牛久阿見ICから4km約6分、つくば牛久ICから8km約13分
・電車
JR常磐線/牛久駅からクラブバス約10分
ヤーデージ
18ホール パー71
BACK 6,322Y
REGULAR 5,999Y
GOLD 5,609Y
RED 4,804Y
コースレート70.4
(いずれもKグリーン使用時)