ゴルフが下手になったのは目の老化のせい⁉ 「ショートゲームで距離感が合わない」「3パットが増えた」人は危険信号
「年のせいか、昔のようなスコアで回れない」「あれ? と首をかしげるミスが増えた」とお嘆きの方。その原因は、筋力不足や飛距離低下ではなく、“目の老い”にあるのかも。目の老化がもたらすゴルフへの悪影響や、それを防ぐ対策方法を紹介。
配信日時:2024年11月26日 04時00分
「目の老化によって、ゴルフがグンと下手になる」と話すのは、眼科専門医で医学博士の平松類先生。なぜ目の老化がゴルフに影響を及ぼすのだろうか。
「目をつむって片足立ちするとフラつくように、視覚からの情報量が減れば体を真っすぐ保てません。微妙な傾斜が分かりにくくなりますし、スイングも不安定になります」
目の老いといえば、代表的なのは老眼だ。手元が見えにくくなる現象と思いがちだが、予兆は別の症状として現れるという。
「ピンやボールなど見たいものに視線を合わせたとき、ピントが合うまで時間がかかるようになります。こうした目の老化は、個人差はありますが35歳ごろからスタート。それがだんだんひどくなり、手元にピントを合わせられなくなるのです」
目の機能が衰えれば、当然、距離の確認やグリーンでラインを読むのも苦手になる。
「見えないものを一所懸命見ようとすると、脳も疲労します。するとプレーが雑になりますし、帰りの運転もつらく感じるようになります。さらに視覚からの情報量が減ると、脳が処理する情報量も激減し、認知症になりやすくなります」
『見える』をキープすることは、スコアアップだけでなく、ゴルフ寿命の延長や認知症予防にも役立つというわけだ。
そして、今起こっているミスの傾向から、目にどんなトラブルが起きているのか予想できるという。自分に多いミスショットから、目の状態を探ってみよう。