PGAやLPGA、JGTOなど、プロが出場する大会をはじめ、アマチュア向けの競技やペアマッチなど、さまざまなゴルフトーナメントが開催されているが、7大陸を股にかけて行われる「インターコンチネンタルゴルフトーナメント」ほど壮大なゴルフ競技はないだろう。
11月6日~16日にかけて開催予定の同競技は、ギネス世界記録保持者であり、マラソンのレースディレクターとしても名高いリチャード・ドノバン氏が主催し、7日間で7大陸を横断しながら、各大陸を代表するゴルフコースでラウンドするというもの。
アメリカのフロリダ州・ジャクソンビルに始まり、ブラジル、ポルトガル、オマーン、オーストラリア、南アフリカと渡り、最終目的地はなんと南極。各大陸のゴルフ場ですら、我々一般ゴルファーからしたら物珍しさに胸躍るが、南極でゴルフとなればその感動は想像を絶するだろう。
広大な氷原と壮大な風景を背景に、ピッチ&パットスタイルのティオフを行えるそうで、他では絶対に味わえない貴重な体験ができることは間違いなし。ちなみに、南極には9ホールのディスクゴルフ場はあるそうで、過酷なことに変わりないがスポーツができないことはないようだ。
とはいえ、7日間で気候が全く異なる地域を7か所も巡り、さらにはゴルフをプレーするのだから、体力面に自身がある人でないと制覇できない過酷なトーナメントではある。
前代未聞のゴルフトーナメントなだけあってギネスにも申請中だそうで、もし申請が通れば、参加者はギネス記録保持者になれるかもしれない。そんな何から何まで壮大なスケールの競技に参加するには費用も桁外れで、1,500万円が必要になる。
この参加費には、すべてのコースでのプレー代や移動にかかるプライベートジェット機の費用、英語圏の医師の同行費、出発までのアドバイス及び申請手続き料などが含まれる。参加対象者は世界中のゴルファーで、定員は60人。日本人の参加枠もあるという。
条件的に参加できる人はかなり限られるだろうが、ゴルフ史に新たな1ページを刻める貴重な体験になることは間違いない。南極でティショットを放つゴルファーの姿をぜひとも見てみたいものだ。
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